2012年02月27日

江戸時代の思想4 儒学を体系化した朱子学

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「朱熹」
「中国の支配観念=儒学は、科挙官僚の正当化観念である」
「共同体を喪失した中国の官僚の私権観念=儒学が、共同体質の日本に輸入された」では、
中国では相次ぐ戦乱と強制移住によって共同体が失われた結果、科挙官僚制によって統合するしかなかったが、同時にそれは、科挙官僚の出身母体である地主階級の私権獲得(大衆からの収奪)を認めてやることとセットになっており、その正当化観念になったのが儒学だったことを明らかにしました。
問題は、共同体が解体された中国における地主⇒科挙官僚の正当化観念(儒学)が、共同体が残存し共同体質が色濃く残る日本に輸入された結果、どんなことになっていったのか、ですが、
その前に朱子学の内容を紹介する。徳川時代の思想家の理解には、儒学一般に加えて、朱子学の理解が不可欠だからです。
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  投稿者 staff | 2012-02-27 | Posted in 04.日本の政治構造3 Comments »