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10/30なんでや劇場レポート(6)~影に隠れて暴走してきた金貸しの支配が明るみになった

10/30なんでや劇場レポート
 (1)原始人類集団のリーダーは、精霊信仰⇒祭祀を司る女であった~ [1] 
 (2)大衆の期待の変化に応じて統合力も変わってゆく~ [2]
 (3)民の「お上捨象」とお上の「民の生活第一」という日本人の特異な体質~ [3]
 (4)東洋では共同体が残存していたがために教団支配にならなかった~ [4]
 
 
10/30劇場レポートの第5弾です。
 
ここまでの記事では、人類史を俯瞰する中で、集団の統合者⇒世界を支配する力の構造を明らかにしていきました。
翻って、現代の支配構造に目を向けてみると、リーマンショック以降、米国債やユーロの暴落危機⇒金融破局が現実味を帯びてくる中で、その元凶としての「金貸し」の存在が白日の元に晒されつつあります。
 
「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」って何? [5]
民主主義の全否定4~金貸しによる支配と主権在民・三権分立という言葉の欺瞞性 [6]
6/5なんでや劇場(14) 金貸しは目先の利益追求に追われて、地球を破壊してきただけ [7]
欧ロスチャイルドと米ロックフェラーが暴落の引き金を引くタイミングは、どのような状況で生まれるのか? [8]
 
 
金貸し支配の構造が明らかになってきたということは、今その支配構造を突破する大きなチャンスであると言えます。
 
よって今回の劇場レポートでは、
 
★金貸しは、どのようにして陰の支配構造を形成したのか
★その支配構造の実態が、なぜ近年次々に明らかになってきたのか

 
を押さえることで、金貸し支配脱却の足掛かりにしていきたいと思います。


 
以下、10/30なんでや劇場6 影に隠れて暴走してきた金貸しの支配が明るみになった [9]より引用。

●王の影で形成された官僚支配の社会
社会の表に出ないのは金貸しが最初ではない。最初は官僚である。
王は戦争に対する大衆の防衛期待を受け、教会も大衆の救い期待を真正面から受けるが故に社会の表に出ざるを得ないが、官僚が社会の表に出てきたことは歴史上一度たりともない
官僚支配になったのは大衆の秩序安定期待が高まったからだが、その期待は王が一身に引き受けることになる。そして、法制も王の名の下に施行される。
ところが、官僚は王を奉り、王を大衆の矢面に立たせながら、自分たちは大衆から責任を問われることのない位置に隠れており、その陰で法制化に伴う莫大な利権という旨い汁を吸い続けてきた。

 
[10]
 
王を大衆の矢面に立たせつつ、その背後で実権を握る官僚支配の構造。これは現代も脈々と続いています。
 
日本の政治を動かしているのは政治家ではなく官僚だ!~中村敦夫氏が「霞ヶ関」の実態を暴露 [11]
 
さらに、上述の通り、近代においてはその官僚の背後に「金貸し」の存在があったのです。
 

●官僚支配を基に形成された金貸し支配の社会
この構造をはっきりと見抜いて、自分たちの責任逃れと利権の拡大に応用したのが商人(金貸し)である。
歴史上、金貸し自身が大衆の矢面に立った例はない。そして、裏では王や政治家を操っておきながら、その責任は全て王や議会に押し付けてきた。
それでも中世までは、官僚も金貸しも下手をしたら王によって首を切られることはあった。ところが近代以降は、王はいたとしても本当のお飾りで、王から首を切られる心配はない。議会や官僚も金貸し自身が支配している。
こうして、金貸しは上(王)からも下(議会や官僚)からも責任が問われることは全くない仕組みを作り上げてきた。大衆についても金貸しが支配する学者やマスコミが共認支配しているので、大衆から金貸しに追及の声が上がることはこれまでなかった。
つまり、近代の制度では金貸しの暴走に対する歯止めが完全に欠落している。だからこそ、地球をとことん破壊するに至るまで金貸しは暴走し続けてきたのである。

[12]
 
日本の首相が頻繁に入れ替わるのもこの典型事例だと言えます。
これまで世論の支持率や不祥事の責任を取って首相が幾度となく交代しても、社会的には大きな変化が生まれなかったのは、それとはもっと別のところに権力構造があったからに他なりません。
 
首相が頻繁に入れ替わるのは、なぜか? [13]
 
しかし、首相や議会を表に出し、また要所で入替えて大衆のガス抜きをすることで、自らの利権を貪ってきた金貸し支配の構造が、ついに明らかになってきました。
 
 

●’00年以降、金貸し支配の構造が次々に明らかになってきた
’70年貧困が消滅したことによって私権が衰弱し始め、資本主義=金貸し支配は終焉を迎えている。金貸したちの危機感は尋常ではないだろう。
何とかして終焉から逃れようとして、金貸したちは、マスコミや法制支配を始めとする全権力を行使して、やりたい放題の暴走を加速させてきた。
とりわけ、’00年以降の金貸しとその手先たる特権階級の暴走は目に余るものがあるが、彼らが奇麗事の衣装を脱ぎ捨てて暴走すればするほど、その正体が誰の目にも明らかになってゆく。さらには、追い詰められ生き残り競争に突入した金貸し同士が、互いにリーク合戦を繰り返せば繰り返すほど、地球破壊や経済危機の真犯人が金貸し支配にあることが、誰の目にも明らかになってきたのである。
このように近代社会を裏で牛耳ってきた金貸しが早晩終焉を迎えることは明らかである。問題は、お上捨象=社会捨象でこれまでモノを考えたことのなかった日本人が、いつ考え始めるのか? それが次の重要なテーマである。

 
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上記の通り、金貸し支配の構造が明らかになってきたのは、その構造が崩壊に向かっているからに他なりません。
窮地に追い込まれるほどに「金貸し」たちは、かつてのようにお互いの利権の住み分けができず、生き残りをかけた縄張り争いによって暴走を繰り返し、その姿を露にしていく。
(今後、リーク合戦や、気象兵器・地震兵器などの最後の悪あがき(参考 [14])が一層激しくなっていくでしょう)
 
しかし、このまま破局を迎えて、金貸しと共倒れしてしまっては元も子もありません。
金貸し支配の構造が明らかになった以上、それを突破する「次の手」を打っていく必要があります。
 
 
よって次回から新たなシリーズとして、金貸し支配の突破口となる「共同体企業のネットワーク」をどう形成していくのかについて、追求していきます。
  
 
いつも応援ありがとうございます。

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