2012年02月14日
江戸時代の思想1 天下泰平で秩序安定期待が衰弱し、「民の生活」を忘れていった武士階級
「尊皇攘夷や右翼思想は、敗者の思想ではないか?」では、
【1】江戸時代になって秩序が安定すると(戦争がなくなると)、取り立てられる可能性が閉ざされた浪人たちに不満が蓄積されたこと。
【2】その不満の矛先が徳川体制に向かい、それを背景として、浪人儒学者たちが尊皇思想を唱えはじめたことを明らかにしました。
【3】この徳川体制に不満を持つ浪人たちも、安定秩序からのはみ出し者であり、秩序安定期待から外れた敗者ということができます。
しかし、江戸時代の秩序安定期に不全を抱えたの浪人だけではありません。武士階級全体が不全を抱えることになります。
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