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国家の支配構造と、文字と左脳

国家成立以降の3000年に渡る支配構造は、
人間の脳の構造と密接に関係しているようだ。

これまでの関連記事
支配構造を掴め! ~国家とは? 略奪集団が名前を国家に変えただけ~ [1]
支配構造を掴め! ~国家と市場、幾重もの支配構造の中で生きている~ [2]
敵は国家か?・・・支配に飼い慣らされた奴隷根性を爆破しろ! [3]

 

●支配構造は、大きく4層構造だった。

①略奪闘争・戦争から武力支配
これは単純な 力による支配で、力づくで奴隷化してしまうので分かりやすいが、反発も大きく反乱を起こされやすい。

→②広域支配のために法制支配 = 官僚と文字による支配。

→③戦争が少なくなって安定、大衆の不満に応えつつ宗教共認支配 =経典=坊主と文字による支配

→④市場拡大につれて、恋愛を媒介にして資力支配。=マスコミと文字(新聞)・映像(TV)による染脳支配。
とりわけ学校設立以降、一律・一方的な情報インプット。

※大きくは、力による支配から、共認、文字・情報による染脳支配にシフト。

 

●私権社会における意識
さらに、国家の根幹を成す、私権・身分という考えてみると

・すべてが私有化される →「持たざる者は生きていけない」⇒私権と身分に収束。
⇒国家の序列体制をなす身分に収束⇒誰もが成績や学歴に執着。

そして相対的な身分を確保するために、
・「成績第一」や「いい成績→いい大学→いい会社」「学歴ないと就職できない」・・・

※これらは、宗教の「信じないと救われない、地獄に落ちる」と全く同じ意識構造。
※その行きついた果てが学校・マスコミ。頭脳を使って人間を飼いならす装置。

 

★意識の支配と文字が密接に関係している。

注目されるのは、文字。文字が広がっていくにつれて、より支配構造が確立され、染脳度が上がっていく。
人々の意識を支配する。

古代:文字の登場によって、観念が普遍化され、広域支配が可能になった(国家の成立)。
法制・宗教が共認され、それまでの人口規模(単一集団200~300人、部族連合数千人)を遥かに超える人工集団の形成が可能になった。
⇒広域国家・帝国の登場(BC500年頃)。

そして決定的なのは、近代の学校制度の登場=庶民への文字の普及によって、たったの150年でマスコミの染脳する社会が出来上がってしまった。

unoutosanou [4]

【右脳と左脳の構造】実現塾資料より

 

★文字や情報をインプットされるのが左脳。
現代人、私権時代人は左脳人間!=文字脳文字や情報は左脳にインプットされる。
人々は、インプットされた情報で突き動かされている。
左脳は右脳とのみ繋がっている。右脳は本能や脳幹とつながっている。本能・脳幹⇒右脳(共認)⇒左脳(観念)。
・・・支配構造を突破するにはどうする?この脳構造に着目すると、面白い。
頭の先っぽで支配されているということ。
ならば、頭の先っぽ(単なる教えられた知識)を丸ごと捨ててしまえばいい。
本能から考えればいい。
(次回に続く)

by Hiroshi

 

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