2019年11月21日
「統合」なき「分化」は諸問題の根本解決には至らない~東洋医学と江戸時代の統治機構に学ぶ~
西洋と東洋では、自然観、人間観、社会観等が大きく異なると言われます。
一言で言えば「統合」と「分化」の違い。
例えば東洋医学は、人体を精神まで含めた全体で把握し治療する、「統合」の思考、西洋医学は、人体の部位や臓器を細分化し個別に追求して原因を突き止める、「分化」の思考です。
明治以降の日本は西洋医学が主流となっていますが、高度に専門分化した西洋医学は逆に相互の関連を見失い、本来の「治療」とかけ離れた「学術」になり果てています。そして現在、東洋医学、「漢方」や「鍼灸」あるいは「気脈を整える」といった治療方法に注目が集まっています。
この東洋的、日本的なるものへの回帰は、「統合」なき「分化」が諸問題の根本解決には至らない事に皆が気付き始めたことの一つの証左です。
この違いは、日本と西洋の政治形態、社会統合様式にも表れています。
