2014年03月27日

【情報戦】 10.最新の情報技術は常に諜報活動と結びついて発展してきた

前回【情報戦】9.中世から近代における情報の支配者の変遷~マスコミ支配の登場~ より

☆ロスチャイルド一族は、一連の諜報活動によって金融取引を優位に進めた結果、大きな利益を手にした。利益の蓄積によって資金力も大きくなり、当時大きな力を持ち始めた通信社を支配することに成功した。この時点で、過去に郵便事業で財を成したタクシス家との資金力の差はかなり大きくなっており、情報網における優位性もロスチャイルド一族が勝っていたのである。
☆これによりロスチャイルド一族は、自前の情報ネットワークによる情報の収集のみならずマスコミによる大衆に対する情報発信が可能になり、「受信」→「受信+発信」という情報戦略上の変化を実現する。つまりは、自らは秘匿情報を優先的に入手し、大衆を情報洗脳することが出来るようになったのである。

近代に入ると、最先端の情報技術は常に諜報活動と結びつけて考えられるようになった。近代ではそれらは電信や海底ケーブルである。

(さらに…)

  投稿者 kichom | 2014-03-27 | Posted in 11.世論形成の場、ネットの可能性No Comments »