2013年05月19日
本気度が問われる時代。今何を成すべきか~プロローグ~
巨額の赤字を計上した大手家電(パナソニック、ソニーetc)を象徴として経済の見通しが一層厳しいものとなった昨年から一転し、今年は「アベノミクス」礼賛報道によって景気浮上しているかのような雰囲気が漂っており、その極端な金融政策から金融市場がバブルの様相を呈しています。
’90年、日本は世界に先駆けてバブル崩壊(世界の金融資本による収奪)を経験しており、ここで同じ轍を踏むことだけは避けなければなりません。
同時に、グローバル化の名の下にTPP交渉への参加も決定し、日本は世界(特に米国や東アジア)とどう関係を構築していくのかが喫緊の課題となりました。
一方、歴史上でも類を見ないほどの大惨事となった福島原発事故は、未だ収束の目処すら未明な状況で、少なくとも今後数十年に渡る復旧作業を続けていくことになります。
このような状況を俯瞰すると、今まさに、このブログのタイトル「日本をどう守るのか」という、その本気度が問われている状況にあります。
ですが少なくとも、日本社会のリーダーで「本気か?」と問われて、本気だと答えられる人はほとんどいないでしょう。
自分に都合の悪いことに対する言い訳や他人任せ(責任逃れ)が至る所で横行していることが何よりの証左です。勿論社会的リーダーに限らず、現代ではほとんどの人が自らの属する組織に対して、多かれ少なかれそのような状況に陥っていると言えるのではないでしょうか。
ではなぜ、このような状況(外圧)においても尚、それを突破し得るだけの本気度(内圧)が高まっていかないのでしょうか。
この外圧を突破するための本気度(内圧)を作り出すにはどうしたらいいのでしょうか。
今回より、「本気度が問われる時代。今何を成すべきか」と題して、日本(組織)を守る本気度を高めるにはどうしたらいいか?を考えてみたいと思います。
歴史を段階的に振り返る中で、各時代を本気で生きていたと思われる代表的な歴史人物に焦点を当て、その本気度を学んでいくシリーズにしていきます。