2022年06月23日

【世界の力を読み解く】米国の軍事同盟は限界か?/最終防衛ラインまで撤退状態

今回のウクライナ戦争のきっかけとなったのはロシア・ウクライナ間での問題ではなく“NATO”を通じて米国がロシアを挑発したことにあります。

そもそも“NATO”とはどのような同盟なのでしょうか?

NATO(北大西洋条約機構)
第二次世界大戦後に共産主義とソ連の脅威に対抗するために、イギリスとアメリカが主体となってヨーロッパ諸国の多国間で結成された軍事同盟。これに伴いドイツやトルコなどヨーロッパ各地に米軍が駐留している。冷戦後は域外紛争も対象としており、米国主導のもと、アフガニスタン紛争やイラク戦争にもNATO加盟国は参加している。12か国で始まったNATOは現在29か国までに増えている。

実はトランプ政権時代に米国は、NATOに対しては否定的な意見立場にいましたが、バイデン政権に戻って以降に今回のウクライナ戦争からも分かるように積極的に関与して、戦争を引き起こしました。
現在米国はひどいインフレに晒されており、財政的には危機的に状況です。戦争商売を仕掛けてでもドルの地位を守ろうと必死であることが見えてきます。
今回記事ではNATOのような軍事同盟が他にはどのようなものがあるのか、そこからの今後の展開を考察していきたいと思います。

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