「英ロスチャイルドと米ロックフェラーの、市場の覇権争いが日本の江戸末期~明治時代~現代まで、経済から政治など日本国内の対立構造の基底要因になっている。その2」
Trend Review 2007年10月01日の記事で藤井昇著『ロックフェラー対ロスチャイルド』(徳間書店)より
昭和初期、昭和2~6年の
《民政党=三菱財閥=井上準之助蔵相=米モルガン財閥=英ロスチャイルド財閥》の流れと、《政友会=三井財閥=高橋是清蔵相=米クーン・ローブ商会・独ワーバーグ商会=米ロックフェラー財閥》の対立構図を引用させていただいた。
今回は副島隆彦の著作「昭和史からの警告:戦争への道を阻め」のなかで
同様の構図で、「日本の政権史」として明治時代初期~昭和第2次対戦後までを網羅し、まとめられているので紹介します。
現在はロックフェラー対ロスチャイルド、に加え、そのロックフェラーの内部対立も孕んで、複雑にはなっているが、国際金融資本の対立が、明治時代から一貫して、日本の政治体制の基底要因になってきたことは押さえておく必要があり、それを裏付ける考察として貴重である。
それにしても歴代内閣首相の大半がロックフェラー、ロスチャイルドとの何らかの関係が見出せるのは驚きではある。
副島隆彦「昭和史からの警告:戦争への道を阻め」より
日本の政権史(副島隆彦制成)
1860年代以降の現代世界史の大きな対立軸は、イギリス(ロスチャイルド)とアメリカ(ロックフェラー)の世界覇権をめぐる闘いとして、20世紀の世界を見ることが重要なのである。けしてソ連(共産主義)対アメリカ(自由主義)の対立などと見るべきではなかったのだ。だから英と米をごっちゃにして「アングロサクソンとの同盟を重視すべきだ」などと言う、低脳で無知な考えをもつべきでない。
*下記政治家名は歴代各内閣名
〈明治〉
政友会 民政党
三井=ロスチャイルド系 三菱=ロックフェラー系
どう考えても中間派
□1885内閣制度設置
伊藤博文1次内閣
黒田清隆内閣
山県有朋内閣
松下正義1次~2次内閣
伊藤博文2~3次内閣
大隈重信1次内閣
山県有朋第2次内閣
伊藤博文4次内閣
桂太郎内閣1~3次内閣
□1909伊藤博文暗殺による死去
西園寺公望1次内閣
〈大正〉
□1913シーメンス事件(シーメンス=ロスチャイルド系の日本たたき)
山本権兵衛1~2次内閣
大隈重信2次内閣
□1915第一次大戦景気、株暴騰開始
寺内正毅内閣
原敬1次内閣
□1921原敬東京駅頭で刺殺
高橋是清1次内閣
□1921ワシントンで日英同盟終了日英米仏4カ国条約となる
□関東大震災
加藤友三郎内閣
清浦圭吾内閣
加藤高明内閣
〈昭和〉
若槻礼次郎1~2次内閣
□1927金融恐慌
田中義一内閣
浜口雄幸内閣
□昭和恐慌
犬養毅内閣
斉藤実内閣
岡田啓介
□2.26事件
広田弘毅内閣
林銑十郎内閣
近衛文麿1~3次内閣
□1937日華事変
平沼騏一郎
阿部信行
米内光政
東条英機内閣
小磯国昭内閣
□1945東京大空襲
鈴木貫太郎内閣
□1945広島、長崎原爆投下~敗戦
東久邇宮稔彦王内閣
※連合軍占領下(最高司令官ダグラス・マッカーサー)
幣原喜重郎内閣
吉田茂内閣(自由党総裁)
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2007/10/459.html/trackback
hermes handbags light coffee | 2014.02.02 0:08
hermes bag birkin replica 日本を守るのに右も左もない | マスコミって何?(7)~マスコミとは(時の)権力者の洗脳機関でしかない~