2012年08月15日

後期魔女狩り1560~1680 民主主義と近代社会運動の源流は魔女狩りなのでは?

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「ルネサンスの科学(魔術)1 キリスト教を市場拡大の守護神に転換したニコラウス・クザーヌス」
「ルネサンスの科学(魔術)2 キリスト教会に対する金貸しの観念闘争の武器(魔術)→神中心のキリスト教から自我中心の近代思想への転換」
「ルネサンスの科学(魔術)3 フィチーノとアグリッパの魔術観と自我暴走の時代ルネサンス」
「ルネサンスの科学(魔術)4 市場拡大のために農村の共同体的風習を破壊した前期魔女狩り(1480~1520)」
ルネサンスは、メディチ家をはじめとする金貸したちが魔術を振興し、魔術の力によって人間が神に成り代わろうとした時代、つまり西欧人の自我が暴走し始めたであることを明らかにしてきた。
そしてルネサンス期は、自我の暴走の現れである魔女狩りの嵐が欧州全域に吹き荒れた時代でもある。
宗教改革が始まると同時に前期魔女狩りが沈静化する。それは宗教改革側(プロテスタント)が攻撃したため、カトリック教会が魔女狩りを手控えたからであるが、その半世紀後の1560~1670年に今度はプロテスタントがより苛烈な魔女狩りを仕掛けることになる。後期魔女狩りである。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2012-08-15 | Posted in 13.認識論・科学論51 Comments »