2009年03月06日

円以外に対し上げている最近の米ドル~ひとこと解説付

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ドルは円以外に対しては上げている そうです。
報道される内容からは、米国経済は瀕死のはずなのに、なんでだろう?
るいネットにわかりやすい記事が載っていたので、よりわかりやすい解説付で紹介します。
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ビジネス知識源(吉田繁治氏)
090221遙かな国トルコ(1):経済と文化のコンチェルト
リンク より抜粋引用
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■2. 円以外に対し上げている最近の米ドル
【円以外に対するドル高の要因】
米ドルが、世界最大の債権国の通貨である円以外に対し、価値を保ち、逆に新興国の通貨やユーロに対し上げているのは、米国の金融機関・ファンド・企業が持つ対外資産(1650兆円:07年末)を、本社の資金繰りのため、売っているからです。(注)対外負債は2000兆円で、対外純負債が350兆円(08年推計)
米国がもつ対外証券の売りは、現地通貨売りとドル買いになります。
米国経済とドルが強いための、円以外へのドル高ではない。逆に、ドルが弱く、米国金融と企業の資金不足から、手持ちの海外債券を売り、それが本国への送金のためのドル交換(現地通貨売りとドル買い)になり、米ドルが価値を維持しているのです。これを認識しておいてください。

なるほど~。バクチで大負けして持ち金が底をついた胴元が、方々の出店からお金をかき集めている状況ってところね。

【新興国の株価と通貨】
2008年後半期の、米国・英国・欧州からの売り(投資の引き揚げ)のため、トルコを含む新興国の株価は、全部、07年10月比で60%~70%も暴落しました。現地の通貨も、ドル交換(=現地通貨売却)が増え、下がった。
【重要】
米ドルが大きく下がる時期は、米国の金融機関・ファンド・企業による対外資産(=対外債権)の売りの勢いが、止まったとき、および、金融・経済対策のため増発されるドル国債が、海外に売れにくくなったときです。これが、半年以内に来る感じがしています。
【金融機関の不良債券買い取りで、FRBの資産が劣化している】
今、米国中央銀行のFRBは、金融機関の不良債権と、買い手がなくなって流通性を失った証券を200兆円も買い受けて、その対価であるマネーを与え金融崩壊を支えています。
今は、FRBの資産が、金融機関からの不良債券の引き受けで、空洞化しています。

かき集めてもかき集めても限界はくる、お金だもの。流通してナンボノモン。胴元といえど、ひとところに無尽蔵、ってことはありません。

【円は、ドルの付属的な位置を、麻生政権が選んでいる】
今、世界では円が最も強い通貨ですが、難点は「国際流通性」です。
理由は、政府・日銀が、対外総債務2000兆円の米ドルに対し、政府が「ドル基軸を守る」と公に言い、ドル債を、米政府の要請に応じて買い支えることから、円がドルの付属通貨の位置にあるからです。
政府の無定見な対米追随が円を弱くし、本来は下がるべき米ドルを支える第一の要素です。
最近では、米国が支配するIMFに、9兆円の資本を拠出する調印を、中川前大臣が行っています。泥酔会見は、米国から感謝された、調印式の翌日でした。

まるで、ダメ男に貢いで尽くして尽くしぬいて、自虐回路に入った「都合のいいだけの女」、みたい。。

【トルコ】
日本人の意識からは、遠いトルコですが、政府が、GDP(≒産出される商品量)に対し、ペーパーマネー(≒国債)を刷り過ぎれば、高いインフレ率になって通貨価値が下がる。この単純明快なことが、トルコでは、見えるのです。
【今後数年は、スタグフレーション】
世界の同時金融危機の後は、スタグフレーションを含むデフレ(数年間)でしょう。スタグフレーションは、企業利益が下がり、賃金も下がって、物価も上がらない数年間です。その間、長期金利は、政府の利下げにかかわらず上がる。

スタグフレーションをウィキペディアで調べてみましたー。
「stagnation(停滞)、inflation(インフレーション)の合成語で、経済活動の停滞(不況)と物価の持続的な上昇が共存する状態を指す」。不況と物価上昇?庶民にはダブルパンチです。しかし、そういや、今って、もうそういう状態かも。

【その後は、インフレになる】
各国政府は、金融・経済対策のため国債を増発し、買い手が少ないので、結局は中央銀行に買わせます。中央銀行はペーパーマネーを刷って政府に与え、それを政府が使う。
それが数年続けば、先進国でもトルコのような通貨価値の下落が認識され、あとは、物価が上がるインフレでしょう。
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(引用以上)

気がついたら、尽くした男(胴元)から、吸い取られるだけ吸い取られて、あげくポイッと捨てられるって、ことにならないように、日本全体が正気に戻る必要があります。
それにしてもアメリカって、小室哲哉に似てる。。
うらら

List    投稿者 urara | 2009-03-06 | Posted in 未分類 | 4 Comments » 

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コメント4件

 どきんちゃん | 2009.06.20 14:44

ベンジャミンフルフォードって何者なんでしょう??

 米流時評 | 2009.06.23 0:54

6.20 イラン 血の土曜日 デモ隊弾圧で死者19名以上

   ||| 6.20 テヘラン血の土曜日 |||
 イランの主要都市でデモ隊と武装警察が激突、死者19名以上、負傷者数百名
 6.20テヘラン…

 とくめー | 2009.06.25 20:38

>「一番何もわからない人を育てる方法は、MBA(経営学修士号)を取らせることだ」ある秘密政府の人が、わたしにそう言ったことがある。事実と現実が、わけのわからない数字や用語にすり替えられる。
  これは非常に重要な話だと思います。目的(MBA取得)が現実と剥離されてれば、その洗脳は根深く、現実(事実)を見なくなる・理解できなくなる。
 本来あるべく目的は、あくまで現実突破の連続であり、それが現実思考である事を経験でなく、学校洗脳教育によって歪められているのが全世界共通の問題事象なのでしょう。

 online hermes handbags | 2014.02.01 19:36

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