2007年12月03日
事実を掴み、人々の潜在期待に応えた者が次代を制する
『プロパガンダ教本』(エドワード・バーネイズ著 中田安彦訳・解説 成甲書房刊)には、エミル・ルートヴィヒという著述家によるフランスの皇帝ナポレオンについての記述がある。
ナポレオンは、世論の動向を常に警戒していた。いつも人々の声、予想のつかない声に耳を傾けていた。ナポレオンはこう語っている。「なによりも私を驚かせているものが何だかわかるか? 大衆に耳を傾けることなく、力づくでは何一つまとめることができないということだよ」
『プロパガンダ教本』は今から80年前のアメリカで出版されたものだが、現代の世論操作マニュアルの原点とも言えるものだ。訳者解説から引用する。
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