2011年04月22日

東京都知事選で石原が再選したのはなんで?~人々の意識はどうなっている?~

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こちらからお借りしました
 
去る4月10日統一地方選挙が行われ、各地で知事選・市議選が開催された。
民主惨敗が騒がれた前半戦だったが、今回はその中でも東京都知事選に注目してみたい。
東日本大震災の影響で選挙そのものの報道が少なかったとは言え、その中でも注目されていたのが石原・東国原・渡邉・小池の4名で、今回当選したのはご存知の通り、石原慎太郎元東京都知事。
気になったのが石原慎太郎のみ原発推進派で、その他3名が原発反対派であるということ。
3月10日の東日本大震災に端を発する東京電力福島第一原子力発電所の問題が連日取りざたされており、原発への危機感・忌避感は日を追って増している。その中にあって、唯一原発推進派である石原慎太郎が当選したのは何故なのだろうか?
 
 

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●都知事選注目の4名それぞれの経歴と得票率は?
 

          得票率       経歴       推薦・支持      対原発
石原慎太郎   43.40%    元東京都知事  都議会自民・公明  推進
東国原英夫   28.06%    元宮崎県知事  無し           反対
渡邉美樹     16.81%    『和民』会長    都議会民主      反対
小池晃      10.35%    元参議院議員  共産           反対

 
→原発推進派の石原が他に差をつけて当選出来たのはなんで??
 
●社会全体の意識潮流は?
 
人々が何を期待し石原が当選したのか、その意識潮流を探る。
 

貧困消滅→社会の行き詰まり→収束不全→秩序不安⇒秩序収束【安定・保守の潮流】
             ↓                                    ○⇒【風穴期待】
           既存制度には期待出来ない⇒なんとかして欲しい【変革期待の潮流】

 
1970年の貧困消滅を機に人々の期待の中身は大きく変わった。しかし既存の社会制度は変わっておらず、人々の期待とズレた社会制度がうまく機能するはずもなく、社会は次第に行き詰っていった(ex.特権階級の暴走・自殺者△・国債900兆円)。
 
生活の基盤である社会がぐらついている状態は、人々にとって本能レベルでの秩序不安を引き起こし、その不安感が既存の秩序・制度へと収束させている【=安定・保守の潮流】。就活生の多くに見られる大手志向・地元収束もこの潮流によるものである。
一方、社会に対して全く期待が持てない人々は、既存の制度を変革してでも「なんとかして欲しい」と期待するようになる【=変革期待の潮流】。小泉元首相が首相になる際に巻き起こったフィーバーや、学生のベンチャー企業志向も、変革期待から来ている。
 
これら【安定・保守の潮流】と【変革期待の潮流】は、一見すると相容れない潮流ではあるが、社会全体を俯瞰した場合大きくこの2つの潮流が混在しているとともに、一人の人間の意識状況を見ても混在しており、これら2つの合流点に【風穴期待】がある。
 
定義するとすれば『既存の枠組み・制度に収束しつつもその中での変革を期待している』といったところか。
 
●風穴期待の先に石原がいる
旧来の官僚を中心としたインナーサークルには今や誰もが胡散臭さを感じており、可能性は全く感じていない。今回の東日本大震災で言えば、東電-官僚-学者-マスコミ-そしてまた東電という閉鎖的なつながりの外の一般大衆には事実が発信されていないことからも、ここに可能性が無いのは明らかである。
 
石原の持つイメージは、『話している内容は保守的、しかし官僚(=既存体制)を過激な言動で批判し続けている』であり、風穴期待に合致していると言える。
 
但し注意しなければならないことがある。そもそも社会がここまで行き詰ってしまったのは政治家も含めた社会制度と大衆の意識とのズレに原因があるため、実は政治家にもあまり期待してはいないというのが実情。
今回の石原に対しても積極的に期待しているとはとても言えず、「言っていることはよくわからないけれど、石原ならなんとなく言ってくれそう」程度の期待でしかない。
 
 
●原発推進か否かは関係無い
こうして考えてみると、今回の選挙においてそもそも大衆の判断軸に「原発どうする?」が無かったのではないか。選挙前の報道内容を改めて振り返ってみても、原発へのスタンスが議論の中心になってはいない。
 
しかしそうなると今度は、ここまで大きな問題となっている原発問題解決が期待されない選挙に意味があるのだろうかという疑問が湧いてくる。
 
●年代別投票率から見えるもの → 選挙制度の全面的行き詰まり
  
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こちらからお借りしました
 
年代別投票率を見てみると、相変わらず20代の投票率は低い。しかし、日常接する多くの20代と話をしてみると、政治的関心は年々強まっていると感じる。むしろ「社会を本当になんとかしたい」という想いは20代の方が他の年代よりも強いだろう
 
『社会意識は高いのに投票率は低い』というこのねじれ現象は『選挙制度を含めた政治体制の全面的な行き詰まり』を表しているといえるのではないだろうか。
若い人程「選挙で票を投じても社会が良くなる気がしない」感覚も強いだろう。
 
今後、社会閉塞を突破しみんなが可能性を感じる社会を作っていくためには、今の人々の期待に応えうる新たな制度・仕組みを模索していく必要がある。
そのためには、これからも様々な事象の事実構造や人々の意識・期待を追求し続けていくことが重要だ。

List    投稿者 tibatosi | 2011-04-22 | Posted in 未分類 | 8 Comments » 

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コメント8件

 通りがけ | 2012.01.27 23:38

私が危惧するのは消費税や政局をマスゴミがスクラム報道している隙に米軍が日本の基地を拡大強化することです。
沖縄で今まさに起こっている防衛局の暴力や岩国で今まさに起こっている米軍基地住宅売渡し問題。これは震災とは違う人災であり、原発事故後の政府対応と寸分たがわぬ憲法違反の棄民売国政治犯罪です。国家反逆罪そのものである大事件がアメリカとその手先霞が関によって今まさに犯行中であるのに、国民の耳目は霞が関と一体化したNHK記者クラブマスゴミの米軍関係事件一斉無視報道スクラムによって、野田三百代言首相モドキ棄民テロリストの猿芝居(これもアメリカの密命をうけて大根役者が息を吐くように見え見えの真っ赤な嘘を吐いている)のほうに集められている。
テレビはナチスドイツが大衆洗脳装置として発達させましたが、喉元過ぎれば熱さを忘れる民衆を現在世界中で茹で蛙状態に誘導しています。
リテラシーを洗練させたブロガー諸氏にあっては、日本国の本当の一大事は消費税やTPPや政局ではなく、アメリカ本土外にあって合衆国憲法の軛を離れて軍法にのみ従い常に戦時中交戦状態にある米軍が、アメリカ国益のためであればどんな下劣卑怯な手段を用いても侵略戦争に勝てば良いとしていままさに日本国領土を侵犯中であることを、常に意識しておいてもらいたいと考えています。
もちろん裁判所も頭のてっぺんから爪先までアメリカのスパイと化していますから、奇形司法と呼ばれても恥じることなく普通の常識では考えられない破廉恥判決ばかりを量産しています。
御巣鷹山でも沖縄でも上関原発でもみな最高裁がスラップ判決で押さえ込んでいますね。これもすべて地位協定治外法権米軍の密命をうけてのことなのです。
まあ私もそのことをネット界全世界最高峰の知的情報集積ブログ「Goodbye! よらしむべし、知らしむべからず」さま>>http://c3plamo.slyip.com/blog/を訪れるようになってから初めてはっきりと認識できましたのですがw
以上、ちょっとだけマスゴミが報道しない米軍の動きへ注意喚起の囁きです。お邪魔しました。

 通りがけ | 2012.01.31 1:31

まず避難と同時に全原発停止。福一石棺化して除染。
メルトアウトした核燃料の臨界暴走を止める石棺化は技術的には簡単です。パチンコ球サイズの大量の錫(鉛も可)の金属球を原子炉の上部から流しこめば良い。
参照:「2011年8月15日月曜日
メルトアウトした燃料を冷却・固化するには、スズを用いた金属棺しか無いのではないか」
福島原発災害の見方さま
>>http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/08/blog-post_15.html

 通りがけ | 2012.01.31 14:47

「福一石棺化と地位協定破棄」(推敲加筆しました)
「ホルムズ海峡波高し、イラクの次はイラン?もういい加減にしろ!」いかりや爆氏の毒独日記さま
>>http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/62a464e6e00fa53193a662d940bef7dc
みんながアメリカの嘘と極悪に気づいていますね。我々日本人は嘘つきは泥棒の始まりであると三つ子になるまでに嘘を戒められて躾けられてきましたから、大きくなって全員が嘘つきを生理的に大嫌いな体質の国民に成っています。当然でしょう、三つ子の魂百までですから。
さて、その嘘をつくな、他人へ親身に親切にせよ、という同じ躾を受けた日本人同朋が今まさに沖縄と東北でひどい目に遭っています。
沖縄は沖縄戦後役70年地位協定治外法権に蹂躙され続け、東北関東は311以後死の灰を止めることをアメポチスパイ政府が全力で妨害する。
いずれも嘘つき強盗殺人犯アメリカ軍の差金です。
同じ躾のもとに育まれた日本人同朋を絶体絶命の死地から助け出し、原発の放射能被曝者同朋をこれ以上増やさないためには、沖縄の同朋支援には直ちに「地位協定破棄」し、本土四島(北海道本州四国九州)ノ同朋支援には直ちに「福一石棺化とコンクリート地下ダム壁建設に着手」しなければなりません。
まず避難と同時に全原発停止。福一石棺化して除染。これなら1~2年の避難疎開で済んで故郷へ戻れて復興に働けるはずです。
メルトアウトした核燃料の臨界暴走を止める石棺化は技術的には簡単です。パチンコ球サイズの大量の錫(鉛も可)の金属球を原子炉の上部から原子炉内へ流しこめば良い。
参照:「2011年8月15日月曜日
メルトアウトした燃料を冷却・固化するには、スズを用いた金属棺しか無いのではないか」
福島原発災害の見方さま
>>http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/08/blog-post_15.html

 通りがけ | 2012.02.02 11:55

「極東米軍の最近の動向に合わせた活発な米政翼賛会活動」
続きです。
 フィリピンはかつてはアメリカの植民地。戦後は「相互防衛条約」や軍事援助などで目下の「同盟者」とされてきた。反米世論の高揚のなかで、1991年に乗員が米比企地協定を破棄し、クラーク、スビック両基地はたたき出された。だが、親米政府が98年に米軍の「一時駐留協定」をアメリカと結び、とくに2002年から、「反テロ」の名目で、南部ミンダナオ島に600人の米特殊部隊が派遣されていた。
 バヤンのレイエス書記長は、「一時駐留協定」が米軍常駐にゴーサインを出したとし、「われわれはフィリピンをアメリカの覇権追求の前哨基地にしてはならない」と呼びかけている。昨年11月のクリントン米国務長官の来訪に抗議したデモは、アメリカはフィリピンとアジア太平洋地域の事柄に干渉することをやめるよう求め、フィリピン当局が南シナ海問題でアメリカに利用されないよう呼びかけた。
 米比両軍の定期合同演習「バリカタン」が4月に実施されるが、それが米軍常駐計画の狙いを端的に示している。
 これまで一年一度の合同軍事演習「バリカタン」は、北部のルソン島周辺で実施されていた。今年、南沙諸島周辺海域で実施されるのは、2004年以来のことである。しかも演習は初めて、南シナ海にあるフィリピンの石油・天然ガス田の防衛を想定し、南沙諸島に近いパラワン島西部の海域で行われる。まさに南沙諸島の領有権をめぐって、中国とフィリピンの間に紛争があるだけに、米比両国が意図して緊張を激化させるものだ。
 日本に対しても、アメリカは中国海軍の出口が沖縄の宮古島周辺だとして、それをけん制するのに南西諸島への自衛隊配備を要求、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張させて、昨年秋は九州日出生台で大規模な上陸演習を行った。普天間問題の早期決着を迫ることも、沖縄を「対中戦略の最前線」と位置付け、日本を中国攻撃の前線基地としようとするものである。(了)

 通りがけ | 2012.02.02 23:43

先の長周新聞1月30日付記事タイプで変換ミスに気づかずアップしてしまいました。
第5段落第4文節の~誤り~
反米世論の高揚のなかで、1991年に~乗員が米比企地協定を~破棄し、クラーク、スビック両基地はたたき出された。
訂正
反米世論の高揚のなかで、1991年に上院が米比基地協定を破棄し、クラーク、スビック両基地はたたき出された。

 通りがけ | 2012.02.03 9:08

「霞ヶ関は憲法違反テロ組織そのものである」
その証拠として先の1月29日岩国市長選に立候補した井原勝介氏のブログ記事を転載する。
「井原勝介ー草と風のノートー」さまhttp://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/
(転載開始)
>2012年2月 1日 (水)
市長選を終えて
 ブログを再開する。
 市長選挙を終えて、多くの市民のみなさんのご期待に添うことができず、申し訳ない想いで一杯である。
 そして、愛する岩国の行末が心配である。
 その顛末はおいおいお話するとして、沖縄で事件が起こった。
 沖縄防衛局長が、近く行われる宜野湾市長選挙に関連して、職員に指示を行ったという。
 事実とすれば、公職選挙法の地位利用に該当、明らかな違法行為である。
 これは氷山の一角であり、組織ぐるみでこうした行為が行われているのであろう。
 もちろん、岩国の選挙も同じである。
2012年2月 1日 (水) 経済・政治・国際 | 固定リンク
・・・
コメント
今回の市長選、
選挙結果の奇怪な一端が今朝の東京新聞の特報で明らかになった。
矢張り不正な選挙だった。
過去、あらゆる不正を重ねながら岩国市は、岩国市民は、売り飛ばされて来た。
岩国でも選挙関与疑惑 市長選直前 小中校にエアコン
2012年2月2日 東京新聞朝刊
 米軍岩国基地を抱える山口県岩国市で、一月二十九日に投開票があった市長選の直前、中国四国防衛局が市内の全小中学校にエアコン設置を決めていたことが分かった。沖縄防衛局長が宜野湾市長選への投票を呼び掛けた「選挙への関与」が問題化する中で、岩国でも「現職を有利にする事実上の選挙運動ではなかったか」との批判がくすぶっている。 (編集委員・半田滋)
 岩国市へは、米軍再編に基づき、二〇一四年に米空母艦載機部隊が移転する。〇八年の市長選で「受け入れ反対」を表明した現職の井原勝介氏は防衛省から市庁舎建設の補助金を止められ、国と協議すると訴えた新人の福田良彦氏に敗れた。
 福田氏の当選直後、防衛省は市庁舎の補助金支払いを表明。さらに山口県と岩国市が開発に失敗した愛宕山を米軍住宅用地として買い取りを決めたり、米軍再編交付金で小学生以下の医療費無料化を実現するなど、福田市政を支えている。
 昨年十二月、中国四国防衛局は市の要望に応え、基地周辺整備事業の名目で二億四千万円かけて市内全小中学校の教室にエアコンを設置することを決めた。これまでは騒音に悩む基地周辺の学校が対象だったが、騒音とは無縁の学校にも設置する。全校にエアコンが入るのは山口県では岩国市だけだ。前職の井原氏も立候補した一月の市長選では、エアコン設置を含め、四年間の実績を強調した福田氏が圧勝した。
 田村順玄岩国市議は「岩国市が独自にやれない事業を国が次々に実現させている。それも福祉にカネを注ぎ、反対しにくい空気をつくるのが巧みだ。国の意に沿う市長を応援する事実上の選挙運動は日常的に行われている」と批判している。
投稿: 五橋 | 2012年2月 2日 (木) 21時52分
>2012年2月 2日 (木)
沖縄防衛局長の「講話」
 沖縄防衛局長が特定の市長選挙を間近に控えて関係職員を集めて「講話」をする。
 その意図は、明らかであろう。
 すなわち、投票依頼であり、違法行為である。
 岩国の市長選に関しても、防衛省は12月に、小中学校の全教室にエアコンを設置するという特別の予算措置を決定していたという。これは、現職市長の重要な公約であり、税金を使った選挙運動である。
 自らの意図を実現するためには、手段を選ばず何でもやる、これが、国のやり方である。
(転載終わり)
公務員の憲法違反は国家反逆罪です。防衛省全体の組織犯行であることも上記で明らかです。
これで防衛省官僚全員逮捕起訴有罪懲戒免職ですね。

 通りがけ | 2012.02.03 11:56

これで防衛省官僚全員逮捕起訴有罪懲戒免職ですね。
なぜなら法治国家日本国内で霞が関官吏にも政治家首長にも議員にも誰にも日本人に治外法権は無いのである。

 通りがけ | 2012.02.06 12:47

マスゴミが報道しない極東米軍の最近の動向です。各国に派遣記者がいないのかねNHKとか?
「矛先を中国に向け
連続する米韓軍事演習」(長周新聞2012年2月3日付紙面記事全文タイプ)
米「韓」両軍は2月末からの合同演習「キー・リゾルブ」についで3月初めから2ヶ月間の「フォール・イーグル」、さらに3月末には海兵隊の合同上陸訓練「双竜」を朝鮮半島で実施する。先にオバマ米政府がうち出した新国防戦略にもとづいて、対中国戦争に日本や「韓国」、フィリピンなどをアメリカの下請け軍隊として訓練する一環である。
 「キー・リゾルブ」は2月27日から3月9日まで。「韓国」軍20万人、米軍2100人が参加して、朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)との全面戦争や局部的挑発行為に対処するための演習だとしている。
 3月1日から4月30日までの合同軍事演習「フォール・イーグル」には米軍1万1000人と、「韓国」軍が師団級以下の部隊を参加させ、空中、海上、特殊作戦などの訓練を行う。
 米「韓」海兵隊による3月末の大規模な上陸訓練は、朝鮮半島南東部の浦項一帯で実施される。「韓国」海兵隊と在沖米海兵隊などあわせて1万人以上が参加。訓練内容は、上陸訓練のほか、敵地への浸透訓練、実弾射撃演習などとされる。
 このほか、米「韓」海兵隊は2月にタイで実施予定の合同訓練「コブラゴールド」に昨年より規模を拡大して、大隊級で参加するとしている。また、7月にハワイでおこなわれる米軍主導の環太平洋合同軍事演習「リムパック」に、はじめて「韓国」海兵隊を小隊級規模で参加させる。
 なお、2月1日から6日までマラッカ海峡に近い海域でインド、オーストラリア、ミャンマー、バングラデシュ、ブルネイ、フィリピンなど14カ国の海軍が参加して、海上テロ防止、海賊とりしまり、人道主義支援と銘打った合同演習が実施されている。自衛隊も先の離島奪回作戦演習などを行なっているが、アジア各国が参加する軍事演習は激増しており、矛先を中国に向けている。

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