衆議院予算委員会議事録 ~アメリカが日本の財産(生産基盤)を奪う金は、日本が出した!~
国会といえば、野次の飛ばしあい やかみ合わない議論
見るのも聞くのも疲れて 、期待も関心も薄れていく
そんなイメージしかありませんが、マスコミからはぜ~~~っったい放映されない 、と~~~っても大事な議論 が、実はされていたんです
これほどの内容が国会で扱われているにも関わらず、マスコミ(テレビ・新聞)でちゃんと扱われないなんて、マスコミは本当に社会を閉塞させている張本人 ですね
今日は、阿修羅さんより、2010年2月9日の衆議院予算委員会における民主党・小泉俊明議員の質疑の議事録の引用記事をご紹介します 😉
一緒にネットで勉強しましょう~
ありがとうございます
まず冒頭で、「今から何について追求するのか」「現状はどうなっているのか」をとっても端的に整理してくれてます 😛
○小泉(俊)議員
>今、日本じゅうの国民の最大の関心は景気、経済にあります。この国民の期待にこたえ、効果的な対策を打つためには、経済の現状を正しく認識するとともに、原因を正しく分析することが不可欠であります。
>そこで、まず、平成十三年、小泉総理登場以来のここ十年間の経済の現状を簡単に振り返ってみます。
>GDPが、先進諸国で一カ国だけ伸びないどころか減少を続けています。
>自殺者はここ九年間で二十九万人、十年間で七万人死亡しましたベトナム戦争の四倍にも上っています。
>倒産数は九年間で十四万件、破産はここ八年で百五十五万人。
>生活保護世帯も、平成十二年の七十五万件から、九年で一・五倍の百十五万世帯。
>結果から見まして、この小泉改革は、日本経済、特に地方経済の衰退と中小企業の疲弊と犯罪の増加と国民生活の破壊を招いたとしか言いようがないわけであります。
何でこんなことになってしまったのーーー
・・・と思ったら、ちゃんと教えてくれてました~(≧▽≦)
○小泉(俊)議員
>それでは、日本がここまでがたがたになった原因は一体どこにあるのか。小泉さんと竹中さんがやったことを振り返ってみたいと思います。
>小泉総理が就任したときに約一万四千円ありました平均株価が、二年後の四月二十八日、約半分の七千六百七円に下がりました。
>皆さん、偶然これが暴落したと思いますでしょうか。あの小泉総理、竹中さんがやったことを思い出していただきたいと思います。
>不良債権の強制的処理という名のもとに貸し渋り、貸しはがしを行いました。その結果、実体経済の血液であります金融がとまり、株と土地が暴落を始めました。そして、この株と土地が暴落したときにやったことが、時価会計と減損会計の強制的な導入であります。これはもともと、本来、株と土地が上がったときに入れる制度でありますから、この制度の導入によりまして、ますます株価が暴落をいたしました。
>そして、決め打ちが、銀行と企業の株式保有の禁止であります。もともと銀行と上場企業は四分の一ずつ株を持ち合いしておりましたので、この禁止によりまして、大量の株式が市場に放出をされ、株が大暴落をしたわけであります。
>この結果から見ますと、小泉さん、竹中さんがわざと強制的に株と地価を引き下げたとしか私には思えないのであります。
つまり、小泉元首相・竹中元大臣は、①株価と土地を暴落させて、乗っ取りやすくしたんです
しかも、それだけじゃなく・・・
○小泉(俊)議員
>それでは、一方で株価を下げながら、もう一方で何をやったかということを見てみたいと思います。
>平成十五年一月から平成十六年三月までの十五カ月間で、小泉総理、何と三十五兆二千五百六十五億円という史上最高のドル買い介入をしたわけであります。
>この二年間で三千三百六十八億ドル、ちょうど為替介入をしました三十五兆円、米国債を買ったわけであります。これは、言葉をかえますと、三十五兆円の仕送りをアメリカにしたわけであります。
>この余剰資金がどこに行ったか
>結論を申し上げますと、米国に仕送りをした三十五兆円という巨額資金のうち、その半額の余剰資金が日本に還流をしまして、株が大暴落している最中の日本の株式をばか安値で外国人が買ったわけであります。
なんと、②為替介入をして、乗っ取る資金をあげたんです!!
○小泉(俊)議員
>そして、これで何が起こったかといいますと、
>巨額な利益配当が無税で外国に流れることになりました。
>そしてもう一つ、外国人が日本の企業の所有者となった結果何が起こったかということでありますが、当然、利益配当を極大化するために固定経費、経常経費を削りたい。それにこたえて小泉、竹中さんがやったことが、終身雇用制の破壊と人材派遣の規制緩和であります。
>そしてまたもう一つ、後期高齢者医療制度もこの脈絡の中から読むことができます。製薬会社の実質的所有者であります外国人の利益を守るために、製薬、薬価を維持して、そのしわ寄せをまさに高齢者に持っていった
日本が日本の企業を買い取る費用をあげるなんてーーーっ
そしてその結果、利益が外国に吸い取られたり、生産者の安心基盤が破壊されたりしてるなんてーーーっ 👿
本当に、日本のためと間逆のことをやっているんですね。。。
だから、
○亀井国務大臣
>簡単に言いますと、自民党席からはまたやじが飛ぶかもしれませんが、小泉・竹中改革と称する路線の逆をやれば日本の未来が開かれる、このように私は思います。
って言ってしまうのも分かります。
確かに、産業構造は変えないといけないし、縮小均衡では可能性がない。
でも
“小泉・竹中の逆をすればいい”だけじゃ、ダメなんです
誰もが生存圧力にさらされて私権(地位やお金やそれ以外の私的権益)を目的しているのを前提とした発想では、旧い市場の枠組みからは抜け切れていない
今必要なのは(みんなが求めているのは)、みんながみんなの期待に応えることを活力源にし、みんながみんなの役に立つことで評価される、そんな社会を実現する方針
そのためには、
例えば・・・
そもそも銀行や株式市場に振り回される経営って、根本的におかしいのではないか。
そこで働く社員こそが、企業を運営する当事者であり、自分たちの場は自分たちで担っていく方が、活力も上がるのではないか。
⇒社員全員が、出資・経営・生産を担う共同体へ
例えば・・・
国民や日本経済にお金を回すと言っても、無駄な公共投資や有効な使い道のない子供手当てでは、環境や教育がよりガタガタになるだけ。
本当に必要な生産(農業や新資源や社会事業etc)を支援する方が、健全な社会になるのではないか。
⇒社会事業支援・活力再生事業支援へ
等、企業形態や生産内容も含めた“新たな生産基盤の構築”という視点が不可欠だと思います
(byニシ)
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コメント3件
ぷーちん | 2010.11.28 0:19
追記
むしろ逆だろう。変なウソはいけない。
中露間貿易でのドル離脱の合意は前から決まっていたことだ。
前後関係がおかしい。
北朝鮮砲撃事件の方が「リアクション」であるはず。
!うにまろ!日記 | 2010.11.28 8:48
見下される社会
差別、見下す、嫌悪する、敬遠する、
ちょっと間違えれば相手を酷く傷つけることになる。
こっちの物差しの確かさ、一線までのこちら側の忍耐や話し合いや譲歩など…
ぷーちん | 2010.11.28 0:03
将来的にロシアのユーロ参加はありえるだろう。
(究極的には地球統一通貨であるはず)
しかしまだ相当先のお話だろう。
10年先とかそういう単位の話のはずで
それまではドルは生きているということかい?
南北緊張は目の前の事件だぞ
短期と長期がごちゃまぜになっとるよ。
そもそも「マスコミに載らない海外記事」どころか日本のマスコミも普通に報じとるしw