2013年11月10日
米国債デフォルト後の世界経済はどうなる?1~国債が暴落しても、ハイパーインフレにはならない
国債が暴落すると本当にハイパーインフレになるのだろうか?
画像はこちらからお借りしました。
米上院は10/16、連邦債務の上限を短期的に引き上げて来年2月までの借り入れを可能にする法案を賛成多数で可決した。野党共和党は抵抗を断念、同党が過半数を占める下院も同日可決した。米国債のデフォルト(債務不履行)は一旦は回避され、政府機関の活動も正常化する。しかし、単にデフォルトの危機が先延ばしされたにすぎない。今年の年末~来年初めにはデフォルト問題が再燃することは必至である。
米国債がデフォルトすれば、世界はどうなるのか? 金貸しの目論みは何なのか?
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自給期待と日本の近未来4 ~2002年、市場の先導役だった若者期待が消滅、親の期待発で課題収束~
みなさんこんばんは。
前回は、全く新しい社会期待である『自給期待』がどのように発現してきたかを見てきました。
今回はこの『自給期待』に応える主力となるであろう、『若者の意識』を取り上げてみます。
新概念を学ぶ20~集団自我(私権)⇒力の原理という統合原理が、私権闘争を媒介にして自我を発現させた
「新概念を学ぶ18~自我の原点は個人自我ではなく集団自我(私権)」で述べた論点は、次の通りです。
真猿では、同類闘争(集団間の縄張り闘争)⇒集団自我(私権意識)⇒「縄張りを守るために敵を倒せ」といった他集団の否定意識が発現し、それによって真猿個体の否定意識も強くなる。その否定意識を媒介にして、周りから与えられた期待や評価を否定視した場合に評価(共認)捨象・自己陶酔の自我(回路)が形成される。こうして個体の他者否定・自己正当化の自我が形成される。
つまり、集団自我(自集団の縄張り意識=私権意識)が他集団の否定意識を生み出し、それが個体の否定意識⇒個人自我を生み出した。これが、自我の原点は個人自我ではなく集団自我(私権)ではないかという仮説である。
「新概念を学ぶ19~チンパンジーの力の原理とボノボの充足原理」では、この仮説を検証するために、チンパンジーとボノボの違いに焦点を当てた。
このチンパンジーとボノボの統合原理の違いが、「ボノボをセックス好きで平和を愛する種に進化させ」、「性の問題を力で解決するチンパンジーと、力に関わる問題をセックスで解決するボノボ」を分け隔てた。
このように、力の原理で集団を統合したチンパンジーは、その個体においても否定意識と自我が非常に強い(凶暴である)。それに対して、食糧が豊かで同類闘争が激しくないボノボは(性)充足原理で集団を統合し、個体の否定意識も自我も貧弱である(平和を愛する種である)
とすると、個体の自我を発現させるカギとなっているのは力の原理という統合原理なのではないか?という疑問が生まれる。
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日本銀行が負債を引き受けて国家を救う道はあるか?
現代の経済政策はあまりに複雑かつ専門的になり過ぎて、一般の人には非常にわかりにくいというのが実態です。そこで今日は、金融緩和などの政策の内実を日銀の財務諸表を中心に理解し、今後避けては通れない経済破局の際に、国家や市場経済の軟着陸のための役割、あるいは市場メカニズム大転換への橋渡し役が、日銀に可能かどうかを検証して行きたいと思います。
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