
前回・前々回の「各国テレビ局に影響を与えているのは?」 [1]に続き、今回・次回の2回に渡って「各国新聞社に影響を与えているのは?」を観て行きます 😀
続きへ行く前に、いつものお願いします 
初めとなる今回はイギリス・フランス・ドイツのヨーロッパ3カ国について調べました。
<イギリス>
事例:
ピアソン → ファイナンシャル・タイムズ
アレクサンダー・レベドフ → イブニングスタンダード
事例:
『高級紙』
労働党 → スコット・トラスト社(信託) → ガーディアン
労働党 → ニューズコーポレーション → タイム
労働党 → トニー・オライリーメディアグループ →インディペンデント
保守党 → バークレイ・兄弟 → デイリー・テレグラフ
『中級氏』
保守党 → Northern and Shell Plc. → デイリーエクスプレス
保守党 → ロザメア子爵 → デイリー・メイル
『タブロイド』
左派 → シュローダー証券投信投資顧問 → デイリー・ミラー
右派 → ニューズコーポレーション → ザ・サン
・イギリスの新聞は読者の知的階層に応じた高級紙、中級紙、タブロイドの3つの階層に分かれており、他に地方紙や無料新聞が存在する。日本のような、宅配ネットワークはもたず、ニューズエージェントと呼ばれる街角の雑貨屋で買うのが一般的で、読者は毎朝律儀に購入している。
・地上波TV局と異なり、公正な報道に対する規制がない為、新聞各紙は独自の政治的見解、支持政党を持ち、各紙がどの政党を支持するかが選挙にも大きな影響を与える。
・所有関係としては、メディア王(マードックのニューズコーポレーション)の他、資産家・貴族がオーナーのケースも目立つ。
・各階層の新聞にオーナーがロスチャイルド家と関連の深い企業が存在している。
●参考●
世界のメディア<新聞編>~イギリスの新聞事情①~ [2]
世界のメディア<新聞編>~イギリスの新聞事情②~ [3]
<フランス>
事例:
サルコジ → ラガルデール・グループ → ルモンド
サルコジ → ダッソー・グループ → フィガロ
サルコジ → ボレロ・グループ → ディレクト・ソワール
マタンプリュス
・フランスの成人の新聞購読比率は、他の先進国に比べてかなり低い。
・フランスは、メディア(TV、新聞)の株主は「大企業」がほとんど。
・サルコジ政権下においては、「政治家→企業→メディア」というマスコミの共認支配構造も、TV・新聞ともに共通で、特に新聞においては、政府が第2次大戦直後から、新聞を「民主主義の要」と位置づけており、政財界との関わりが強い。
・また、最近の動向としては、2000年代前半から無料紙が台頭してきて、有料紙は赤字が膨らみ苦戦を強いられている。
●参考●
世界のメディア<新聞編>~フランスの新聞事情①最近の傾向~ [4]
世界のメディア<新聞編>~フランスの新聞事情②有力紙~ [5]
<ドイツ>
事例:
社会民主党 → Die Zeit → Die Zeit
キリスト教社会同盟党 → アクセル・スプリンガー社 → Bild
・新聞のタイトルは多いが、全国紙が少ない。政党紙が脆弱。
・高度な寡占化が進行。五大グループ(80紙)が日刊紙の総発行部数の44.3%を占め、中でもスプリンガーグループは23%(1993-97年)を占める。
・ドイツの日刊紙の総発行部数は約2,130万部(2006年)。他の欧州諸国同様、高級紙と大衆紙のタブロイド紙に分かれる。高級紙は発行部数が少ない。ドイツでは全国紙よりも地方紙を読む家庭が多いので、地方紙の需要も高い。
・発行部数は南ドイツ新聞が約44万部、フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙が約36万部、ビルト紙が約344万部である(2006年)。高級紙は部数が少ない。
●参考●
世界のメディア<新聞編>~ドイツの新聞事情~ [6]
以上のように、ヨーロッパ3カ国における圧力構造はイギリスの一部を除きほぼ同じような構造になっていて、政治的つながりは薄く新聞社と株主企業とが強く結びついている状態です。
ではヨーロッパ以外の国々ではどのような構造になっているのでしょうか?気になりますよね? 🙂
次回は日本・アメリカ・オーストラリアの3カ国の構造について追求していきます!