2012年08月01日
共認収束への大転換⇒実現の時代へ(5) ~情報中毒による追求力の異常な低下とその突破口~
12年以降、いよいよ実現の時代に入りました。
人々が社会をどうする?を自ら考え、答えが欲しい、答えを出そうという気運が高まっています。
しかし、この気運はある一つの事象のみによってもたらされたものではありません。人類500万年の歴史の中で、約6000年続いた私権時代が’70年の貧困の消滅をもって終わりを迎えました。
そして今私たちは、その後100年をかけて新たな時代(私権原理→共認原理)に転換していくの大きな流れの中に生きているのです。
このシリーズの狙いは、まさに‘70年貧困の消滅に始まる共認収束の大潮流を謙虚に学び、近50年の状況を歴史段階的に読み解くことで、次代の新たな可能性の提示を試みるところにあります。
共認収束への大転換⇒実現の時代へ
(1)~起点となった’70年の大転換~
(2)~’90バブル崩壊→豊かさ期待の消滅~
(3)~‘02年収束不全によって生まれた当事者意識の高まり~
(4)~’02年、自我の終焉→加速する同類探索が課題収束を顕在化させた~
前回は「’02年、自我の終焉→加速する同類探索が課題収束を顕在化させた」について扱いました。今回の記事では、加速する同類探索(同類の期待や考えや評価を探索すること)によって新たに浮上した「情報中毒」という状況認識とその突破口について扱いたいと思います。