2011年01月11日
『超国家・超市場論 第10回』 ~生存圧力に基づく同類闘争から、同類圧力に基づく同類闘争=認識競争へ~
本シリーズでは、国家や市場を超える新しい社会統合機構について展開した、「超国家・超市場論」を連続して紹介している。
(心の豊かさを重視:画像はコチラからお借りしました)
前回は序列統合の限界、すなわち序列上位者に圧力が働かなくなり、その結果遊興階級に転落することで、秩序崩壊を招くという序列原理の致命的欠陥について触れた。
現在先進国では、生存圧力からほぼ解放されることで、序列統合は機能不全に陥り社会秩序はガタガタとなっている。
今回のエントリーでは、序列統合に代わる新たな社会統合様式の姿を求めて、本論の中心的な視点である「置かれた状況を貫く現在の中心的な圧力」について見ていきたい。
いつも応援ありがとうございます