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『金貸しによるメディア支配』5 ~各国民放TV局に影響を与えているのは?その1~

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前回『金貸しによるメディア支配』3 ~ヨーロッパのメディアの現状~ [1]『金貸しによるメディア支配』4 ~アメリカ・オーストラリア・日本のメディアの現状~ [2]、主要国(イギリス、フランス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、日本)の主要な民放テレビ局とその株主を調査しました。
その結果、欧米の企業を見ていると資本関係のほか、大物といわれる人物や元政治家が多数の企業の社外取締役に納まっているなど、力を持った上流階級のネットワークの影響が見えてきました。
そこで今回は、さらに調査を進めて、各TV局に政治的な影響はどの程度あるのか?を調査してみました。
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<イギリス>
イギリスの民放TVの政治的影響力 [3]
※イギリスの民放TV局には、最大手のITVとFIVEがあり、夫々株主を辿って行くとマードック系列のメディアコングロマリット、ベルテルスマンというドイツに本社を置くメディア企業・その創立者一家が大株主になっている。
しかし、どちらも娯楽番組の域を出ないため、そうした支配関係に、視聴者への偏向報道などに繋がる政治的な影響はほとんどないと思われる。
<オーストラリア>
民放TVの政治的影響力~オーストラリア編~ [4]
※オーストラリアのテレビ局は2局の国営放送と、チャネルセブン、チャンネルナイン、チャンネルテンの3局の民放放送による5大ネットワークが形成されている(その他に有料テレビ局もあり)。
今回の調査では、どのTV局も特定の政党を支持するなどの、政治的影響は見られなかったが、チャネルセブンのケリー・ストークスと、チャンネルナインのシティ(ロックフェラー所有)に関しては、政界との何らかのつながりがあるとも思われる。
<アメリカ>
アメリカにおけるメディアと政党との関係 [5]
※アメリカ4大ネットワーク(ABC・NBC・CBS・FOX)。そのうちABC・NBC・CBSについては、株主のほとんどが共和党員ということもあり、共和党との癒着が強いと思われ、FOXについては、民主党のスポンサーということもあり、民主党との何らかの関係があると思われる。
ただし、どの局も、より利益のある政党を選ぶ傾向にあり、関係のある政党は固定ではない。
<フランス>
フランスの民放TV局の政治的影響力 [6]
フランスのメディア支配の状況 ~フランスのメディアは、サルコジに逆らえない!!~ [7]
※フランスの民放TV局は、TF1、M6、canal+。
「M6」は、ニュース番組の放送は最小限にとどめ、ドラマや音楽番組が中心、「canal+」は映画とスポーツを専門とする有料チャンネルであるため、ニュース等で大衆へ政治的影響を与えるTV局は、仏国内では、ダントツ人気の「TF1」が中心のようです。「TF1」及び、その株主の「ブイグ」は、時の政権“サルコジ大統領”に逆らうことができない状況にあり、政治的な影響はかなりあると思われます。
<ドイツ>
ドイツの民放TVへの政治的影響力 [8]
※ドイツの民放TV局には、人気のある番組として、「RTL」「Pro7」「MTV」の3つがあります。
夫々株主を辿って行くと「RTL」が『ベルテルスマン財団(モーン一族)』、「Pro7」が『米投資ファンドKKR/Permiraのコンソーシアム』、「MTV」が『米メディア王サムナー・レッドストーン』となっています。
どの番組も、娯楽番組であり、RTL以外アメリカの株主であることから、ほとんど政治的影響を受けていないと思われます。
<日本>
田中角栄によるテレビ・新聞の系列化 [9]
※キレイに5つに系列化されている日本のテレビ局と新聞社は、世界を見ても日本だけがとっている特殊な構造をしており、この系列化を実行した田中角栄は、テレビ局・新聞社への免許交付を引替えに、自民党によるマスコミ支配を飲ませることで実現させることができました。
その関係は現在まで引き継がれています。

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