2009年01月19日

東南アジア諸国と日本~フィリピン編~

‘08年金融危機は、9月の本格的な破綻の顕在化に先行して、投機発の穀物高騰や原油高騰による物価上昇が起きており、生活防衛意識が高まっていました。(年末の「なんでや劇場レポート1」より)
 食糧危機は将来も起こり得ると思います。とりわけ、日本と同様に『コメ』を主食とする東南アジアの諸国も食糧自給自足体制への対応を迫られており、日本が学ぶ点が多いのではないかと思います。
 また、今回の金融危機によって、グローバリゼーションの脆弱性、欺瞞性が明らかになった以上、方向転換は不可欠です。現在の状況下では、鎖国政策⇒自給型経済モデルへの転換は、現実的かつ大きな可能性を秘めた選択肢です。
(「なんでや劇場レポート2」より)
 鎖国政策に至る過程でも、ある程度の物資の流通が必要ではないかと思います。その場合、新しい物流の相手国として近隣の東南アジア諸国に可能性があるのではないでしょうか。さらに、自給型経済モデルの実現も西洋よりも東洋(中でも東南アジア諸国)の方が、転換が早いと思われます。
 しかし、各国毎に実現基盤の調査が必要です。
 
そこで、東南アジア諸国の中でも食糧自給に関して両極端である、
フィリピン』と『タイ』について、2回に分けて紹介します。
その前に応援お願いします。

(さらに…)

  投稿者 hassy | 2009-01-19 | Posted in 09.国際政治情勢の分析1 Comment »