2015年02月24日
インドにおけるロックフェラー・ロスチャイルドの影響力の変遷を考える
●インドでも顕著なロックフェラーの退潮
ロックフェラー=シティの凋落が激しい。日本でもシティは、ロスチャイルド系の三井住友へ売却された。(2014年11月)
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>米金融大手シティグループは日本法人シティバンク銀行の個人向け事業を、三井住友銀行に売却する検討に入った。三井住友銀はシティ銀同部門の全店舗と従業員を引き継ぎ、傘下のSMBC信託銀行と事業統合する考えだ。
ロックフェラーの退潮傾向はインドでもみられるが、その変化は日本とは異なる部分もあるようだ。インドにおけるロックフェラー・ロスチャイルドのパワーバランスについては、以前も考察されているが、リンク 引き続き、検討してみたい。
まずインドでは2008年(リーマンショックの年!)にタタ財閥がシティを買収。
>インド最大手のITサービス事業者Tata Consultancy Servicesは8日(現地時間)、米金融大手シティグループのBPO部門を買収すると発表した。インド最大手のITサービス事業者Tata Consultancy Services(TCS)と米金融大手シティグループは8日(現地時間)、シティのインドを拠点としたBPO部門Citigroup Global Services Limited(CGSL)を買収する合意に至ったと発表した。
また同年、リーマンショックで痛手を受けたAIGもインド法人を含め中国建設銀行に買われている。
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>米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、香港の消費者向け金融サービス会社と、インドのITサービス会社の売却で合意したと発表した。売却されるのは、AIGファイナンス(香港)と、インドのAIGシステム・ソリューションズ。AIGファイナンス(香港)の売却先は中国第2位の銀行の中国建設銀行(CCB)。AIGは米政府から受けた800億ドル超の支援金返済のため、事業売却を進めている。