2008年01月03日

『アメリカの共和党と民主党』2・・・南北戦争が起きたのはなんで?

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アメリカは独立以来、移民を受け入れ続け、大陸を西へと拡大していきました
そして、モンロー主義(*1)を契機として、さらに西部への侵入が進み、市場大陸としても拡大していきました
(西部開拓の侵略史(フロンティア)については、次回の章で扱います
そして、南北戦争前夜の1840年代の終わりには、大西洋から太平洋にまたがる大陸国家の建設に成功するまでになりました。
しかし、この時点で建国以来の問題であった奴隷制をめぐり、国家危機を迎えました。
西部開拓(侵略)により州を増加させた市場大陸の拡大は、奴隷制が基盤になっています。
拡大していく中で新しい州を受け入れることにより発展してきたアメリカにおいて、新設する州が奴隷州か、自由州かが、連邦議会のバランスにかかわる重要な問題になったのです。
植民地の開拓史の違いなどにより、独立以前から州の意識はバラバラ・・・
しかし、大国として成長するには、国家としてまとまる必要があります
この章では、アメリカが国家として統合し、市場を成熟させ、海外(ヨーロッパ、アジア)に目を向けていくターニングポイントになる南北戦争 までのアメリカを追いました
(*1 第5代アメリカ合衆国大統領ジェームズ・モンローが、1823年に議会への7番目の年次教書演説で発表し、南北アメリカは将来ヨーロッパ諸国に植民地化されず、主権国家としてヨーロッパの干渉を受けるべきでない旨を宣言した(モンロー宣言)。)
『アメリカの共和党と民主党』シリーズ第2章です
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  投稿者 nishika | 2008-01-03 | Posted in 03.アメリカの支配勢力と支配構造3 Comments »