オバマ大統領、これからどうする?
>さあ、オバマ新大統領、どうするつもり?
みなさん、21日早朝の就任式中継、テレビで見ました?
ブッシュやクリントンの時って、同時中継までやってましたっけ?記憶に無い。
今回、アメリカだけで無く、世界中大騒ぎしているようです。
でも、就任演説、期待したほどリンカーンやケネディーのようにキャッチーな言葉が出たとも思えません。
何だか、当たり障りのない演説だったように思います。
それでも、今まで「強いアメリカ」しか言ってこなかったアメリカ大統領が、「自信を持て!アメリカはやれる!」と語りかけるのは新鮮ではありました。
で、アメリカ経済、その中でも失業対策どうすんだ?ということに関して。
興味有る方は下のバナーをポチッとお願いします。
以下は去年の暮れ当たりから、オバマ新大統領の政策として発表されてきたものです。
全て、ロイターのネットニュースから。
12月9日
オバマ次期大統領は編成した経済チームに2011年までに最低250万の雇用を創出する施策を策定するよう要請した。米連邦議会は来年1月、大規模な新たな景気刺激法案を通すと見られており、そうなれば、オバマ政権の発足後、直ちに大統領が法案に署名できる。
12月21日
オバマ次期米大統領は21日、勤労者世帯を支援するため新たなタスクフォースを設置する方針を明らかにした。
勤労者世帯に関するタスクフォースは、バイデン次期副大統領が責任者を務め、政府高官や労働者団体および産業界の関係者、活動家などで構成。教育・訓練の促進や中流家庭・勤労者世帯の所得および退職後の生活安定を保護することを目指す。
バイデン氏はABCの番組で「オバマ次期大統領と私は、勤労者世帯の経済状況が悪化していることを承知しており、これを好転させる考えだ」と述べた。
一方、オバマ氏の政権移行チーム関係者は、厳しい景気見通しを受けてオバマ氏が、経済再生計画での雇用創出・保護の目標を、向こう2年間で300万人という規模に引き上げる方針だと明らかにした。
オバマ氏がこれまで示してきた目標は250万人だった。
1月15日
ペロシ下院議長(民主党)は15日、2年間で総額8250億ドル(約73兆5000億円)に上る景気対策法案の概要を発表。オバマ次期大統領が目標とする最大400万人の雇用創出と米経済再生の実現へ、大型減税やエネルギー、科学技術など8分野に重点的に財政資金を投入する。ペロシ議長は今回の法案は経済再生に向けた「最初の重要な一歩」と表明、早期成立へ超党派の合意を呼び掛けた。
雇用創出はグリーンディールとかで、新しい環境系産業の創出と、その基盤となるインフラ、教育、医療への投資ということです。
しかし、見て貰って、解るように目標人数は250万人→300万人→400万人と、この一月ほどの間に増えていってます。
雇用政策の中身はここで検証しませんが、これだけあたふたとした数字の修正は見たことがありません。
それだけ、オバマ氏周囲のブレーンたちの予測を超えた酷さということでしょう。
そんな、分析しかできない状況で、その効果を期待するのは酷です。
一度は予測を外すことはあっても、その原因を検証して、次は必ず立て直すのが鉄則です。
数字をずるずると訂正するのは、しっかりとした見通しが立っていないことの証明です。
次は20日の時事プレスから
就任式に解雇の嵐=米企業のリストラ加速
急激な業績低迷に直面する米企業は、オバマ新大統領が就任した20日も、相次いで人員削減計画を明らかにした。映画製作大手のワーナー・ブラザースが従業員の1割に当たる800人の削減を決めたほか、音響機器のボーズが約1000人、銀行大手バンク・オブ・アメリカが最大4000人を削減する方針が伝えられた。
米企業のリストラの動きは年明けから加速。オバマ政権が大型景気対策を実施しても、効果が表れるのは年後半となり、景気悪化は当面続くとみられているためだ。
間違い有りません。このグリーンディールはこけます。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.nihon-syakai.net/blog/2009/01/1008.html/trackback
hermes bags australia | 2014.02.03 2:50
hermes 0180 日本を守るのに右も左もない | 『国際金融機関どうなる?』17.~短期金融市場を規制するには?~