次代の国際社会では日本人の弱点が強みになり得る!?
「日本の情報戦力の現状・・・かなりお寒い!?」にあるように、現在の日本の情報戦力はお寒い限りのようです。
今回は、さらに日本の情報戦力の現状が分かる記事を紹介した上で、これからの日本の可能性を考えてみたいと思います。
…続きはポチッとしてから…
●日本に欠けているのは「攻めの情報活動」
――そもそも、日本の情報活動は、どういう部署が担当しているのでしょうか。
鍛冶:情報活動といっても、日本の場合、諸外国とくらべて非常に遅れているのが現状です。
そのなかで、あえて情報機関らしいところといえば、公安調査庁が挙げられます。ただし、調査の対象は国内に限られています。
それ以外に、多少なりとも情報機関らしき活動をしているのは、警察庁警備局や各警察署の外事課でしょう。外事課は、密入国や麻薬などの捜査を担当する部署で、その過程でさまざまな情報活動をしているわけです。
また、防衛庁には情報本部というのがあり、電波傍受をしたり、情報収集衛星や航空自衛隊の偵察機から送られてきた画像の分析をしています。
さらに、内閣情報調査室では、さまざまな省庁、部署から寄せられた情報を統括して、首相に報告するといった役割を果たしています。
以上の部署が、日本における主な情報機関といっていいでしょう。
その規模は、日本の情報活動の遅れを象徴するように、どこもこぢんまりとしています。公安調査庁にしても、正確な人数は当然秘密ですが、せいぜい100人単位といったところ。この程度の人数では、必然的にできることは限られてしまいます。
――情報活動に携わる人たちは、具体的に、どのような日常活動をしているのでしょうか。
鍛冶:情報活動というと、毎日が命がけの連続のように想像している方も多いかもしれませんが、めったにそんなことはありません。
情報活動の基本は、まず一般に知られている情報を知ることです。アメリカの情報機関のテキストに「情報の8割は公開情報である」と書かれている通り、公開されている情報を知らなければ話になりません。
そのために、新聞を読むことから始まるわけですが、100人単位の組織だと、新聞を読むだけで終わってしまうことも多いのです。
ところで、この「情報の8割は公開情報である」という言葉は、誤解されがちなので、ちょっと説明を加えておきたいと思います。
日本の一部の人が、よくこの言葉を引用して、「そら見たことか。8割は公開情報で済むのだから、秘密情報機関なんかいらないではないか」というのですが、そうではありません。
むしろ、非公開の情報が2割残っていて、そこが非常に大事なのです。
ですから、実際の手順としては、8割の公開情報をきちんと把握した上で、さらに突っ込んで残りの2割の情報を入手しなければなりません。
その2割は、新聞社で言えば「スクープ」に当たる情報であって、そこを知るため活動がカギになってくるのです。
ところが、そこの活動が、今の日本では脆弱になっていると言わざるをえません。
――活動が脆弱になっている理由は、どこにあるのでしょうか。
鍛冶:敗戦後、情報活動というものは、いったんゼロになってしまいました。そこから再出発しているのですから、スタート時点から遅れているのは間違いありません。
ようやく、まとも情報機関をつくろうという議論が出てきましたが、遅れを取り返すのは容易ではありません。
具体的な問題点といえば、どうしても活動が受け身になってしまうということです。
日本の情報活動は、公安調査庁にしても警察にしても、国内情報を集めることしかできません。警察は外事課という部署が担当していますが、実際に外に出て情報を取ってくるのではなくて、外から来るのを見張っているにすぎません。ですから、絶えず受け身の姿勢になってしまうのです。
ところが、敵は秘密活動をしているわけですから、どこから来るのか、どうやって来るのかもわかりません。それならそうで、守りを厳重にしなければならないのですが、実際にはそれもしていません。
結局のところ、フリーパスに近い状態になってしまっているのです。
――何かいい対策はないものでしょうか。
鍛冶:いい例は、昨年に起きた北朝鮮の不審船事件でしょう。あの船がやってくることがわかったのは、よく知られているように、アメリカが人工衛星で監視していたからです。そして、その情報を日本に知らせてくれたからこそ、待ち受けることができたのです。
このように、前もって情報が入っていれば、待ち構えて御用にすることが可能になります。たとえば、海外にも情報のネットワークを張りめぐらして、「北朝鮮の情報機関の動きがおかしい」「日本をターゲットにしているらしい」といった情報を総合し、「どうやら金正日の息子が遊びに来るぞ」ということがわかれば、それを待ち構えて捕まえることが可能になるわけです。
いってみれば、これが「攻めの情報活動」です。
積極的にアクセスして情報を取ってくることによって、効率よく相手を捕まえたり、現場を押さえたりできるわけですが、こうした「攻めの情報活動」に欠けているのが、日本の欠点といえるでしょう。
それというのも、アメリカならCIA、イギリスならMI6といった対外情報局が、現在の日本にないのが大きな問題なのです。
(日経BPnet「SAFTY JAPAN」の「日本の情報収集活動はどこが抜けているのか 軍事ジャーナリスト 鍛冶 俊樹 氏 インタビュー記事」より)
国際社会は、私権争いの社会である。
一方、最も手っ取り早い私権獲得の方法は、 「騙し」である。
だから、各国は諜報活動に相当の資金と人材を投入し、さまざま手口で機密情報を収集し、情報攪乱してきたのである。究極の「攻めの情報活動」とは「騙し」のための情報戦なのである。
ところが、日本人は、共同体性が強く=私権性が弱いので、 「騙す」のは苦手で、騙されやすく、諜報戦に極めて弱い。
現在、金貸したちは没落しはじめ、無理矢理拡大させてきた市場も確実に縮小段階に入った。
同時に、私権闘争圧力が弱まり、国際社会が「騙し」から「連携・連帯」という共認関係に向かいつつある。
そうなれば、これまでの情報戦では弱点だった日本人の共同体性が強みに逆転する。
金貸したちの生死をかけた争いは、そう遠くない段階で決着をみるだろう。場合によっては、暴動や局部的な戦争も覚悟しておく必要があるかも知れない。
しかし、その次の時代の展望を描くとき、共同体性の強い日本人は、新たな国際社会の連携・連帯を形成する上で欠かせない存在になり得るのではないだろうか。
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コメント6件
zoc | 2009.11.10 20:23
途中ですぐ読むのをやめた。
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今井 | 2009.11.11 15:50
あなたがたを応援してるものですが 仏教とキリスト教をひとまとめにする氏の概念を鵜呑みにしてはいけません 勉強不足です。氏の言う古代宗教とは仏教の一部の概念をとらまえて、それをひとからげに言い切ってしまっています。公共の場で発言する場合は そこにそれなりの責任が発生します 十分に勉強したうえで自分の意志を発信するべきです
今井 | 2009.11.11 15:56
あなたがたを応援してるものですが 仏教とキリスト教をひとまとめにする氏の概念を鵜呑みにしてはいけません 勉強不足です。氏の言う古代宗教とは仏教の一部の概念をとらまえて、それをひとからげに言い切ってしまっています。公共の場で発言する場合は そこにそれなりの責任が発生しますので 十分に勉強したうえで自分の意志を発信するべきです 文章を斜め読みして意見するのは忍びないですが 内容が不十分なので考慮されることを おすすめします
kuwamura | 2009.11.14 22:28
>拡散中様
コメントありがとうございます。
平等や人権という観念をたてにとってこのようなことを主張する輩がいるようですが、日本がおかれている外圧や他国の事情などを無視した現実離れした危険な理論だったと思います。
>今井様
コメントありがとうございます。
キリスト教は仏教の違いについては、また別の機会に述べさせて頂きたいと思いますので、宜しくお願いします。
日本を守るのに右も左もない | 2009.11.15 1:31
【観念パラダイムの逆転2】 ~現実否定の倒錯思考~
(土井たか子氏:画像はコチラからお借りしました) 前回のエントリーでは、否定意識から脱却し、現実直視の状況認識の提示(構造化)へと、パラダイムを転換する…
拡散中 | 2009.11.08 21:07
【バカなの?】なぜ不法外国人に選挙権をあげるの?【緊急FAX】
国籍法の緊急拡散、あれから一年の歳月が経ちました。
なんと民主党は国籍法よりも更に酷い、不法滞在外国人に日本の選挙権をあげる
(外国人参政権付与)法案を進めようとしています!
日本が外国人に乗っ取られかねない法案ですので、動画で緊急拡散し
FAXにて意思表示し断固阻止しましょう!
・YouTube http://www.youtube.com/watch?v=wD0SMxdJ7dI
・ニコ動 http://www.nicovideo.jp/watch/sm8750863
拡散お願いします!