2013年04月27日

あなたの人生を破滅へといざなう食品添加物

みなさんこんにちは。
春の陽気の中でのひなたぼっこが気持ちよくなってきましたね。
それに対して、今日は背筋も凍るような恐ろしくおぞましい話です。
今回は、『立て直せ!!狂った医と食』シリーズの第三回目となる、『あなたの人生を破滅へといざなう食品添加物』について扱っていきたいと思います。

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ところで、皆さんは食品添加物に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか?「香料」「調味料」「着色料」「保存料」など、様々な種類があります。そして、ご存知の通り、現代日本の様々な食品に添加物が使用されています。食品添加物のお陰で、食品は長期間保存が可能となり、また色鮮やかでおいしそうな外観も簡単に演出できるようになりました。また、うまみや風味を追加し、様々な味を楽しめるようにもなりました。使用されている添加物は、一応、厚生労働省の認可を受けたものではありますが、様々なところでその危険性が指摘されています。日本の食は、利便性を享受する一方で、危険と隣り合わせにあると言えるでしょう。今回はそんな食品添加物に焦点をあてて追求していきます。

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■食品添加物とは
<食品添加物の定義>
 食品衛生法第4条第2項では、「添加物とは、食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう。」と定義しています。

<食品添加物の役割>
・食品の製造や加工のために必要な製造用剤
・食品の風味や外観を良くするための甘味料、着色料、香料など
・食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など
・食品の栄養成分を強化する栄養強化剤

食品衛生の窓
より

では、食品添加物は、いつから使われるようになったのでしょうか?

■食品添加物の歴史
食品添加物の始まりは、人類が食品保存のために保存料を使いはじめたことだと言われています。50万年前には原人の手によって燻製が生み出されました。古代エジプト、ローマで、肉の保存に岩塩(亜硝酸塩)が使用されていました。また、紀元前3000年頃、古代バビロニアでは発酵の技術が生まれました。弥生・古墳時代には塩を使用した塩蔵や、わさびやさんしょうを利用した賦香・賦辛などが行われていたとされています。古来より、食料品の保存には様々な苦労がされており、そのために、添加物が使われていました。

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一方、近代になり、食品も工場での加工が行われるようになります。また、農村での自給自足の生活から都市生活の比重が高まり、食品も市場の中での生産・流通が増えていきます。それに伴い、添加物の使用も増え、また、使い道も単なる保存だけでなく、安いコストでおいしそうに作る事を目的に、着色料や甘味料など、多様な種類に及んでいきました。

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*明治時代、有害物質を含む着色料などによる中毒事件が発生し、危険な食品添加物の使用が禁止された
・1900年:飲食物其ノ他ノ物品取締ニ関スル法律 …明治時代の食品衛生行政に関する法律
・1947年:食品衛生法制定 …新憲法制定に伴い、旧法廃止に対応して制定された
⇒添加物は安全が確認されたものを使用可能(ポジティブリスト)とし、当初60種類の食品添加物が指定された
・1957年:食品衛生法大改正…1955年の森永ヒ素ミルク中毒事件を受け、化学合成されたものは指定したもの以外には添加禁止
*1960年代まで指定添加物が急増し、その数は350程度までになった
*60年代から70年代前半の時期は食品公害、発がん性の指摘が相次いだ
⇒1969年:合成甘味料のズルチンやチクロ/1974年:合成保存料のフリルフラマイド(AF2)、に発がん性が見つかり指定取消
*1975年以降は指定取消された食品添加物は無い
*1980年代、輸入自由化~規制緩和の中で11品目が新規指定された
・1991年:物質名の表示の義務付け
・1995年:天然由来の添加物も合成物と同じく指定制となり、天然由来の添加物は安全性が評価されずに既存添加物と分類された
・1998年:「既存添加物の安全性評価に関する研究調査(平成8年度調査)」の結果、既存天然添加物489品目のうち、139品目に速やかな調査が求められるが残りは安全性が高いものであると結論づけられた(以降、調査が継続された)
・2003年:食品安全基本法成立、食品衛生法改正…雪印集団食中毒事件やBSE問題の発生等を背景に、国際化の進展など国民の食生活の状況変化に対応して、食品衛生上の危害防止から安全性確保へと総合的に推進することを目的に制定された
・2005年6月現在:指定添加物361品目、既存添加物名簿への収載450品目、天然香料600品目許可、一般飲食物添加物100品目
*化学物質から作られた添加物は単品の検査はされているが、組み合わせた場合の結果までは検証されていないため、安全性の確認が必要になっている。

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近代以降の食品添加物の歴史は、市場原理主義の中で、利益 vs 安全性の綱引きの歴史と言えるでしょう。法整備が進んではいるものの、
では、食品添加物を摂取すると、人体にはどのような影響があるのでしょうか?

■食品添加物の危険性
食品添加物には、様々な種類があります。そして、種類ごとに毒性があり、強いモノから弱いモノまであります。ここでは、ほんの一例だが紹介したいと思います。ちなみに、これらは日本で使用が許可されている添加物です。


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○亜硝酸ナトリウム:ハム、ソーセージなどに使われる発色剤
吐き気、下痢、貧血、中枢神経麻痺などの原因になる。遺伝子にキズをつける。
魚に含まれる第二級アミンと結合してニトロソアミンという強力な発ガン物質になる。

○アスパルテーム:清涼飲料水、ガム、アイスクリームなどに使われる合成甘味料
動物実験で脳腫瘍、骨格異常が発生

○EDTA2ナトリウム、EDTAカルシウム2:マヨネーズ、缶詰などに使われる酸化防止剤
カルシウム不足を起こし、血圧低下や胃腸障害の原因になることがある。
毒性が強く、催奇形性が見られる。

○オルトフェニルフェノール(OPP):レモン、グレープフルーツなどの防カビ剤
睾丸肥大、肝障害等を引き起こす。ラットで膀胱がん、成長抑制。
繁殖能力への影響や、発ガン性などが動物実験で確認されている。
遺伝子にキズをつけることも認められている。アメリカでは使用禁止。

○チアベンタゾール:レモン、グレープフルーツ、バナナなどの防かび剤
めまい。嘔吐。貧血や肝障害の原因になる。
遺伝子損傷性や催奇形性も認められている。皮に残留し、洗ってもほとんど落ちない。

○酢酸ビニル樹脂:ガムの基礎剤、皮膜剤
ラット・マウスで発がん。皮膚炎。目に障害。

いかがでしょうか?
驚きなのは、加工食品だけでなく、レモンやグレープフレーツなどの生鮮食品でさえも、防かび剤として添加物が加えられている点です。

しかも危険!!

要注意ですね。
他に、こちらに詳しく紹介されています。食品添加物リスト 特に危険なもの

では、上記の中で、特に要注意の添加物について詳しく見てみましょう。

■亜硝酸ナトリウムは青酸カリ並に強い毒性

亜硝酸ナトリウムは、タラコやイクラなどの魚の卵、ソーセージやハムなどの食肉製品に発色剤として使用されます。しかし食品添加物の中でも比較的、急性毒性が強いものの一つであり慢性毒性もあります。
人体への影響は、強い発がん性があり、胃の中で亜硝酸ナトリウムと食肉や魚肉などに含まれるアミンという物質が反応して、発がん性物質のニトロアミンを生成します。

人間に対する致死量は、約0.18~0.25g
ちなみに青酸カリの致死量は、0.15g

亜硝酸ナトリウムは、青酸カリ並に強い毒性を持っていることがわかります。
食物に青酸カリウムが含まれると言われたら、たとえ微量でも口にするでしょうか?
医師の証言からも、アレルギー体質を持つ人の中には、重症の気管支喘息を発症する物質だと言われています。特に乳児は敏感で、そのためアメリカではベビー食品への使用は禁止されています。

■ガムの主成分は、石油からできている!

「サポジラ(サポディラ)」という木の樹液を煮つめることで、「チクル」と呼ばれる天然樹脂を作りガムのベースにした、天然素材で作られたもおのが本来のガムだったそうです。
しかし近年では、安定供給でき、値段も安く、噛み心地の加工調整などもしやすいことから、「酢酸ビニル樹脂(ポリ酢酸ビニル)」等が使われています。
ちなみに、酢酸ビニル樹脂は接着剤の主成分です。

―酢酸ビニル樹脂の作り方―
まず石油を精製してナフサ、灯油、軽油などに分ける。
そのうちのナフサを分解精製し、エチレンを作る。
エチレンを酸素と酢酸に反応させると酢酸ビニル(モノマー=単量体⇔ポリマー)ができる。
そして、この酢酸ビニルをつなぎ合わせると、ガムベースの原料である酢酸ビニル樹脂ができる。

つまり、「石油から合成された柔らかくて伸縮性のあるプラスチック」、それが酢酸ビニル樹脂であり、ガムベースであるということです!
ちなみに、つなぎ合わせる前の酢酸ビニル(モノマー)は、皮膚や粘膜、そして目に刺激を与える有害物質であり、1996年には、労働省(当時)によって発がん性も認められた。
また、労働安全衛生法では、工場などで扱う際に、労働者の当該作業時間を短縮することなどが求められている物質だそうです。
さらには、酢酸ビニル樹脂自体にも、動物実験で発がん性が示唆されています。
やはり、どう考えても安心安全な「食材」とはいいがたいようです。

■食品添加物先進国 日本!? 世界は?
このように、危険な食品添加物ですが、日本では多種多様な品種が認可されています。
化学物質大国ニッポン~クスリの認可数1万1000種、食品添加物はイギリスの約20倍!~

なんでこんなことになってしまったのでしょうか?
そこを切開してみましょう。

日本では新しく食品添加物を指定する場合、合同食品添加物専門委員会(JECFA)で評価が済んでいることが主要な要件になっています。
JECFAは、1956年にWHOによって設立された機関であり、国際食品規格委員会(コーデックス委員会)の諮問機関のひとつでもあります。
ここだけ読むと、何ら問題はないように感じてしまいますが、実は裏があるのです。

るいネットに、コーデックス委員会についての投稿がありますのでかいつまんで紹介します。

コーデックス委員会は、農薬業界や遺伝子組み換え作物の多国籍企業と消費者団体とが、せめぎ合う場所になっており、そこでは多国籍食料企業が、消費者団体に自社の肥料や遺伝子組み換え作物の販売をやりやすくするためのロビー活動を行っている。 
2008年度版年次改革要望書で注目すべき点~コーデックス委員会等

実質WTO(世界貿易機関)の傘下にあるコーデックス委員会が決める安全性基準は、安全より経済的利潤を重視したものとなりがち。経済的利益優先のために、遺伝子組み換え食品を含む食品安全基準の最低ラインが下げられ、それが世界の基準とされてしまうことは大きな問題。
コーデックス委員会って?

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このように、コーデックス委員会は、多国籍企業など市場原理主義者たちに牛耳られているようです。
当然、その諮問機関であるJECFAも同じでしょう。
こちらDavid Icke in Japan http://www.davidicke.jp/blog/20110102-3/
によると、やはりコーデックス委員会の設立にはロックフェラーやロスチャイルドら、金貸し連中が絡んでいるようですね。
前半の食品添加物の歴史で見てきたように、原始時代~江戸時代の「集団や仲間を守るため」に使うのではなく、明治時代以降は日本も市場原理に巻き込まれ、早く・安く・大量に生産するため、すなわち「儲けるため」に食品添加剤が開発され、その種類を増やしてきた構造が透けて見えます。

■まとめ
生物にとって、生命の源となる食ですが、人間の食は、市場優先の考えの中で発達した食品添加物によって脅かされようとしています。市場に出回っている食べ物の中には、当然危険な食品添加物を使用していないものもあり、何を食べるかは消費者の自由にゆだねられています。よって、しっかりと探索すれば安全な食生活を送ることは可能です。

ですが、それで良いのでしょうか?
本来、食は、地域で生産され、消費される、集団の生命をなすものでした。食糧が取れないと集団が飢えてしまうため、食糧は、集団を守るために必須の要素でした。市場原理に乗せられた現在の食は、生産側、販売側の集団の利益が優先され、食べる人の安全性、健康については十分に満足できていないと言えるでしょう。「食は集団を守るもの」という、本来の考え方に立ち戻り、もう一度食をみんなで見直していく必要があるのではないでしょうか?

それでは、さようなら

List    投稿者 mkkzms | 2013-04-27 | Posted in 未分類 | No Comments » 

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