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なんでや劇場レポート②「暴走する共通項、否定的少数派」

9/23に行われたなんでや劇場 [1]~意識潮流(過去~現在~近未来)~レポート第2弾をお送りします!
レポート2ではるいネット [2]で紹介されている潮流シリーズの潮流7:暴走する社会(特権階級の暴走と下層階級の暴走) [3]を中心にレポートします。


リンク [4]↑画像はこちらからおかりしました。
応援ありがとうございます
 
○暴走する社会
潮流7:暴走する社会(特権階級の暴走と下層階級の暴走) [3]より、
>私権原理が崩壊し、社会が統合軸を失うと、歯止めを失って社会は暴走してゆく。
小沢秘書逮捕に代表される、暴走検察や官僚等による特権階級の暴走は、社会を統合する役割を担っている者が暴走する恐ろしい事態である。彼らの暴走によって、社会がさらにガタガタになってしまっている。
しかし、暴走しているのはなにも特権階級だけではない。
モンスターペアレンツ、無差別殺人、ネットウヨク、家庭絶対で女房・子供を自分の思い通りに仕立て上げようとする私権親父など至る所でみられる。
特権階級の暴走とは別の、大衆レベルで起きている暴走する構造はもっと普遍的である。
今回は「暴走」する共通項と、普遍構造を探っていきたいと思います
○暴走する共通項は?
暴走している連中をみてみると、2chにしても無差別殺人にしても官僚にしても、少数派であることがいえる。
これは、ニッチ(スキマ)の論理の裏返しの特殊な構造である。
私権意識が衰弱して私権圧力も衰弱し、私権制度・観念は残存しながらも大多数の私権意識は希薄化し私権獲得から離れていく。大多数の大衆は私権に無関心になる。
大多数の者が私権に無関心な空間では、少数の私権意識の強い連中にとっては好き放題できる。自由な空間が与えられて驕り高ぶり増長して暴走することが可能になる。
特権階級の暴走にしても、大衆による暴走にしても、皆が私権に無関心だったからこそ成立した構造である。実際、これは危険な構造にもかかわらず、大多数の人は「勝手にやれば」と危機感を持っていない。加えて、「プライバシー絶対」という共認空間が残存しており、それを良い事に少数が好き放題している土壌である。
暴走する連中は少数派であるが、単なる少数派ではなく否定的少数派であること。
暴走の一例として右翼の成立構造を押えてみる。2・26事件、‘95年以降のネットウヨクを例にみてみると、その特性は常に否定的少数派であること、及び否定の立脚点を力の原理に求める事が挙げられる。否定的少数派である点は左翼も同じだが、左翼は否定の立脚点を「みんな」(ex.平等主義)に求めている点で、若干普遍性が高い。
※かつての全共闘運動は、農業から工業への生産様式の転換にともなう要求が原動力になっていて、大多数が明確な収束軸をもって動いていた為、現代の暴走とは位相が異なるといえる。
○どうして否定的少数派が形成されるのか
主要因は仲間関係に入れなかったから。充足できる仲間(共認原理)から孤立、疎外され、非充足を強めて主流に対する否定的少数派の道を進み(常にアンチとなり)、力の原理に収束した。
否定的少数派とは否定体質とも言えるが、否定体質では仕事場面でも全く戦力にならない。
否定体質ゆえに理論や観念に興味を示したものもいるが、いいわけを美化する観念で武装したに過ぎず、何かを実現しようとする意思が欠如している。これでは何も実現できる訳が無い。
否定体質を根底から塗り替えないと使い物にならないことを自覚する必要がある。
○可能性は充足思考・共認充足
今回の衆議院選挙では暴走を続けてきた自民党が大敗を喫し、民主党が圧勝した。これは大衆の民意が反映された大衆共認の勝利ともいえる。
これまでは「選挙では変わらない」と多くの人々が不可能視をしていたが、それは自民党政権であることを大前提としていたからだ。政権交代が大きな転換点となる可能性がある。
特権階級の暴走にも、半ば諦め気味だった人々の中に、「自分達で変えられる」という思いが芽生え始めている。
否定的少数派を先に認識転換させて暴走を喰い止めるのは困難だが、大多数の人々が充足可能性に向かって共認収束して、共認圧力を形成していけば、必然的に暴走は封じられ、否定的な少数派も淘汰or転換していくのではないだろうか?
<テッツロウ>

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