
小沢一郎の大訪中団 →胡錦濤国家主席と会見
習近平国家副主席が天皇との会見を求める

この件を宮内庁長官(←官僚)が記者クラブを使って批判 
「通常の手続き(1ヶ月前の要請)を踏んでいない」
「天皇の政治利用につながるのではないかという懸念をもっている」

この宮内庁長官の発言を小沢一郎が批判 
「(正式申請の期限の)30日ルールって誰が作ったのか。法律で決まっているわけでもない。国事行為は『内閣の助言と承認』で行われるのが憲法の本旨で、それを政治利用と言ったら陛下は何もできない」
「内閣の一部局の一役人が、内閣の方針にどうだこうだと言うなら、辞表を提出した後に言うべきだ」
特例会見問題めぐる小沢氏会見の要旨 [1]

宮内庁長官「やめるつもりはありません」小沢氏の批判に明言 [2]

全マスコミ一斉に小沢批判。
曰く「小沢による天皇の政治利用だ」「30日ルールを無視している」
この間、無能ぶりを衆目に晒しているのは マスコミ だが・・・
この一連の流れでのポイントは以下。
●小沢一郎が、中国との結びつきを強めるのは、なぜか?
●宮内庁が会見を開いて(≒記者クラブを利用して)、内閣批判をしたのは、なぜか?
●小沢一郎が、中国との結びつきを強めるのは、なぜか?
アメリカと沖縄基地問題について揉めている最中に、中国との結びつきを強めれば、アメリカ勢力がありとあらゆる手を使って牽制・妨害をしてくることは目に見えている。
それでも小沢が中国と近づいていくのは、脱米へと完全に舵を切ったことを意味する。
また、この微妙な時期に大きな規模で(=目立つ形で)中国との結びつきを強めるのは、アメリカ勢力への最大の牽制となることを狙っていたのだろう。
つまり、小沢の今回の行動は、脱アメリカ志向の実質的な宣誓であり、脱米政権であることをアメリカに最大限アピールしたことになる。(田中角栄と全く同じか?)
●宮内庁が会見を開いて(≒記者クラブを利用して)、内閣批判をしたのは、なぜか?
記者クラブ利用に長じた宮内庁長官の反乱 [3]
天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が通常の手続きを踏まずに決まったことについて、宮内庁の羽毛田信吾長官は11日、記者団に急きょ経緯を説明し「誠に心苦しい思いで陛下に(会見を)お願いした。こういったことは二度とあってほしくないというのが、私の切なる願いだった」と述べ、強い不快感を示した。
羽毛田長官は「陛下の政治的利用につながるのではないかという懸念を持っているか」との質問に「大きく言えばそういうこと」と述べた。
「陛下の国際親善は政治的な重要性や判断を超えたところにある。天皇陛下の役割について非常に懸念することになるのではないか。政治的判断としてお願いするのはどうなのか」(羽毛田長官)
皇室の政治利用はいまにはじまった問題ではない。象徴天皇は政治的活動をいっさいしてはならないと憲法は規定しており、その意味で、いわゆる「皇室外交」は憲法違反に限りなく近いのだ。
宮内庁長官による内閣批判(≒小沢批判)は、きわめて異例のことであり、宮内庁長官の意図通り、マスコミとウヨク系ネット住民は小沢批判の大合唱へのひた走っていった。
“わざわざ”記者会見を開き、批判をした意図はどこにあったのか?
普天間基地移設問題でアメリカを牽制する鳩山内閣と、一方で(アメリカを放っておいて)中国との結び付きを強める小沢一郎の両者に対する牽制だったのではないか?
これは、(羽毛田長官が小泉政権時代に宮内庁次長→宮内庁長官となったことからも分かるように)、アメリカ勢力が小沢氏を牽制していることを意味する。
なぜ、小沢を批判・牽制するのが宮内庁なのか?
アメリカは直接に批判・牽制することは出来ない。なぜなら、小沢が結びつきを強めているのは中国であり、アメリカが現時点で(米国債を大量保有する)中国と事を構えることは不可能だからだ。
アメリカができるのは、間接的に小沢≒鳩山政権を批判するしかない。かつ、日本国民の民意を利用し、高まる保守意識を利用するしかないのだ。だから、天皇の政治利用という問題を契機に、宮内庁に小沢批判→小沢牽制を実行させた。
●日本国内の政治的駆け引きは、アメリカvs中国の縮図
大きく捉えると鳩山政権=小沢一郎は、これまでの従米一辺倒から、脱米近中を強めている。ここに、民主党政治家(中国)vs官僚(アメリカ)という構図が浮かび上がってくる。
中国とアメリカとは、表向きは友好的な関係を強めているように見えて、ウラでは次の基軸通貨や米国債、ひいては世界の覇権を巡って争い続けている。が、表立って争うことはできないから、日本支配の力を巡って争うことになる(どちらにとってもリスクが高い)。小沢と宮内庁長官との争いは、その一端と見ることができる。
今後も、中国へと接近していく民主党と、アメリカへの追従を続ける官僚・マスコミ・自民党との争いは激しさを増すだろう。しかし、これは表立って争うことのできない中国とアメリカとの代理戦争であり、国際政治闘争の縮図が日本の政権闘争となって現出することになるだろう。
———————以下 他ブログでの扱い———————
【永田町異聞】記者クラブ利用に長じた宮内庁長官の反乱 [3]
今回の問題が、単に「1カ月ルール」という内部規定破りにとどまっていれば、さほど騒ぐこともなかっただろうが、「憲法上の陛下のなさりよう」にまで宮内庁長官が言及したことによって、話が大きくなった。
政権に反乱するかのごとき羽毛田長官の、記者会見のねらいは、いったいどこにあったのだろうか。国民の議論を促すということなら意味がないわけではない。
【植草一秀の『知られざる真実』】小沢一郎氏の正論を批判する低劣なメディア [4]
天皇と外国賓客との会見については、これまでも内閣が判断をしてきた。天皇の国事行為、公的行為を内閣がコントロールするのが日本国憲法の基本精神である。
宮内庁の判断が内閣の判断に優越するかのようにふるまう羽毛田宮内庁長官の行動こそ、日本国憲法の基本精神を逸脱するもので、小沢幹事長の「辞表を提出してから発言すべき」との見解は正論そのものである。
【山崎行太郎】亀井氏が鳩山・小沢主導の「天皇特例会見」を擁護 [5]
羽毛田信吾宮内庁長官を擁護している自民党シンパの諸君、あるいは真正保守とやらを自称する諸君、「羽毛田信吾宮内庁長官」なるものが、どういう人物かわかっているのか。小泉政権時代に宮内庁長官に任命され、「小泉構造改革」を皇室にも及ぼそうと画策する皇室典範改正論者であり、女系天皇論者であることは知っているだろうね。また、皇太子殿下に「苦言」とやらを呈して、天皇御一家の家庭不和を間接的に暴露し、それ以後の苛烈な皇太子夫妻バッシング報道の引き金を引いた人物である。羽毛田信吾こそ、「小泉構造改革」一派の生き残りであり、天皇と国民の分断を策謀する「君側の奸」ではないのか。羽毛田信吾こそ、自民党の安倍晋三元首相等と連携して、日夜、「天皇の政治利用」に忙しい張本人ではないのか。そもそも、今回、中国の国家副主席の来日に際して、天皇陛下を日中問題という微妙な政治問題の渦中に引きずりこみ、政争の具に利用するというような「政治的行為」を、公然と行なったのは羽毛田信吾である。ただちに更迭すべし。
【佐藤優の眼光紙背】羽毛田信吾宮内庁長官は尊皇のまこと心をもっているのだろうか? [6]
14日、<民主党の小沢一郎幹事長が、宮内庁の羽毛田信吾長官の発言を「辞表を出してから言うべき」と批判した>(12月14日産経新聞電子版)が、当然のことと思う。羽毛田氏は、選挙で選ばれた政治家ではなく、内閣によって任命された官僚だ。鈴木宗男衆議院外務委員長が<私は陛下のご了解を戴いたのにもかかわらず、その日程のやり取りを表沙汰にした羽毛田宮内庁長官は尊皇精神に欠けていると言いたい。陛下のご健康、ご体調を軽々に平場で口に出すのはいかがなものか>(12月1日付ブログ「ムネオの日記」)と述べているが、その通りと思う。
【株式日記と経済展望】外務省なんかすっ飛ばして中韓両国問題を政党が扱う事さえありえるのかも知れない。 [7]
ニュースを幾つか並べてみると、沖縄問題でアメリカに対して姿を隠していた小沢一郎が、中国や韓国に対しては自らが表に立って行動し始めた。特に天皇の国事行為に対しては自分の一存でどうにでもなるような扱いですが、中国の副主席との会見や韓国訪問などに対して民主党の幹事長に過ぎない人物が口出ししている。外国人参政権についても韓国で約束してきたそうですが、今や小沢一郎は天皇陛下や総理大臣よりも地位が上になったようだ。
だらしがないのは民主党の幹部や議員たちであり、特に鳩山総理大臣は民主党幹事長の出すぎた行為に対して何もいえないと言うのはどういうことだろうか。小沢一郎は当面は来年の選挙に専念するはずだったのが、国政の表舞台に立って仕切り始めた。小沢一郎の悪い病気が出たとも言うべきですが、権力を握ると自民党幹事長時代の小沢一郎に戻ってしまった。