明治維新も国際金融が介在しないと成立しなかった。
幕末~明治期のトーマス・ブレーク・グラバーに焦点を当てた記事を引用します。
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灼熱
「明治維新とはなんだったのか:トーマス・グラバーについて」より
以下引用
●明治維新最大の黒幕は、長崎にあるグラバー邸の持ち主トーマス・ブレーク・グラバーでした。グラバーの背後にはアヘン戦争の仕掛け人の大商社、ジャーディン・マセソン商会がいました。つまり、ロスチャイルド→ジャーディン・マセソン→トーマス・グラバーという構図です。
ロンドン→上海→長崎です。
坂本竜馬が仲介したと言われる薩摩・長州連合だけでは倒幕は無理です。グラバーの目的(使命)は倒幕(明治維新)と軍事物資(武器)の供給です。
グラバーは、スコットランドのフレイザーバラに1838年6月6日生まれました。グラバーが11歳のとき、一家はアバディーンに移ります。父は英国海軍大尉(イングランド人)、母はスコットランド人です。父トーマス・ベリー・グラバーは、退官したあとアバディーンで造船業をはじめます。
1859年9月19日、21歳のグラバーが長崎にやってきます。グラバーは25歳のときにあのグラバー邸を完成させました。
長州の伊藤博文、薩摩の五代友厚、亀山社中・海援隊の坂本竜馬、三菱(土佐商会)の岩崎弥太郎らを代表とする幕末から明治にかけて活躍した人物が続々とグラバー邸を訪れます。グラバー邸には隠し部屋がありました。
1863年5月には長州の伊藤や井上などの5人が密かにヨーロッパに旅立っています。さらに1865年には薩摩の五代友厚ら17人がヨーロッパに密航しています。上海にもたびたび長州の藩士らが出国しています。
これらはすべてグラバー(ジャーディン・マセソン)が手引しています。
●竜馬はグラバーの隠れ蓑です。グラバーは竜馬の利用して幕府の目をごまかしたのです。
もっと言えば、竜馬はエージェントだったのです。
竜馬は1865年5月に亀山社中を設立しましたが、8月には亀山社中を通じてグラバーから第1回目の買いつけ商品である7800挺の銃が社中に入荷しています。ジャーディン・マセソンの信用(状)を通じてグラバー商会が武器弾薬を極東に用意(買い付け)し、それを薩摩藩に売りつけます。つまり、その仲介役が竜馬の亀山社中・海援隊だったわけです。
●薩長同盟の成立は1866年です。一般的には竜馬がこの薩長同盟を成立させたと言われていますが、グラバーは、薩長同盟成立前に既に薩摩や長州の人間をイギリスに密航させているのです。竜馬も密航していた可能性があります(証拠はありません)。竜馬の背後にはつねにグラバーがいるのです。薩長同盟は軍事同盟です。グラバーがいなければ薩長同盟などありえないのです。そして、倒幕という革命は、英国(もしくはグラバーとその背後の勢力)なくして成功しないのです。英国大使ハリー・パークスも薩摩の後ろ盾になります。
「私がパークスと薩摩、長州の両藩の間にあった壁を壊してやった。これがわたしの1番の手柄だ」
これは、グラバーの言葉です。そうです、グラバーが薩長の真の仲介者なのです。表に立てないグラバーがその代わりに竜馬を表に立たせたのだろうと思います。
事実、薩摩と長州の集会所は、グラバー商会でした。
グラバー商会は、ロイズ保険、香港上海銀行等の代理店でもありました。
竜馬は突然、倒幕派から公武合体派に変わります。おそらく、自分が英国(グラバーの背後)の大きな陰謀に利用されていたことに気付いたからだろうと、わたしは思います。
で、1867年の竜馬暗殺です。暗殺の実行犯はわかっていませんが、動機から考えておそらく実行犯は薩長でしょう。しかし、暗殺の背後にいたのは、これもまたグラバーでしょう。
いや、もうひとり怪しい人物がいます。こいつが1番怪しい。岩崎弥太郎です。ご存知、三菱財閥の創始者です。
●竜馬の利権を受け継いだのが、岩崎です。岩崎とグラバーの関係が三菱財閥を創ったと言っても言い過ぎではないでしょう。三菱造船所の前身となるドックをつくったのはグラバーです。造船や船会社にかかせない保険、グラバーはロイズ保険(ロスチャイルド)の日本代表です。三菱のビール会社であるキリンビールを立ち上げたのもグラバーでした。
三菱はグラバー邸を買い取って地元で集めたグラバーにまつわる文献・資料を封印してしまい、三菱とグラバーの関係を闇に葬り去りました。これが、グラバーに関する資料が極端に少ない理由のひとつです。
現在の三菱財閥の基礎はグラバーにある。
書き忘れたのでここに書いておきますが、グラバーは上海から1859年9月16日に日本へ向けて出航します。上海にはグラバーの父も一緒にいました。ですが、父は日本ではなくアバディーン(造船業)へと戻ります。グラバーは軍艦や蒸気船、艦船を薩長などの各藩へ売りまくりましたね。親子の動きも一致していたのです。
グラバーは幕府の人間ともつながっていました(つながっていたはずです)。徳川側近の西周です。西はフリーメーソンでした。グラバーもメーソン(西とロッジは違います)ですから、西から幕府の情報を仕入れていた可能性が高いのです。まあ、これはあくまでも可能性です。…が、西の所属するロッジ(オランダのラ・ベルトゥ・ロッジNo.7)から間接的にグラバーへと情報が流れていた可能性の方が高いのかも知れません。
フランス革命やアメリカ独立運動(建国)に深く関与したメーソンが、日本の革命である明治維新に関与していないと考える方が無理があります。…わたしには、ですけど。
●グラバーの支配は維新後も続きます。
大日本帝国の支配者(支配人)はグラバーです。日清戦争、日露戦争におけるグラバーの活躍も大きかったのですが、それよりも明治時代の元勲のほとんどはグラバーがヨーロッパへと密航させたグラバーの教育を受けた顔ぶれなのです。みんな長崎のグラバー邸にも通っていました。
グラバーは東京へと居を移し、三菱の中に溶け込みます。
三菱は、グラバーから資本主義を学んだのです。グラバーが日本に資本主義を植えつけたんだと、わたしは見ています。
現在の三菱はグラバーの三菱なんです。資本主義と戦争はセットです。資本主義が世界中の富を略奪しています。三菱は日本の企業ではありますが、グラバーによって成長させられた西洋の意思を持つ企業なんです。もちろん、三菱の従業員はそんなこと知りません。
●資本主義のレールに乗せられた日本は、どんなときも国際金融の動きには逆らえないのです。明治維新という革命によって、日本はすでに乗っ取られたのです。あとは彼らは見えないところに姿を消せばいいのです。すべて日本人の意思で動いていると思わせればいいのです。日本人の力で世界第2位の経済大国になったんだと思わせればいいのです。
事実は違うのです。米国が輸入してくれるからこそ日本は輸出大国となれたのです。
現在は、その計画の収獲段階だと思っています。日本のこの不景気だってすべて演出されたものです。インフレやデフレは自然現象ではありません。意図的に起こされているんです。経済学では教わらない彼らだけの金融学によって。
わたしには、これからの日本はもっともっと悲惨な状況になっていくと見えます。
グラバーの意思は現在も生きているんです。グラバーはどこかから日本を見て笑っているかも知れません。
「太った日本をこれからゆっくりと食べさせてもらうよ…」とね。
明治政府も現在の政府も、国際金融資本に操られていた(いる)ことは、疑問の余地がないと思っています。
米国からはペリーが来ていました。
ペリーが日本をこじ開け、そこへグラバーがやってきたのです。
グラバーは現在も笑っている……
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以上引用
・トーマス・ブレーク・グラバーの、幕末期~明治期の関わりを記述した記事であるが、誇張でもなく、概ね事実だと私は判断している。グラバーのその時期の日本に対する影響の大きさは驚く他ない。
・グラバーとは無論、国際金融ロスチャイルド→ジャーディン・マセソン商会→グラバーというラインであり、その意味で明治維新が彼ら国際金融の関わりなくして成立しなかった構図が浮かび上がってくる。
・では何故、国際金融の関与、支配と表現してもいいと思うが、それが短期間に、且つあれだけの影響を日本に与えるに至ったのであろうか。
実現論「ト.性市場→商品市場の発生と繁殖」より
市場拡大という新たな富の源泉を発見した国家(支配階級)は、自ら市場拡大へと可能性収束してゆく。とりわけ西欧列強は、南北アメリカ大陸・アジア大陸・アフリカ大陸の未開部族や後進民族を虐殺(アメリカでは皆殺しに)して世界中の富を掠奪し、掠奪した富を源泉にして市場を急拡大させる事に成功した。
・西欧列強(国家を背後で支配している金融資本)のアジア進出の目的は無論、アジアからの富の収奪であり、その為にアジアを市場化し支配することであった。
・市場化してしまえば、市場社会ではお金が絶対的な最高価値であり、最大のお金の所有者=供給者である金融資本が支配者として君臨する、という構造がある。
・その意味で日本の江戸末期~明治維新に、覇権を競い合った、日本側の少なくとも支配者層においても、根底では、お金に収束していた、ということではないだろうか。
近代国家の成立とは、すなわち市場化するということであり、金融資本の介在なしには成立しない。
それまでの日本には金融資本と呼べるものはなかったし、国際金融機関が関与、支配したのである。明治維新とて例外ではなかった。
つっきーの戯れ言 | 2007.11.10 23:26
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「日本軽視のヒラリー論文」国際問題評論家 古森 義久氏2007年10月23日
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