2007年10月06日

エネルギー問題(利権構造と本質問題)

2006年6月24日新聞記事2006年6月24日新聞記事
 実に端的な、「世界の利権構造」と「地球温暖化の問題化」についての記事があった。
BenjaminFulford: 地球温暖化と環境破壊について(June 21, 2007)より。

英米の秘密結社は二つの大きな派閥に分かれています。①テロ戦争派と、②温暖化防止派です。
①のテロ戦争派は石油利権が目的で、②の温暖化防止派は原子炉利権が目的です。
参考までに①の石油利権派はデイビット.ロックフェラーとJPモーガン(ハリマン、ウォーカー、ブッシュなど)で、②の温暖化防止派はジョン.ロックフェラーとフィリップ.ロスチャイルドです。
①のテロ戦争派は永遠に続く戦争(当面は中東と中国の戦略)を狙っています。
②の温暖化防止派は石油利権の権力を弱め、中国などで500機の原子炉を売ることを目的としています。
実際問題として、①のデイビット.ロックフェラーやアメリカが強いのは石油を支配しているためです。彼らは石油に代わる技術を潰すことに精力を注いでいます。
②の温暖化防止派はエネルギーで人類を支配したいのは同じだが、原子力を用いて支配したいと考えている。
確かに温暖化やCO2は問題だけれど、地球は温度が変化し続けている。
例えばトロイという街は現在10km以上海から離れているが、古代ギリシャの神話では港だった。またグリーンランドでは、800年~1200年の間に農業をやっていた。その後小さな氷河期が始まったので、グリーンランドから人々は避難したのである。今その小さな氷河期が終わろうとしていて、自然と地球は暖かくなってきている。地球の温度は変動している。
その事実を隠して原子炉を売るための口実として、温暖化防止をアピールしている②の温暖化防止派には残念です。①のテロ戦争派に比べれば、どちらかといと②の温暖化防止派のやり方の方がマシですが、どちらにしても人類を奴隷にしたいのは同じです。
私が思う本当の環境問題は温暖化よりも貧困です。発展途上国の農家が自分の家族を守るために生態系を破壊して農地に変えているのが一番の環境問題です。
そのためにも日本が持っているお金を貧困をなくすために使えば、これらの2つの派閥につき合わなくてすむでしょう。

 根本問題は貧困だが、上記派閥が、存在基盤となる貧困の問題を解決することはありえない。
 そういえば、先月の以下のニュースがあった。
 

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「みどりのクールアジア」計画 ~ バイオ燃料作物 増産支援 対東南ア 食糧事情の圧迫回避(2007年9月11日読売新聞)より。

 政府は11日、地球温暖化防止につながるバイオ燃料の生産を、東南アジア諸国が農産物を増産した分で賄えるよう支援する「みどりのクールアジア」計画に着手する方針を固めた。東南アジアで食用として栽培が盛んなコメやパームヤシなどがバイオ燃料の原料になる。温暖化対策を強化する先進国が途上国などからバイオ燃料の原料を調達する際、現地の食料事情を圧迫しない取り組みとして、来年7月の北海道洞爺湖サミットで報告する。
 計画では、農林水産省の専門官を産地に派遣して栽培方法を指導し、ガソリン車用のバイオエタノールや、ディーゼル車用のバイオディーゼルの原料になる農産物の収穫量を増やす。日本で開発した収穫量の多い品種の提供や、かんがい用水の整備などを進める。
 バイオ燃料を製造する施設の建設も資金と技術の両面から支援し、製造技術を持っている日本メーカーや、日本国内への輸送網を持つ大手商社などに協力を求める。
 政府は10月中にも、官民合同の調査団を東南アジア諸国に派遣し、支援対象を絞り込む。候補に挙がっているのは、コメの三期作を行うベトナム、サトウキビ、コメ、キャッサバイモなどを栽培するタイ、パームヤシの栽培が盛んなマレーシアとインドネシアなどだ。
 欧米諸国の政府系機関や企業は、人件費などが安いアジア、アフリカからバイオ燃料を調達しようと動き出している。「燃料用の農産物生産が優先され、現地の食料事情が悪化する」(農林水産省幹部)懸念も高まっており、農産物の増産が欠かせない状況となっている。

◎「石油燃料よりも二酸化炭素排出量が減る(≒地球温暖化に貢献すると思われている)」バイオ燃料(Wikipedia)だが、欧米諸国の経済優先の動きが、当初より懸念されてきた「これらの作物が大々的に代替エネルギーに振り向けられれば、食用および飼料用穀物の不足、低所得国の食料を先進国のエネルギー利用によって奪うなどの事態が生じかねない。また、耕作地の拡大や増産による森林破壊や土壌劣化、水の枯渇など環境問題(引用)」を現実問題にしている。
◎BenjaminFulford氏が言う『本当の環境問題は温暖化よりも貧困だ』という視点に立てば、バイオ燃料の導入は、「石油利権の権力を弱める」ことにはなっても、「貧困国をさらに貧困にし、生態系もさらに悪化させる」という点で、まったく環境問題の答えにはなっていない。(何れにしろ、石油の枯渇とともに、石油利権は消えうせる。その利権を失う前に、石油利権に代わる次の利権の可能性を探索しているのが欧州の石油メジャーである。米はまだ戦争の可能性から脱却できていない。)
◎代替エネルギーに可能性を求めるのは、“本題からの逃げ”である。エネルギー問題を克服するには、市場拡大→大量消費の問題を克服する以外にないことは小学生でも分かる。つまり、『無駄な消費をとことん無くすこと(要不要判断を明確にしていくこと)』が中心の課題なのだ。その実現が、先進国による搾取ゆえの貧困を克服することになり、さらに環境問題の克服にもなる。
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List    投稿者 toya | 2007-10-06 | Posted in 未分類 | 3 Comments » 

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コメント3件

 匿名 | 2007.11.23 2:38

欧米の歴史をみると、国際金融(ユダヤ人金融家?)は既に英国と米国の中央銀行を乗っ取りこれらを度重なる戦争と負債により財政破綻させています。
今米国で起きているイラク戦争やサブプライムローンも彼らにとって筋書き通りなのです。 となると、次は日本・中国・韓国ではないか?と当然思うのですが、この辺どうなっているのでしょう?
(確か先月読売新聞で公的機関のひとつ造幣局を民営化する計画があるという記事がありました。そういえばこのサイトでもあつかってましたね。http://blog.trend-review.net/blog/2007/10/000503.html)

 blogger0 | 2007.11.26 13:52

コメントありがとうこざいます。
造幣局の民営化によって、紙幣や貨幣の製造技術の国外への流出を招けば、日本円もドル並みに偽札が出回ることになるのかもしれませんね。偽通貨も正規通貨と組み合わせて使えば、さらに巨大な利益があげられそうですしね。

 イヌワシ | 2009.05.29 15:04

お金の問題点。利子と言う椅子取りゲームと中央銀行による搾取。
http://inuwasi.net/a/52
定番の一冊 「金融のしくみは全部ロスチャイルドが作った」 を紹介させていただきました。

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