2008年08月28日
新たな冷戦:多極化する世界
グルジアへのロシア軍侵攻を機に、新冷戦時代へ突入するのでは?という憶測が飛び交っている。
しかしこの「新冷戦時代」というものが、1945年から1988年まで続いた前回の冷戦とは大きく異なることに注意しなければいけない。
世界は二分化されるのではなく、多極化へと向かうのである。
天皇家の裏方に廻った強力氏族~葛城氏
2008年08月25日の拙稿「金貸しに狙われる皇室」に対して、次のようなコメントがあった。
皇室って、そんなに影響あるの?潜在的に、縄文気質を感じることはあるけれど、天皇を感じることはありません。いまや、「ただの人」というのが、正直な感想です。
しかし、日本の支配階級たちは、常に皇室を戴いてきた。源頼朝も、徳川家康も。市場社会化が始まった明治でも、さらには、敗戦後の占領軍であるマッカーサーでさえ、皇室を廃止することはせず、日本の象徴として奉った。
なんで、皇室を奉る必要があったのか? こんなことは日本だけである。世界中の私権国家では、武力闘争によって前王朝は打倒されるのが常識である。ここに日本の(支配階級の)特殊性の一つがあるはずだ。そういう問題意識で、しばらく、大和朝廷と皇統の起源問題を追いかけてみたい。
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