2007年10月18日

沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定問題にみるマスコミの偏向報道を考える

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先の「教科書誤報事件」を思い出してほしい。あるいは知らない人は、よく調べて欲しい。
「侵略」という表現が「進出」に書き換えられた事実はなかったのに、これはマスコミの誤報であったのに、謂れなき非難・批判が世にまかり通るようになると、いつのまにか教科書検定に「近隣諸国条項」なるものが加えられ、結果的に日本の教科書の記述は外国に対する意味不明の「必要な配慮」に縛られることになったのである。
問題をすりかえてはならない。また、すりかえる者たちの口車に乗ってはならない。
                                                            
今回の検定問題も、教科書では「未確定な時事的事項については断定的に記述しない」という当たり前の原則が貫かれただけなのに、「集団自決は軍が全く関与していないことはありえない」とか「教科書から沖縄戦の真実を歪曲・改竄することは断じて許されない」とか「戦争のための教育を許すな!」といった謂れなき非難・批判が横行しつつある。
 これらの謂れなき非難・批判が世にまかり通るようになると、また、いつのまにか、教科書検定に新たな規制事項が加えられるかもしれない。
沖縄戦「集団自決」に関する教科書検定問題 “第二の「教科書誤報事件」にしてはならない”
 現役雑誌記者によるブログ日記!by オフイス・マツナガより引用

こうなってしまうのはなぜなのか?
明らかにメディアの扱い方の問題だろう。
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『教科書が書き変えられた』という行為だけにスポットをあてて、その変わった中身はなにも言及されない。だから偏った解釈がいくらでも生まれてしまう。
根本原因に蓋をしたままでは何の追求も進まない。
このような報道が続いていく以上、教科書検定問題は何度でも繰り返されることになる。
歴史には不確定な要素はいくらでもある。しかし、新たな事実と認められるものが出てきたらそれは塗り替えていく必要がある。そうやって論理は整合していくし、追求も進んでいく。
今回、この教科書検定問題は相当数マスコミに取り上げられていたが、この検定の主旨である
『「未確定な時事的事項については断定的に記述しない」という当たり前の原則が貫かれただけ』というところに立ち返れば、そもそもここまで騒ぎ立てる必要性がある内容なのだろうか?という疑問さえ涌いてくる。今回の報道で、マスコミは意図的に事実を遠ざけ、問題を拡散させる存在でしかないことが浮き彫りになったのではないだろうか?

List    投稿者 yoshi23 | 2007-10-18 | Posted in 未分類 | 13 Comments » 

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コメント13件

 火中の栗 | 2007.12.05 0:32

トラックバック&早速の調査、ありがとうございます。
なるほど~、人数はめちゃくちゃ減ってますね。
僕も引用先の記事みて
「まさか!」
と思ったんですけど、どうやらホントっぽいですね。
次の記事、たのしみにしてます!

 雅無乱 | 2007.12.05 20:41

参考になります!
ありがとう^^

 taku | 2007.12.05 20:42

”あれ?人数は減っているのにかけているお金はそんなに減ってない?”とのことですが、お金が減っていない、というデータはどこでしょうか?
軍人の数と戦死者数のデータがあるのでご参考に。
http://www.econ.yale.edu/~nordhaus/iraq.pdf
独立戦争 3.5百万/200千/5.70% /4,435/0.13%
米英戦争 7.6百万/286千/3.80%/2,260/0.03%
米墨戦争 21.1百万/79千/0.40% /1,733/0.01%
南北戦争 34.3百万/3868千/11.10%/184,594/0.54%
米西戦争 74.6百万/307千/0.40% /385/0.00%
第1次世界大戦 102.8百万/4744千/4.60%/53,513/0.05%
第2次世界大戦 133.5百万/16354千/12.20%/292,131/0.22%
朝鮮戦争 151.7百万/5764千/3.80% /33,651/0.02%
ベトナム戦争 204.9百万/8744千/4.30%/47,369/0.02%
第一次湾岸戦争 260.0百万/2750千/1.10%/148/0.00%
※紛争/人口/軍人/軍人比/戦死者/戦死者比

 taku | 2007.12.06 10:52

同じ所からのデータです。総力戦だった第2次世界大戦から、現代の戦争にかけてはコストが下がっているように見えます。
独立戦争/22/4,470/63%
米英戦争/11/1,200/13%
米墨戦争/16/680/3%
南北戦争/62/16,860/104%
米西戦争/96/1,100/3%
第1次世界大戦/1,906/24,890/24%
第2次世界大戦/28,963/203,880/130%
朝鮮戦争/3,359/2,266/15%
ベトナム戦争/4,943/22,040/12%
第一次湾岸戦争/761/3,060/1%
※紛争/直接戦費の合計(億$・2002$)/キャピタルコスト毎(億$・2002$)/単年度GDPに占める割合(%)
※2002年のドルにおける推定値はGDPデフレータによる成長率を用いている。戦費は合衆国連邦予算のみを含んでいる。

 まいたけ | 2007.12.06 13:57

>世界(のGDP)に占める軍事費の金額の割合がなんと43%! 
これはすごいですね。また、以前に聞いたことがあるのですが、軍事関連から排出するCO2は京都議定書の元でカウントされていないとか(機密の問題だとアメリカの圧力があって)聞いたことがあります(まだ調べていません。)
軍事産業ってドル箱であり聖域ですね。ブッシュが何故戦争したいのかわかりますね(笑)

 taku | 2007.12.06 16:25

軍事支出のGDP比46.00%/29.50%/22.80%/27.30%/19.30%/16.50%/18.70%/19.70%/
軍事支出の政府支出比28.40%/20.40%/19.10%/26.60%/21.90%/17.60%/16.80%/17.20%/
武器購入費のGDP比0.90%/0.60%/0.50%/0.70%/0.50%/0.40%/0.50%/0.50%/
武器購入費の軍事支出比9.50%/10.60%/10.00%/12.00%/12.30%/12.80%/13.10%/13.20%/
研究開発費のGDP比1.60%/0.90%/0.80%/1.40%/0.90%/0.90%/1.10%/1.20%/
研究開発費の軍事支出比4.10%/2.10%/1.90%/3.00%/2.00%/1.70%/2.40%/2.50%/
軍需産業の雇用者の総人口比2.40%/1.50%/1.30%/1.30%/1.00%/0.70%/0.70%/0.70%/
国防総省の雇用者の総人口比2.40%/1.50%/1.30%/1.30%/1.00%/0.70%/0.70%/0.70%/
国防総省の雇用者の就業人口比6.20%/3.60%/3.20%/2.80%/2.00%/1.50%/1.50%/1.50%/
GDP(億$)/9,100/15,000/22,947/51,038/70,722/98,170/109,608/132,466
※それぞれ1968/1974/1978/1988/1994/2000/2003/2006/年の項目です。
ベトナム戦争当時から現在まで、GDPが14.5倍に拡大している中、軍事費のGDP支出比は半分以下になっています。
同じ機関で、直接軍事費の絶対額は6倍に拡大しています。

 めぐみ★ | 2007.12.07 11:13

>火中の栗さん♪
コメントありがとうございます。
政治は難しい難しいと思っていたんですが、
知ろうとしてなかったんだなぁ(>_>火中の栗さん♪
コメントありがとうございます。
政治は難しい難しいと思っていたんですが、
知ろうとしてなかったんだなぁ(>_<) って気がつきました。 基礎からちょっとずつ学んでいきますので、 また教えてください! よろしくおねがいします。

 めぐみ★ | 2007.12.07 11:24

>雅無乱さん
こちらこそ、コメントありがとうございます。
??がいっぱい出てきそうなので、
また教えてください☆
よろしくおねがいします。

 めぐみ★ | 2007.12.07 11:34

>takuさん
たくさんの情報ありがとうございます♪
まだまだ調べたりてないので助かります。
今数字を読み取り中なので、また後でコメントしなおしますね。しばしお待ちを~。
(数字って、その時に起こった出来事とか社会背景の影響があるのでどう読み取るのかが結構ポイントですよね~。)

 江戸屋オヤジ | 2007.12.07 16:15

コメントを入力してください
今、アメリカ軍は兵隊の要らない『ロボット軍団』を陸海空で創っています。ロボット戦闘機、ロボット戦車ロボット歩兵、ロボット軍艦、潜水艦等々で可能な限りロボット化を目指して行くようです。詰まり人件費を減らして『装備の近代化・無人化』を図っている訳ですが、戦闘機の場合3~5G以上に成ると人間では操縦困難に成るのですが、ロボットだと何Gでも掛けられ超意外なマニューバ(機動)が可能に成るのですね。亜米利加のロボット技術を助けているのはイスラエル技術者で、産学協同で『開発』を続けています。多分これから将来もアメリカ軍は『最強』です。

 江戸屋オヤジ | 2007.12.07 16:18

今、アメリカ軍は兵隊の要らない『ロボット軍団』を陸海空で創っています。ロボット戦闘機、ロボット戦車ロボット歩兵、ロボット軍艦、潜水艦等々で可能な限りロボット化を目指して行くようです。詰まり人件費を減らして『装備の近代化・無人化』を図っている訳ですが、戦闘機の場合3~5G以上に成ると人間では操縦困難に成るのですが、ロボットだと何Gでも掛けられ超意外なマニューバ(機動)が可能に成るのですね。亜米利加のロボット技術を助けているのはイスラエル技術者で、産学協同で『開発』を続けています。多分これから将来もアメリカ軍は『最強』です。ターミネーター戦士が登場するのもあと少しのことです。

 jlo7719 | 2008.04.07 4:37

no matter how terrible people act, we don’t have a right to judge them. We are just to express our minds, and don’t have to pay attention what other people look like, what’s their real face. It doesn’t matter for me, if someone will say anything about me, I know what I really deserve, and what kind of person I really am.

 pink hermes | 2014.02.03 2:30

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