2012年02月28日
江戸時代の思想5 プロ(科挙官僚)であるが故に、旧観念(儒学)を捨てられなかった朱熹
「科挙」
朱熹は、それまでばらばらに学説や書物が出され矛盾を含んでいた儒教を、性即理説(性=人間の持って生まれた本性がすなわち理であるとする)、仏教思想の論理体系性、道教の無極及び禅宗の座禅への批判とそれと異なる静座(静坐)という行法を持ち込み、道徳を含んだ思想として体系化した。
では、何故、このような思想体系を朱熹は構築しようとしたのであろうか?
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