2014年02月08日

マヤカシの民主主義(金貸しによる政党支配とマスコミによる論点隠しと不正選挙)に風穴を開けるには?

●名護市長選挙と都知事選挙
いよいよ東京都知事選挙が明日に迫った。沖縄名護市長選挙では辺野古移転反対派の稲嶺元市長が圧勝しました。貧困の時代はバラマキに大衆が擦り寄ったが今はもうそうではない。もはや日本の民意はアメリカと心中するつもりがないことが明らかになったといっていい。そしてこれは圧倒的な民意を背景にして不正選挙などできようがなかったという事実を示している。他方、前回の東京都知事選挙は、その投票率からして不正選挙であった可能性が高い。そして(脱原発、オリンピック慎重という)民意とは全く無関係に猪瀬副知事が圧勝した。
東京は大都市である。従って民意というものはマスコミで形成される。マスコミを通じてしか実態の世論が把握できないので不正選挙も可能であった。つまり、マスコミ選挙と不正選挙は表裏一体なのであった。
勿論マスメディアで形成された世論を疑う術がない、というのは支配階級の驕りであって、ネットをみればいかに投票者が多かったが一目瞭然である。少なくとも行列のできる選挙が低投票率であったという事実だけでも不正選挙の可能性は高い。今回も、多くの皆さんによる投票所からの状況発信は極めて重要だと思われる。
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●何故、猪瀬は切られ、短期間の再選挙となったのか?
そしてこの不正選挙疑惑が大きくなったことで、猪瀬切り、ちょっとは大衆が納得できる選挙の仕切り直しを、となり、今回の都知事選になった可能性は高い。そこでとられた戦略は、原発推進側は舛添、田母神に分裂させ、脱原発側は細川、宇都宮に分裂させて、接戦で舛添を勝たせるという戦略であろう。接戦の方が不正がばれにくい。たぶん、そういう判断が働いているのであろうと思われる。
細川氏はその所信表明から見ても「脱経済成長志向の哲学」を持った「志のある人物」である。しかし、その背後に小泉氏がいることも含めて、脱原発派を分断する支配階層の高等戦術であるとする見方は十分ありうる。http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/3826ad69f15a8bded1c80703e0081a2c 
原発利権とは縁が薄かった小泉が自然エネルギー利権を狙い、おひとよしの細川と手を組んだのは間違いないだろう。細川の主張する脱成長・脱原発は彼の実践してきた隠遁生活からみても本音である。他方、細川陣営の中核に小沢派の木内孝胤氏がおり、実質的には小沢派がコーディネートした選挙だといわれている。http://dot.asahi.com/wa/2014012200050.html 落ち目の小沢一派が、嘉田滋賀県知事に続いて新しい顔として細川氏を担ぎ、新エネルギー利権を狙う小泉一派の選挙資金に目をつけて巻き込んだというのが今回の細川・小泉の乱であろう。しかし、嘉田未来の党の崩壊にみられたように、この手の看板付け替え戦略がうまくいくとは正直思えない。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20131205-00010005-nkcyzo 
しかし、では宇都宮氏の方も裏がないのか、といえば共産党・社民党という既成政党に寄りかかった選挙態勢を取った時点で、彼も支配階層による政治工作に乗せられているに過ぎないという見方も十分に可能である。http://blogos.com/article/78891/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter 
ジャーナリスト本澤二郎氏のブログでは‘「ムサシ」には自民党から共産党までやっかいになっていた’という事実が語られている。http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=286672 
このように怪しいのは、細川陣営だけではない、社共が押す宇都宮陣営もやはり怪しいのである。左右対立はみせかけであり、右も左もグルだったということなのだ。
●脱原発勢力の一本化ならず~既成政党への不信が拡大する
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市民団体らは必死に一本化を求めたが実らなかった。
http://mainichi.jp/select/news/20140207k0000m040108000c.html 
そして一本化できなかった時点で、今回の選挙も完全にコントロールされた選挙であるというしかない。そのような状況を受けて、選挙そのものを疑う言論が増えてきている。
以下、飯山一郎氏のブログの転載 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=286494 より
選挙とは「民主主義」というマヤカシを支えるだけの めくらまし!こんなことは政治学のイロハなんだが…,またもや「選挙で政治が変わる!」という幻想に多くのシトが酔いはじめている.都知事選.「脱原発」を標榜する細川の殿様と小泉元総理の二人三脚選挙が一大ブームとなりそうでR.細川と小泉が口をそろえて大衆受けのする「脱原発」を叫べば,マスコミもハヤシライスだし,選挙は圧勝!と,小泉純一郎のバックに控えている廃炉利権集団は,とっくの昔にエクセルで計算ずみ.「脱原発」なんてUー美しい言葉に騙されるなよ! 酔っちゃダメだ夜!
●マスコミの論点隠し~小泉劇場再現ならず
しかし本澤二郎氏も書いているがテレビ受けするはずの細川・小泉のメディア露出は低く、細川候補への無党派の票が伸びていないようだ。 選挙中盤では橋下による大阪市で直し選挙が話題になるなど、どう考えても都知事選を話題にしない動きが目立った。
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52061377.html 
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票を割られた上に、メディアの論点隠しでいわゆる「小泉劇場の再演」はならなかった。勿論、「マスメディアによる風」に依拠するようではいつまでたっても世の中を変えることなどできない。
逆に言えば、マスコミは論点隠しくらいしかできなくなったともいえる。郵政選挙のようにマスコミが選挙を主導するという状況は3.11以降、不可能となっている。こうした状況はある意味、チャンスでもある。今回も注目すべきは投票率である。マスコミの論点隠しがどの程度、功を奏したのバロメーターでもある。勿論、そこも前回同様、操作してくる可能性がある。折りしも日本を気象操作かとすら疑われる寒波が直撃している。しかし、雪の中投票所に長蛇の列が並ぶようなことになれば、そしてそれを多くの人々がツイッターやブログに発信すれば、操作しにくくなってくる。
マヤカシの民主主義(その実態は金貸しの間接的な政党支配とマスコミによる世論操作と不正選挙)に私たちが屈し続けるのかどうか。そこがためされているという点で、投票と投票所の状況発信を皆で取り組んでいきましょう。

List    投稿者 staff | 2014-02-08 | Posted in 未分類 | No Comments » 

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