2021年10月21日
【世界の力を読み解く】~世界インフレ開始/インフレ誘導の騙しも明らかになる~
世界では確実にインフレに向かう動きが加速しています。日本でも一般市民も実感するところとして、日常購入しているような食品の値上がりが始まっています。ガソリンの値上げに関しても連日報道されています。
生活に影響の見られるインフレの発生により世間はざわめき始めています。
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物価の安定が大切なのは、それがあらゆる経済活動や国民経済の基盤となるからです。
市場経済においては、個人や企業はモノやサービスの価格を手がかりにして、消費や投資を行うかどうかを決めています。物価が大きく変動すると、個々の価格をシグナルとして個人や企業が判断を行うことが難しくなり、効率的な資源配分が行われなくなります。また、物価の変動は所得配分にゆがみをもたらします。
こうした点を踏まえ、日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています
(引用:日本銀行HP)
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上記は日銀HPからの引用になりますが、これまで日銀はインフレを誘導するという大義名分のもとに大量の紙幣を刷り続けていました。しかし、一向にインフレは起こらず物価上昇率2%は達成されることがありませんでした。
ついに!その目標が達成される時がきましたがそこでいくつかの疑問が浮かびます。
・ネガティブな報道が多いがこのインフレは日銀が想定していた歓迎すべきものなのか?
・これまでどんなに紙幣を発行しても起こらなかったインフレがなぜ急に起こったのか?
・これまで大量に刷っていた紙幣は何のためだったのか?
インフレから見えてきた世界の構造を考察していきたいと思います。
【世界の力を読み解く】~中国の力の基盤は架空経済から実物経済への転換~
前回記事“リンク”では中国はすでに欧米に負けない強国になっており、その国力をより確かにするための習近平の狙いについて紹介してきました。
先日アメリカが中国包囲網として、イギリスやオーストラリアと軍事協定(AUKUS)を結びました。それに対して中国はその翌日にTPP加盟申請をしました。この動きは明らかに諸外国を敬遠したものです。
今回は中国がここまで強気の姿勢に出ることのできる力の基盤は何なのかを考えていきたいと思います。
【日本の活力を再生する】企業の活力源をどこに見出すか?
前回の記事では、活力ある社会をつくるのは、活力ある生産体(企業)。そして、企業の活力を作り出すために必要なことは「企業の共同体化」であると追求しました。(http://blog.nihon-syakai.net/blog/2021/09/12823.html#more)
ところで皆さん、「企業の共同体化」が【活力】とどうつながっているのか。そして企業を共同体化するってどういうこと?など、気になりませんか?
今回は、改めて共同体と活力の関係について追求し、企業の共同体化の具体像に迫っていきたいと思います。
【世界の力を読み解く】~脱炭素政策(地球温暖化)は、コロナ騒動と同じ道をたどっている~
ここ最近はコロナ騒動と並行して、世界の主要国がこぞって「脱炭素政策」(SDGsなど)を喧伝していたり、先日発表されたノーベル賞でも温暖化に関する研究も選ばれています。
背景には「大きな意図」がある、つまり世界覇権闘争をめぐる大きな力が働いていると見えます。脱炭素政策の根拠となっている「地球温暖化」は科学的事象ではなく、世界政治力学においてつくられた事象であると考えるのが妥当でしょう。同様に、新型コロナウィルスをめぐる騒動(緊急事態宣言、ロックダウン、医療崩壊、ワクチン)も、科学的・医学的事象というよりは、政治的に誇張され演出されている面が極めて強い。・・・
ここまで見ると共通構造があるように見えてきますが、「脱炭素政策」(地球温暖化)の裏で何が起こっているのかを見ていきたいと思います。
皮膚感覚と知能進化
当ブログの主題とあまり関係しませんが、ノーベル賞の記事が目に留まったので紹介します。
「皮膚ってすごい!」という話です。
私たちは日々膨大な文字情報に接し、言葉で考えることに慣れきっています。
視覚偏重、観念偏重(左脳偏重)で、本能的な身体感覚が相当に鈍ってしまっている。
それゆえか、前回記事で触れましたが、
(近代観念に頭をやられている日本)
特に現代人は「与えられた観念」に頭を支配されている。
しかし、「皮膚感覚」が象徴ですが、
本来生物として備わっている言葉以前の感覚機能、判断機能、運動機能は
相当に優れた未知の仕組みをもっているようです。
頭で考えるより「身体で考える」(感じる)ことのほうが大事なのかもしれないと思う次第です。
【世界の力を読み解く】~大国ロシア その力の基盤は何か?3~
前回までに「【世界の力を読み解く】~大国ロシア その力の基盤は何か?1、2~」で、ロシアの科学力、諜報力の中身に迫りました。
今回は、ロシアの力の基盤「科学力」と「諜報力」を用いた、「ロシアの直近の動きと目論見を読み解いていきます。
ユーラシア大陸攻略
今年の9月1日、米軍のアフガニスタン撤退が完了しました。米国を始め、欧米勢力が中東から撤退が進む中、中国が接近エネルギーやインフラ支援で中東諸国とのパイプを強めています。では、その中でロシアはどう動いているのでしょう。
ロシアは、米国のシリア攻撃に対して、シリア支援を続けてきました。そして、今年5月26日のシリア大統領選にて、アサド政権の再選が確定したことで、米国の外交失敗、中東撤退路線を作り出すことに成功しました。また、イラン、イラク、トルコへの武器支援によって連携を強め、とくにトルコの脱NATOへの誘導にもつなげています。これらのシリアとの密接な関係構築や地中海域を始めとした地域を掌握し、地中海の先のアフリカや欧州への睨みを効かせ続けているのです。
合わせて注目しておきたいのが、インドとの関係です。
近年、中国、米国、日本がインドへ接触を増やしていますが、ロシアとインドは、ロシアからの武器購入を続けるなど、ソ連時代から継続して、軍事面で緊密な関係を続けています。関係を深めている背景には、14年のクリミア半島併合による、欧州への天然ガス輸出の制約で、ロシアのアジアへの経済圏の拡大戦略があります。ただ、北極圏海域に加え、インドの先にあるインド洋、大西洋域への航路拡大戦略が主要な思惑として推測できます。
【世界の力を読み解く】~恒大集団倒産は中国にとって危機なのか?~
以下の記事で中国に注目する理由は詳しく述べていますが、すでに中国は米欧に負けない強国となっており、むしろ中国の方が優位と言える状況にあります。
中国はその地位をより確かなものにするために色々な国策を実行しており多くの動きを見せています。
特にここ最近では中国最大手不動産会社である恒大集団の動向が注目されています。
マスコミでは中国バブルの崩壊により、中国が大打撃を受けるというような報道が多くされていますがそれは本当なのでしょうか?
中国の動向を踏まえて本当の狙いを考察していきたいと思います。
(さらに…)
欧米民主主義の終わり(近代観念に頭をやられている日本)
大国ロシア その力の基盤は何か?-1 http://blog.nihon-syakai.net/blog/2021/09/12816.html
大国ロシア その力の基盤は何か?-2 http://blog.nihon-syakai.net/blog/2021/09/12843.html
「世界の力を読み解く」シリーズは、ロシア、中国の分析へと進みます。
なぜ、ロシア、中国に注目するのか?
私は、「欧米支配(アメリカ支配)の時代は終わり、すでに現実の世界は、ロシア・中国が主導している」という状況認識(事実)が重要だと考えています。
日本国内では一般的に、ロシア・中国といえば、得体がしれない国、独裁=民主主義でない、情報統制、人権抑圧、といったネガティブイメージがつきまといます。
いうまでもなくこれは事実か否か以前に、「日本のマスメディア」によって刷り込まれた像にすぎませんし、もちろん日本のマスメディアは欧米系金融勢力によって完全に指示命令(アンダーコントロール)されています。
何事であれ本質を見極めるには、マスメディアのつくりあげる幻影=洗脳支配から離れることが第一歩です。
例えば日本は世界の先進国であると都合よく思っている人も多いですが、 (さらに…)
【世界の力を読み解く】~大国ロシア その力の基盤は何か?2~
前回の記事では、ロシアの科学力の中身に迫りました。
今回は、科学力に加え、ロシア最大の武器となっている「諜報力」について、読み解いていきます。
Kira Lisitskaya, K. Kartashyan/Sputnik, Global Look Press, Nikolai Malyshev/TASS
ロシア最大の武器「諜報力」
みなさんがイメージするロシアの諜報部隊といえば、プーチンの古巣である「KGB」をイメージされる方も多いかと思います。
現在は存在していないKGBですが、ロシアの諜報部隊の源流は、1565年にイワン雷帝(4世)が反皇帝勢力の対策として組織した、恩賜皇室領(オプリーチニナ)部隊「オプリーチニキ」にあります。
この政策と部隊こそ、7年で廃止されたものですが、これに変わるように、ロシア帝国の名の下、さまざまな諜報機関、そして、ソビエト連邦の名の下、第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして冷戦の中で、時代に応じた諜報機関を設立、人材を育成してきました。
この人材育成で鍛えられた人物で一番有名なのが、KGB出身と言われているプーチンです。
では、ロシアがどのように諜報部員を育成しているのか、ソ連時代の対外用組織 KGB第一総局の流れを汲む「SVR(ロシア対外情報庁)」を元に、少し掘り下げてみたいと思います。
※SVRは、ソフトバンク職員による情報漏えいが報道されて名前を聞いた人も多いかもしれません。
日本の活力は、「集団」の再生にかかっている!
この社会はどのように成立し、統合されるのか。
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2021/09/12779.html
みなさん、「社会」と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?
なんだか、つかみどころがない感じがしますよね。
この「社会」をつくり、支えているのはわたしたち自身であり、
もっと具体的に言えば「人々の活力」ではないでしょうか?
人々の活力がなければ、社会そのものも成立しません。
ところが、今、
日本の活力は諸外国と比べてもドン底と言われて久しいです。
政治も経済もさえないし、企業間競争も、働く活力も、
子どもたちの勉強意欲も今やドン底。
では、そもそも私たち人間はどこから活力を得るのでしょうか?
(さらに…)