新概念を学ぶ15~「こいつらとだったら勝てるかもしれない。」期待応望を母胎とした闘争集団!!~
前回までの第一の統合様式である共感統合によって弱オス達は互いを注視することで不安感や恐れの気持ちに共感することが出来、それが安心感を生み、本能不全を和らげていきました。しかし共感統合により意識を統合することはできましたが、あくまで充足への収束であり、不全(縄張り確保)の克服には至っていません。今回はその不全をどう克服し、どのように真の集団動物へと進化していったかを見ていきたいと思います。
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暴走の源流=平安貴族4 収奪の限りを尽くした王朝貴族は、どんな悪行を働いてきたのか?(第2回)
暴走の源流=平安貴族3 収奪の限りを尽くした王朝貴族は、どんな悪行を働いてきたのか?・・・の続きです。
今回も、引き続き古文書から平安貴族の実態を暴きます!
「尾張国郡司百姓等解文」 画像はリンクよりお借りしました。
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新概念を学ぶ14 充足物質エンドルフィンを同一視によって相手発で分泌するようになった原猿
ミラーニューロンの成せる業「マカクザルの新生児が相手の表情を真似ている」
画像はこちらからお借りしました。
前稿「新概念を学ぶ13 原猿の本能不全によって性闘争が抑止され、扁桃体の仲間認識(追従本能)が解除された」の論点は次の通りである。
【1】扁桃体の危機逃避回路・仲間認識回路が追従本能の中核を成す。
【2】扁桃体の仲間認識を性情動物質が抑止することで性闘争が起きる。
【3】ところが本能不全に陥った原猿は、適応欠乏と危機逃避回路が作動して性情動物質が抑止された結果、扁桃体の仲間認識が復活し、追従本能が復活した。
【4】ところが、それだけでは本能不全を突破できないので、親和本能をさらに強化した。
その中身は、成体雄にも親和物質(オキシトシン)が分泌され、元々は庇護存在(闘争存在)である弱雄同士が親和し合うという、一般生物からすれば異常事態である。
これが「親和本能を更に強化し、追従回路に親和回路が相乗収束した依存本能に収束してゆく。つまり、縄張りを持たない敗者たちが互いに身を寄せ合う」ということの中身である。
ところが、それでも本能不全は克服されたわけではない。
最終的に、原猿の弱雄たちは、この不全感をどのようにして突破したのだろうか?
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暴走の源流=平安貴族3 収奪の限りを尽くした王朝貴族は、どんな悪行を働いてきたのか?
(画像はこちらからお借りしました)任国に赴く受領(因幡堂縁起)
前回の記事(暴走の源流=平安貴族2 収奪の限りを尽くした王朝貴族は、地元の豪族達から生命を狙われていた)
では、
●当時の受領たちは、さまざまな不正行為によって多大は財を獲得していた。彼らは、不当課税・不当徴税・恐喝・詐欺・公費横領など、考えつく限りの不正を行った。それにとどまらず、私利私欲のために不正を働く受領たちは、自らの不正行為が露見することを防がんとして、口封じのために殺人をも躊躇しなかった。
ということについて、事例を紹介して追求を深めました。
この地元の受領たちが恨まれていた証拠として、「尾張国郡司百姓等解」という書物が残っています。今日はこの書物に綴られている悪行の数々について具体的な中身を紹介していきます。
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米国の圧力と戦後日本史(総集編1) 戦後3年間で、アメリカによる日本支配の根本は完成されていた
半年に亘って追求を続けてきたこのシリーズも、現代に入り、日本の現在進行形の課題であるTPPについても議論した。その上で、今まで議論した内容を軸に、近い将来における日本社会の状況を予測した。そこで、今回からは「米国の圧力と戦後日本史」シリーズでこれまで追求してきた内容を振り返り、まとめていく。
(吉田 茂)
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立て直せ!! 狂った医と食 ノーモアくすり LOVE 免疫
こんにちは。
前回の救世主ガンはいかがだったでしょうか。ガンが救世主だったとは意外でしたね。
今回は『免疫』を扱います。
ガンと違って、免疫機能が私たちの健康を維持するために働いていることを疑う人はいませんよね。
しかし、その大切な免疫機能を、私たちは無意識のうちに破壊しているのです!
どういうことなのでしょうか?
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本気度が問われる時代。今何を成すべきか1~「極限時代」自然外圧に五感が反応⇒成員の誰もが「畏敬・感謝の念」で外圧と向き合っていた
厳しさを増す経済情勢、年々早まる社会的な意識潮流の変化。今、この状況をどう捉え、どう突破方針を出していくかという「本気度」が試される時代に入りました。
「もっとよくしたい」という想いは高まっていても、どこかで躊躇していたり、できない言い訳を考えたり、他人任せにしたりと、その想いが現実場面でなかなか結実していかないのも、一方の事実でしょう。
年々高まる「もっとよくしたい」という想いを結実させるためにも、まずは現実の外圧(壁)に向かっていく本気度を、先人達に学んでいこうというのがこのシリーズの趣旨です。
第一弾は、人類史の起点となる極限時代における、先人達の本気度を学んでいきたいと思います。
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米国の圧力と戦後日本史26 ~TPP→グローバリズム・バブルの影で、共同体企業のネットワークが拡大していく~
1970年、「豊かさの実現」以降、根底的な大衆の私権活力は衰弱し続けてきました。さらに、2002年の収束不全、2008年のリーマンショック、2011年の311原発事故と、段階的に私権活力は衰弱し続けています。
これと連動するように、市場は縮小せざるを得ない状態に追い込まれていきますが、市場拡大を絶対命題とする政府・官僚は、政府に大量の国債を発行させ、市場に金をつぎ込んできました。それが、今や1000兆円にまで膨らんだ国債累積残高です。
また、市場の閉塞に対する突破口として、『グローバリズム』が提唱され、さらにそれが「逆らえない必然的な流れ」であるかのように喧伝され始めたのが、1990年代以降でした。各国政府による規制が否定され、各国の”市場”が繋がり一体化していきます。閉塞しかけていた市場は、新たな別の”市場”を発見する事で、何とか生きながらえてきました。
その意味で、「あらゆる貿易障壁を撤廃して、市場を一体化させ、さらに政府機能をその下に置こうとするTPP」は、1990年以降のグローバリズムの延長線上にある、必然的な帰結だということもできます。
つまり、
【大 衆】私権活力の衰弱→市場の衰退
【金貸し】グローバリズムの推進→市場の(強引な)拡大
この二つの潮流が進んでいく事になります。この矛盾する潮流は、どうなっていくのでしょうか?
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新概念を学ぶ13 原猿の本能不全によって性闘争が抑止され、扁桃体の仲間認識(追従本能)が解除された
前回「新概念を学ぶ12~哺乳類と原猿の集団化の違い」で扱ったのは、『実現論』「前史ニ.サル時代の同類闘争と共認機能」のうちの以下の部分である。
原猿たちは恒常的に飢えの苦痛に苛まれ、いつ襲ってくるか分からない敵=首雄の攻撃に怯えながら暮らしていたが、それらの極度な不全感が生命の根源を成す適応欠乏を強く刺激し、生起させた。加えて、恒常的に強力な危機逃避回路(未解明だが、おそらくアドレナリンetc.の情報伝達物質)が作動する事によって(これも未解明だが親和系のオキシトシンetc.による性封鎖力ともあいまって)性闘争が抑止され、それによって、モグラ以来性闘争物質によって封鎖されてきた追従本能が解除された。
かくして、不全感の塊であった境界空域の弱オスたちは、適応欠乏に導かれて強く追従本能に収束する。しかし、互いに追従し合っても、誰も(縄張りの確保あるいは不全感の解消の)突破口を示すことは出来ない。そこで、わずかに可能性が開かれた(=不全感を和らげることのできる)親和本能を更に強化し、追従回路(アドレナリンetc.)に親和回路(オキシトシンetc.)が相乗収束した依存本能に収束してゆく。つまり、「縄張りを持たない敗者たちが互いに身を寄せ合う」。
このように、原猿は、本能不全⇒適応欠乏と危機逃避回路作動⇒性闘争抑止⇒追従本能+親和回路が相乗収束した依存本能に収束した。
この中で、危機逃避⇒追従回路を司るのが、脳内の扁桃体という機能(部位)である。
今回は、この扁桃体が果たす機能を明らかにする。
いつも応援ありがとうございます。
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暴走の源流=平安貴族2 収奪の限りを尽くした王朝貴族は、地元の豪族達から生命を狙われていた
(画像はこちらからお借りしました)国府を焼く平忠常の乱
前回の記事(暴走の源流=平安貴族1 収奪と悪徳の限りを尽くした平安貴族)
では、
●庶民からの収奪と云い、試験験制度と云い、現在の特権階級の暴走の原型は平安時代に出来上がっていたこと。
●これから、平安貴族の不当課税・不当徴収・恐喝・詐欺・公費横領、さらには殺人やその隠蔽をはじめとする暴走の実態を紹介し、平安時代の支配構造を明らかにしてゆく。おそらく、現代日本の支配構造(特権階級の暴走)に繋がる源流がそこにある。
ということを提起しました。
今回記事では、
●当時の受領たちは、さまざまな不正行為によって多大は財を獲得していた。彼らは、不当課税・不当徴税・恐喝・詐欺・公費横領など、考えつく限りの不正を行った。それにとどまらず、私利私欲のために不正を働く受領たちは、自らの不正行為が露見することを防がんとして、口封じのために殺人をも躊躇しなかった。
ということについて、事例を紹介して追求を深めていきます。