2013年08月10日
立て直せ!!狂った医と食 7.『あなたに巣くう細菌が、あなたを救う』
皆さんこんにちは。暑い日々が続いていますが、体調はいかがでしょうか。本シリーズで得た知識を活かして、ぜひ体調維持を図って下さい。
前回の記事: 「高体温de抗体ON!」では、人間の体温にまつわる絶妙なバランスの話題でした。わずか3度程度の範囲内に体温が保たれ、ウィルスなどに感染すると免疫力を高めるために体温を高くして対応するという生体のメカニズムを学びました。
今回は、人類(動物)と細菌との絶妙な共生関係について学んでみたいと思います。
善玉菌と呼ばれる「ビフィズス菌」などの腸内細菌は人間にとって必要不可欠な存在であることは、かなり広く認識されるようになっています。一方、抗菌グッズや除菌などの必要性がアピールされ、清潔志向に応える様々な商品が出回るようになっています。これらは、それぞれ真逆の方向に向かっているように見えます。
人間の体には、いつも存在している細菌(「常在菌」)が巣くっています。それは私たちにとってどういう存在なのか、どのように対応していくべきかについて学んでみたいと思います。