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アメリカ崩壊後、イスラム世界の可能性はあるのか?2.インドネシア編

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アメリカ崩壊後、イスラム世界の可能性はあるのか?1.マレーシア編 [1]に続き、イスラム教徒が一番多い国『インドネシア』の可能性を探っていきます。
インドネシアは、マレーシアと異なり、喜捨(ザカート)政策が整備されていません。
また200~300の民族からなる超多民族国家のため民族紛争が見られたり、外国資本介入により、自国内の経済格差が大きい国でもあります。
その概要と、今後の可能性について探っていきたいと思います。


1.インドネシアの概要
(一部ウィキペディアより引用)
インドネシアは日本の国土の5倍、多民族国家で人口は2億3800万人(2005年)。
民族構成は、ジャワ人、スンダ人、バタッ人など大多数がマレー系住民。
イスラム教は87%と多くいます。(プロテスタント6%、カトリック4%、ヒンドゥー教約1%、仏教約1%)
赤道をまたがり約1万8,110もの大小の島があります。
インドネシアには2層の地方政府が存在し、第一レベルの地方政府が州。
その下位に第二レベルの地方政府である県と市が置かれています。
経済はどうでしょう?
農林業ではカカオ、キャッサバ、キャベツ、ココナッツ、米、コーヒー豆、サツマイモ、大豆、タバコ、茶、天然ゴム、トウモロコシ、パイナップル、バナナ、落花生の生産量が多いです。
鉱業資源にも恵まれ、金、スズ、石炭、天然ガス、銅、ニッケルの採掘量が多い。工業では軽工業、食品工業、織物、石油精製が盛ん。コプラパーム油のほか、化学繊維、パルプ、窒素肥料などの工業が確立しています。
作物が育ちやすい気候で農業が盛んであり、また資源も豊富で工業も確立して他国企業も参入してきています。しかしながら、外国資本介入により、自国内の経済格差が大きい国でもあります。もともとインドネシアにいた人達は裕福になれたというわけではなく、大半の人は今でも貧しく基本的には部族単位の農村生活をしています。
たくさんの部族と島に分かれているため、言語も多様で民族紛争が起きているのが現状です。

2.インドネシアにおけるザカート(喜捨制度)
イスラム教徒が多いとは言え、その規範性はマレーシアのように喜捨制度が国の政策として制度化されていません。しかし昔ながらの慣習として【ゴトンロヨン】というものがあるそうです。
ゴトンロヨンとは、農村社会での自発的相互扶助のことで、イスラム教が入ってくる以前からの規範が残存しています。
<詳しくは、インドネシアのイスラム教の特徴 [2]をご参照下さい。
中東で言われる相互扶助との違いは、『労力の提供』ということです。中東は乾燥地帯で、自然外圧が高く生きていくための食料を手に入れることが容易ではありません。生存圧力が働く中、ヤギをみんなで分け合う等、相互扶助とは食べ物を分け合うことを意味します。
それに比べ、インドネシアでは1で紹介したように、自然外圧は低く食料も豊富なので、生存圧力は中東に比べ低いと思われます。
そこで言われる相互扶助とは、食べ物を分け合うことではなく家が壊れた時にみんなで手伝って復旧したり、橋を建てたりするため等に協力し合い、労力を提供するという違いがあります。
3.インドネシアの可能性
・経済破局後は、一部の富裕層を除いては、元々貧しいので影響を受けない。
・国家としての統合は、一旦崩壊するかもしれないが、食料や資源が豊富なのでえ昔ながらの部族単位で自給自足の生活を続けていくことが出来ると思われます。

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