2009年05月21日
労働運動の源流としての「マルクス」
このような特権をアメリカの労働組合はどのようにして獲得したのか? そのような特権は経営者が認めた(与えた)からであり、それは各企業に金を貸す金貸しが認めたからに他ならない。ここでも、金貸しと労働運動の繋がりが透けて見える。
このように、労働運動、さらには左翼運動全体が金貸し支配と繋がっていた疑いが出てくる。
労働運動、さらには左翼運動は金貸し支配の道具の一つだったのではないだろうか?
これが今後追求すべきテーマの一つであろう。
「労働運動」は当然のことながら、資本家と労働者が登場したイギリス産業革命以後のものである。また、歴史的に「労働運動」に大きな影響を与えたのは、カール・マルクスの「資本論」であり、「共産党宣言」であったことは間違いないだろう。はじめに、諸外国の労働運動を見てみよう。
若き日のカール・マルクス