2012年03月06日

魔術から近代科学へ1 ギリシア自然哲学も近代科学も、略奪集団による自然支配のパラダイムにある

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「近代科学の史的総括1、2」では、
【1】市場拡大とともに自我肥大し、自然を支配(破壊)してきたのが近代科学であること、
【2】金貸し主導の戦争→国家プロジェクトの手先となった科学者たちはアホ化していったことを明らかにしました。
「近代科学の成立過程シリーズ」では、
【1】科学は近世、重火器という新しい戦争と市場拡大の二大圧力(兵器需要と貨幣需要)を受けて発達していったこと。
【2】市場拡大を目論む金貸し勢力が、私権拡大を封鎖するキリスト教の教会から観念支配権を奪うために、大学(学者)を支配し、私権拡大→市場拡大に都合の良い観念を作り上げていった。
【3】大航海を契機に万人に私権の拡大可能性が開かれると、国家も科学者も技術者(職人)もそこに全面的に収束した。金貸し勢力が支配する国家が科学技術者を丸抱えして組織化するようになり、それに成功したイギリスが世界の覇権を握ったことを明らかにしました。
しかし、未だ未検討の問題として、近代科学が成立したもう一つの背景「自然魔術による自然支配観念の萌芽」が残っています。
ここまでは、主に近世ルネサンス以降の科学史を解明してきましたが、今後は主に古代・中世から近世に至る科学史の解明に入ります。
いつも応援ありがとうございます。

(さらに…)

  投稿者 staff | 2012-03-06 | Posted in 13.認識論・科学論10 Comments »