2018年07月20日
『近代日本』の核心は、江戸時代に作られた。(明治になって金貸しが作ったのではない。)
日本では金貸し支配がいまだ強い。日本は戦後に従米国家になったのではなく、明治以来金貸しの支配下にあった。むしろ、金貸しの意を受けた反幕府勢力が、その支援の下に権力を握った。それほど金貸し支配は日本に深く巣食っている。この見方は、従来の司馬史観を覆す、重要な事実認識だと思う。
欧米列強を前に日本人が一丸となって外圧に対応して日本は近代国家になり、さらには、最先端の先進国にまでなった。極端に言えば、これらは全て金貸しがやらせたことに過ぎないのであって、日本人はただただ振り回されてきただけということになる。
しかし、このように金貸しが近代日本を作ったとする見方に留まるのも、また、不十分だと思う。