2013年02月07日
次代に求められる共認形成力とは 第7回~共同体の集団統合=全員一致とはどのようなものか~
今回のシリーズでは「次代が求める生産力=共認形成力をテーマに、その能力について追求しています。
~プロローグ~
第1回~共認とは何か?~
第2回~私権時代の共認の中身とはどのようなものか~
第3回~世界的な本源回帰の潮流と世界を先導する日本への期待~
第4回~共認形成力の根幹、共認回路を育む日本の子育て~
第5回~幼少期の“遊び”の本質とテレビ脳の危険性~
第6回~「自らが村を守ってゆく自主性」を育んだ共同体教育とは~
について見てきましたが、今回は共同体の集団統合=全員一致とはどのようなものか。多数決との違いについても触れながら追求してみたいと思います。
日本社会の集団統合の原形は「集団をどうする」に貫かれた軸のぶれない衆議にあり、縄文体質を基盤とする共同体の延長線上にあると言われています。ここに、わが国に於ける集団の意思決定の方法(「話し合い」~「全会一致」)について、西洋社会(「議論」「多数決」)との対比のなかで非常に興味ある分析がなされている論文があるのでみていきたいと思います。
田植えの神事
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