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新しい社会統合機構の中核=将来の統合サイトの姿は? 2

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では、認識闘争の場⇒統合サイトはどのようなものになるか?
「超国家・超市場論15」 [1]では、質の高い認識形成サイトが認識闘争と評価共認を経て、中央集権的(ピラミッド型)のヒエラルキーの頂点に立つ、それが統合サイトであるというイメージで語られている。
この投稿は’02年5月24日の投稿であり、その時からネット世界は7年間の進展を経ている。
ネット世界の現状も踏まえて、将来の統合サイトの姿を改めて想像してみたい。
いつも応援ありがとうございます。


果たして「質の高いサイトがヒエラルキーの上位に来る」ということになるのだろうか?
追求すべきジャンルは無数にあり、その全てのジャンルに亙って一級品というサイトが(るいネットも含めて)将来的にも形成されるとは思えない。かつ現状、ほとんどのサイトは個人(一部は集団)が運営しており、そこでは集客力が評価軸となっている。そして、各サイトの評価は検索サイトとランキングサイトが誘導している。
この現状から将来の統合サイトの姿を予想すると、
①無数のサイトが運営される。これは不変。むしろ、その活力を生命源として組み込むべきだろう。そして、現在でも集客力を評価軸とする弱い評価ヒエラルキーが形成されつつある。とすると、将来の統合サイトは社会的に公認された(管理された)ランキングサイトなのではないだろうか。そこでは思想は自由であり、無数の認識が360度の視点から発信される状態は保持される。各サイトが認識闘争を繰り広げる。そして、おそらくは1軍~10軍くらいまでのランキングがなされると考えられるが、重要なのはランキングを審査する担当(板の管理者)で、それを決める際に大衆的共認が反映される仕組みを作ればよい。
つまり、ある「認識形成サイト」が巨大化してネット界全体を制覇するという発想ではなく、信頼度の高い社会公認のランキングサイト、それが将来の「統合サイト」の姿なのではないだろうか。
②もう一つ、将来の統合サイトは会議室形式か否か?
現状、巨大掲示板サイトがいくつかあるが、その最大の問題は、あまりに質が低く、従って商品価値が全くないことにある。会議室(掲示板)形式が将来の統合サイトの中心になるとは考え難い。それよりも、無数の専門サイトの上位サイト群を結集すれば、はるかに質が高いものとなる。それが人類の叡智を結集したサイトであるとも言えるだろう。
統合サイトを考える上で、中央集権的(ピラミッド型)のイメージ、会議室という議論形式という発想は根本的に間違っているのではないか。求められているのは、無数にあるサイトのどれをみたらいいのか、その導きとなるランキングサイトなのではないだろうか。
●ランキングサイトと言えば既存のランキングサイトがすぐ思いつくが、従来のランキングサイトには弱点がある。自己申告で登録されたブログしか載せていないことだ。ブログでないサイトや、ブログでも登録されていないものは載っていない。優良サイトやブログであっても、その半分以上はブログランキングに載っていないと推測される。
それに対して、『るいネット』の「ランキング お勧めサイト」 [2]は自己申告制ではなく、『るいネット』が主体的にお勧めの優良サイト・ブログを選定して載せているようである。

『注目サイト&ブログ』ページから各サイトへのアクセス数を集計し、各ブログ名の右側に表示されるように改良しました。「ここさえ見ていればネット上の主要な記事は読める」ページとして、ネット界での主要論調の把握や注目されているサイトのチェックに役立ててください。
「るいネット、注目サイト&ブログとよく読まれている記事・週間ランキングetcを改良しました」 [3]

このように、そのページからのアクセス数を表示し評価指標にしているようだ。これは既存のランキングサイトを超える、新たなランキングサイトを作ろうとする意欲的な試みではないだろうか。
当ブログで「ネットの可能性」 [4]を追求する際の参考になれば幸いです。
(本郷猛)
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