現在の人類の制度・観念の行き詰まりを打開すべく、右脳・左脳の構造について追求が始まっている。その中で、男の脳と女の脳の違いの議論がある。
脳のある種の異常、ある意味では驚異的な(記憶力など)能力を発揮するというサバン症候群は、男のほうが5倍近く多いらしい。これはおそらく、直接的には左右の脳の連携に問題があり、右脳にある親和回路と左脳の暗記回路が分断され、暗記回路が暴走している状態と思われる。(事実関係としては男の脳梁のほうが細くなっている。そのため繋がり不全が起きやすいということか?)
上記は、一例だが、そもそもなぜ、「接続不良→精神の欠陥」を起こしかねないのに、男性の脳梁は、女性に比べてわざわざなぜ細くなっているのか。
これに関して、女性のほうがおしゃべりが大好きで、本能・共認を担う右脳と、言語を担う左脳のつながりがいいからという議論がある。しかし、おそらく言語→左右脳分化が始まってから数十万年の時を経て、現在の太さの違いに落ち着いているのだから、男性側を細くする積極的な理由もあるはずだ。
右脳・左脳分化は、左脳を言語、論理、分析的な認識、一方、右脳をイメージ、全体的、直観的な認識に用いている。ハードは同じだが、使い方は全く異なり、別の器官とさえいえる。
元々同じものであった以上、つながりがよすぎれば、同じ構造物へと後退しかねない。新器官としての新しい可能性をつきつめるためには、あまり繋がり過ぎないほうがいい。しかし、生命としての安定性を求めれば、旧機能たる右脳と新機能たる左脳はがっちり、密に連携、繋がっている方がいい。
この矛盾を解決するために取られたのが、女性の脳梁は太くして(子供を産み育てることが主課題なので)安定的に機能させ、男性の脳梁は細くして新機能の可能性追求を優先させた(当然壊れやすい。現代でも、精神の欠陥は男に多いと思われる。)のではないか。
左脳を進化させてくる過程は、当然人類は(現代と違って)右脳を十全に使っており、むしろ、左脳を右脳から切り離し新しい可能性を探ってきたということではないか。
★もちろん、現代的には、左脳支配を脱して、左右が密に繋がった右脳(本能・共認)からの思考を回復していくことが非常に重要である。