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新しい潮流シリーズ-11~観念収束の顕在化~

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これまで新しい潮流シリーズとして、2000年辺りまでの意識潮流を扱ってきました。
新しい潮流シリーズ-10~新しい潮流8 現実を対象化するための概念装置~ [1]では、現実を対象化するための概念装置が必要であり、この「新しい潮流8」が書かれた2002年3月の段階では、「潜在思念は現実を対象化して深い所で何かを感じているが、極めて不鮮明なまま潜在していて、顕在化してこない。」ということでした。
当時から約8年余りが経った現在は、観念収束が顕在化してきているのを感じます。
るいネットの投稿やなんで屋露店で出会った人々などから、その意識状況の変化を見ていきたいと思います。その前に・・・
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観念収束が進んでいるという新しい意識潮流の事例
①哲学科の人気△、嘗ての思想書人気△
『資本論』が流行っている?⇒市場の構造理論への収束か? [2] 
旧来の思想の行き詰まり⇒グランドセオリーの必要!!【なんで屋ウィークリー04/27】 [3] 
②遊びより仕事、彼女より残業、性の衰弱現象
1/31なんでや劇場レポート1 「遊びの失速」は、何を意味しているのか? [4] 
③朝会、女子会等の情報交換会や勉強会△
福祉について考える会~共認セラピーの実践報告③:スカイプサロン!?~ [5]
④社会を自身でなんとかしたい!欠乏△→そのための(社会)勉強の必要△ 
実現思考⇒構造認識の顕在化!? [6]
⑤意味の探索に向かい始めた
主体性の喪失から、主体性の再構築へ [7] 
⑥みんなで「追究」することにやりがい、原理・しくみの追究
みんなをつなぐ構造認識☆ [8] 
学生の課題収束を生む三つの流れ [9] 
このように、若者を中心に課題収束が高まり、それを基点に、どんどん認識収束、観念収束が進んできています。闘争基調といっても良い状況です。
また、充足基調の流れも健在で、それらが相俟って、今後はさらに観念収束に拍車が掛かっていくことは間違いありません。(参考:充足基調と闘争基調 [10]
但し、「答えがないので、課題捨象」 [11]という状況もいまだ、相変わらず存在しており、それ故に、①のように、嘗て「みんなが評価した」思想に向かっている動きが登場してきていますが、一方で、「答えがないという状況判断」 [12]を行っている層も一部に出てきていることは、更なる可能性で、その収束先として「るいネット」が注目されてきています。
mixiに生じた答え欠乏はるいネットへ向かう??? [13]
社会は閉塞し、その出口すら見えないと言われている現代ですが、先端の意識潮流から見てみると、大きく可能性が広がって来ていることが分かります。
これから先、この可能性に導かれて、社会はどのようになっていくのでしょうか?
それは、以下の投稿に書かれています。

そこで求められるのは、経済危機を突き抜けてゆく確かな見通し=この危機を導き出した近代市場と近代思想を根底から突き抜け、乗り越えてゆく新理論である。
ここにおいて、’70年、生存圧力の弛緩によって生起した40年に及ぶ充足・安定志向(女原理)は、目前の危機を突破する新理論の実現期待を男原理に委ねることになる。
かくして、男女を包摂した実現期待⇒認識収束の潮流は、当然、充足発の実現方針(⇒答えを出せる新理論)へと収束してゆく。そして、実現方針への収束が進むにつれて、’95年以来の危機発の秩序収束も、実現方針に基づく充足発の新秩序の中に完全に吸収されてゆく。
しかし、暴走を制止し、共認原理に基づく新秩序が確立されるには、少なくとも10年は要するだろう。その間、残存する私権派(とりわけ第一権力たるマスコミ)との闘いは続く。おそらく、マスコミの解体=マスコミに代わるネット上の統合サイトの実現をもって、この闘いは終るだろう。その時、はじめて、共認原理に導かれた共認社会が実現する。

潮流9:経済破局を突き抜けてゆく充足・安定・保守の潮流 [14] 

[15] [16] [17]