2014年03月09日
【情報戦】9.中世から近代における情報の支配者の変遷~マスコミ支配の登場~
前回の記事では、ヨーロッパにおける諜報の原点は、ローマカソリック教会にあり、また、ヴェネツィアを出自とする金貸しはカソリック教会を隠れ蓑に、十字軍遠征等を通して大きな利益を得てきたこと、そして、教会の勢力拡大の実行部隊であるイエズス会は現代もおいても暗躍している様を見てきた。
一方で、近代に入ると、情報の支配者はヴェネツィアを出自とする金貸しであるハプスブルク家、タクシス家から新興勢力であるロスチャイルド一族に移っていった。
今回の記事では、上述したような情報の支配者の変遷が何故起こったのか、そして近代における諜報勢力の中心はどこにあったのかを見ていく。
タクシス郵便