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思考パラダイムの逆転 まとめ2

今回は「構造認識の現況」「思考次元」「観念パラダイム」のシリーズ全体のまとめ2として、各時代の認識パラダイムの成立構造を図解化してみた。
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「思想史年表」
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原始時代の人類は、現実直視(可能性視)の認識パラダイムであった。あくまでも現実(対象)の中に可能性を求め日々外圧を突破し続けていた。本能を超えた観念機能も、自然現象の背後にある目に見えない大きな力=可能性を掴もうとしたものである。
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武力支配の時代は万人が私権に収束した結果、力の序列体制(身分支配)によって統合される。その結果、本源充足の可能性も私権拡大の可能性も封じ込められる。これらの現実の可能性が一切封鎖された結果、認識パラダイムは「現実直視」→「現実否定」に180°逆転する。
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近代、市場の拡大によって私権の可能性が半分開かれる。その結果、私権主体を正当化する必要が生まれ、近代思想が登場する。しかし、他方、武力支配が資本支配に転換しただけで、序列体制は維持され続ける。その結果近代思想は、現実否定→架空観念に収束するという、「旧パラダイム」の構造のままである。
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70年、貧困の消滅に伴う、生存圧力の消滅によって、序列支配と私権収束は衰弱し、本源充足(共認充足)の現実可能性が開かれる。それに伴って、現実否定のパラダイムから、人類本来の現実肯定(実現思考)にパラダイムを逆転することが、現在喫緊の課題となっている。

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