2008年10月10日
福田辞任から一ヶ月、日本の政局はどうなる?
9/1の福田突然の辞任から一ヶ月。
この間世界経済の目まぐるしい変化がありましたが、これを受けて日本の政局はどこに向かっていくのか?
この一ヶ月に起きた国内外の大きな動きを振り返ってみる。
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米破綻劇の背後にあるもの~暴落を仕掛ける勢力VS防戦一方のFRB
一般企業の発行するコマーシャルペーパー(CP)の直接買い取りをFRBが始めた。CPとは、ある程度の信用力を有する大企業が市場から短期資金を調達するために、発行する無担保の割引約束手形のこと。つまり、FRBは金融機関の救済にとどまらず、企業に直接、資金供給を始めたということだ。
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アメリカを支える中国と多極派の暗躍
ここ数日、新聞やテレビでは株価下落のニュースを報じているが、お隣の中国は北京オリンピック以降、あまり動静が報じられることがない。
世界経済が大混乱期に入っている今、アメリカ以外の大国である中国・ロシア・EU・中東諸国の動きが気になるところである。
ここでは、あまり報道のない中国について、改めてアメリカとの経済的関係について整理してみたい。
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『近代国家成立の歴史』1 はじめに ~市場拡大が第一の近代国家~
株価暴落・現物価格高騰や国家による借金の増大など、様々な「経済問題」が噴出しています。ここで、経済及び市場の問題を考える上で欠かせないのが、国家と市場の関係です。「国家」とは、何なのでしょうか?
現在の国家、つまり近代国家(と近代市場の関係)は、突然登場した訳ではありません。ある社会状況の下で、作り出されたものです。そして、現在の“アメリカ発金融危機”は、近代市場の末期的症状であると共に、近代国家の末期的症状でもあると言えそうです。グループで追求した議論を元に、シリーズ記事として、この『近代国家成立の歴史』を紐解いて行きます。今回は、その概要です。
日露戦争でも儲けていたリーマン?
日露戦争の戦費調達にユダヤ人資本家ジャコブ・シフが活躍した事は有名ですね。
シフと日銀総裁高橋是清との信頼関係はある種美談として伝わっています。
萬晩報さんhttp://www.yorozubp.com/9811/981115.htmより
明治36年(1904)12月、日本銀行副総裁だった高橋是清は曾弥荒助蔵相に呼ばれ日露が開戦した場合の戦費の調達方法を相談された。高橋是清はただちにロンドンに向かい、翌年2月のロシアへの宣戦布告を控えてイギリスの銀行団に資金調達を持ちかけていた。日本は自前の予算で戦争できるほど国力はなかった。2億円の増税と7億円の国債発行に加えて、イギリスとアメリカ、ドイツから8億円借金をした。
最初の1000万ポンドの外債発行は1905年5月だった。すでに戦火は開かれていたから泥縄である。不思議な国家といえる。500万ポンドはイギリスの銀行団、残りの500万ポンドはニューヨークに拠点を置く金融業クーン・レープ商会の総支配人ジャコブ・シフが引き受けた。
銀行団の最初の300万ポンドの発行条件は年利6%、額面100ポンドに対して発行価格は92ポンドで5年返済だった。平均利回り8%程度である。2回目は1200万ポンド。3回目3000万ポンド、4回目3000万ポンド。計8200万ポンドが調達された。
2回目以降はクーン・レープ商会が引き受けの中心となった。ユダヤ人が日本に協力的だったのは理由がある。ロシア国内のユダヤ人が迫害され、戦争ではいつも戦闘の第一線に立たされ多くの犠牲者を出してきた。ただ同じユダヤ系でもロスチャイルドは別の理由で日本への協力に消極的だった。
このシフが総支配人だった、クーン・レープ商会があのリーマン・ブラザースに繋がっているって知ってます?
高橋是清とジェイコブ・シフ、なんか似てるな
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紙くず同然の債権が米主要金融機関14社だけで8000億ドル
市場価格が存在せず、市場の買い手がつかないと分類された金融資産(CDOなど) =レベル3と言われる紙くず同然の債権が米主要金融機関14社だけで8000億ドルもある。
ブッシュさんが頑張って可決させた「米金融安定化法」の最大出資額7000億ドル(約74兆円)が簡単に吹き飛んでしまう。リンク
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RFC(復興金融公社)とは?
米金融破綻に対し米当局が打つべき手として、金融機関の不良債権を買い取るRTC(整理信託公社)のような対応では不十分であり、1930年代の大恐慌時代に設立されたRFC(復興金融公社)のような機関を求める声が高まっています。
RFCに関して、るいネットに分かりやすくまとめた記事がありましたので、紹介したいと思います。
るいネット、コスモスさんの投稿です。
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アメリカの生命保険事情
AIG破綻を巡って取り付け騒ぎが起きないのは何故なのか、アメリカの保険事情を探ってみました。
CDSの歴史とAIG
CDSの焦げ付きで先月16日、AIGは経営危機→FRB・米国政府による救済。
救済した理由は、「AIGが破綻すれば、元本保証の後ろ盾を失い、サブプライム関連商品(RMBS、CDO)の損失リスクを各金融機関はまともにかぶる。」であった。
CDSの仕組みについては、米国金融機関を襲う、CDSという「大量破壊兵器」ブログ「金貸しは、国家を相手に金を貸す」を参照。
そもそもこの金融版の大量破壊兵器:「CDS」とは、誰がどのように作ったのか?なざ保険会社であるAIGが、CDSを売るようになったのか?
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3段構えの米金融恐慌対策(RTC→RFC→IMF?)
FRBが目論むアメリカの金融恐慌対策を予測してみる。
今回のアメリカ発金融恐慌対策のFRBの救済策は3段階で構成されているのではないか。
まず、今回の金融安定化法案に盛り込まれていたであろう1980年代のRTC(整理信託公社)現代版、次に1930年代のRFC(金融復興公社)の現代版、そして最後に国際通貨基金IMFの登場である。
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