共同体企業ネットワーク理論勉強会テキスト(4)~共認回帰による活力の再生→共認収束の大潮流~
画像はこちらからお借りしました。
皆さん、こんにちわ
今回は共同体企業ネットワークの理論勉強会のテキスト4を扱います
初めて本ブログを読まれた方は、「理論勉強会ってどんなことを学ぶ場なの?」と疑問を持たれるかと思いますので、もう一度理論勉強会の趣旨に触れておきたいと思います。
理論勉強会とは、社会の様々な事象を取り上げながら、現代に繋がる最先端の意識潮流を解明することによって、概念装置を体得する場です。
概念装置があれば、時事問題を考える時、仕事の場面で方針を出す場面・・・、いかなる状況に置かれても答えを出すことができます。
この概念装置を作り出すには、全文明史を振り返って、人類の歴史段階的な進化の構造(=実現構造)を解明する必要があります。
そして、この実現構造を解明する中で、何度も塗り重ねて構築してきた「事実の体系」が概念装置です。
事実の体系ですから、当然、現実の場面で使える理論です。
過去のテキストはコチラです☆
↓
テキスト1:これから生き残る企業に求められる能力は?
テキスト2:私権圧力と過剰刺激が物欲を肥大させた
テキスト3:市場の縮小と根源回帰の大潮流
さて、第四回目の今回は、共認回帰の潮流を扱います
しかし、本能回帰よりももっと重要なのは、共認回帰の潮流である。
人類の意識=脳回路は、哺乳類(原モグラ)時代に形成された本能の上に、サル時代に形成された共認機能が塗り重ねられ、その上に人類固有の観念機能が塗り重ねられて成り立っている。その中でも、とりわけ重要なのは、霊長類に固有の共認機能である。これは、周り(同類)の期待に応えることによって充足(安心や喜び)を得る回路(おそらくミラーニューロンとエンドルフィンを主体とする回路)で、サル・人類は、この周りの期待に応える充足=期応充足を最大の活力源にしている。そして、この期応充足を母胎にして、皆で状況を共認し、課題を共認し、役割や規範を共認することによって(=おのおのの意識をその共認内容に収束させることによって)意識を統合=秩序化し、集団を統合=秩序化し、社会を統合=秩序化してきた。
過去5000年に亙って人類を封じ込めてきた私権の強制圧力の衰弱とは、この人類本来の共認充足と共認統合の実現可能性が開かれたことを意味する。人々の深層意識は、当然、開かれた可能性に向かって先端収束し、共認収束の大潮流を形成してゆく。
この私権収束から共認収束への大転換こそ、今回の大転換の本質であり、この大転換こそ金貸し支配を含む現実世界の力の構造を根底から解体し、新しい共認社会を実現してゆく最大の実現基盤に他ならない。
この共認収束の大潮流は、’70年代の仲間収束を皮切りに、’80年代には(私権追求に代わる)やりがい志向を顕在化させ、’90年代半ばには自我発の性欲を衰弱させて一気にセックスレスを蔓延させたが、’02年になると課題収束の潮流を顕現させて遂に遊び第一の価値観を終焉させた。現代の学生は、遊び第一の価値観に染まって遊び呆けていた旧世代には信じ難いことだが、実に真面目に授業やバイト仕事に収束している。
中でも、’02年に生起した課題収束の潮流は、画期的な転換点だと考えられる。これは、’70年以来の期応収束が、「周りの期待に応えるためには、期待課題に収束する必要がある」という形で、第二ステージに上昇してきたことを示しており、その次の「期待に応え、答えを出せるようになるためには、理論が必要になる」という第三ステージ=理論収束への上昇を予感させるものである。
★’68年~’10年までの社会現象をまとめた年表は「こちら」
◆共認収束の大潮流はいたるところに現れています。
①昨年の震災では東北の多くの地域で、漁港をはじめ、まち全体が津波によって大きな被害を受けました。津波という強烈な経験を通して、60代世代のおばあちゃんも家族やみんなを失って、残りの人生は「みんなの為に生きていこう」と決めた方々がいます。若い方のみならずみんなが共認収束(自分発⇒みんな発へ)転換してきています。
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②近年のスポーツインタビューを見ると、若者はまず「みんなに支えられている」などの周りへの感謝の気持ちを述べています。それは普段からそう思っているから出てくる言葉であって、特に’02年以降に思春期を迎えて育った世代は、元から古い観念がないので、自分とみんなの境目がなく、みんなに感謝という言葉が自然と出てくるのではないでしょうか。
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◆さらに課題収束⇒仕事収束⇒社会収束の潮流が顕在化
共認収束の大潮流から生起した、’02年の課題収束の潮流。
昨年、ある企業の事例では、内定者が入社前に自ら合宿を企画し、3日間の合宿を通して、内定者だからこそ伝えられる会社パンフレットを見事に完成させたそうです。
社員からの提案ではなく、内定者が自ら課題を企画し、実現するということ自体、創立以来始めての出来事だったそうで、社員も本当に驚いていたのと同時に、この課題収束の潮流の持つ可能性にはっきりと確信を持ったそうです。
さらに最近では、この課題収束⇒仕事収束の潮流の中から、仕事を通じて「社会をもっと良くしていきたい」という意識が生起し始めています。
それゆえ彼らは、「社会」を出来る限り深く、的確に捉えることの出来る状況認識(の言葉)を求め始めており、これこそ正に、新しい認識を求める理論収束の萌芽だと言えるでしょう。
詳しくはこちら⇒課題収束発の社会収束と、状況認識のための新しい概念
次回は、自我と遊びを終息させた’02年の収束不全について詳しくみていきたいと思います。ご期待ください。
いつも応援ありがとうございます。
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コメント8件
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