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ロスチャイルドの生き残り戦略1 ~次の寄生先である中国を強力にバックアップ~

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これまで世界最大の米国債保有国として、外貨準備高を米国債購入に投入していた中国当局の方針が変化しつつある。
この背後には、金融破綻⇒ドル基軸通貨体制の終焉の状況下で、次の覇権を握るための金貸し達の生き残り戦略が透けて見えてくる。もともと中国政府はロックフェラーと結託する形で現在までの高成長を維持してきたが、ここにきてロスチャイルドとの結びつきを強め反アメリカ・反ロックフェラー包囲網を築き始めているようだ。

本ブログでは2回に渡って、徐々に明らかになりつつあるロスチャイルド陣営の生き残り戦略についてレポートします。

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■戦略(1):米国債購入ではなく、資源・エネルギー購入を後押し
まず、中国政府の最近の動向をオルタナティブ通信より引用します。
(『中国通貨の世界通貨への道???』090401 [1])

この3月末、中国共産党政府の政治局のNo5である李長春が、密かにオーストラリアを訪問した。難航しているロスチャイルドの鉱山会社リオ・ティントの買収の調整のための、緊急の「派遣」であった(この企業の表面上の大株主にロスチャイルドは名を連ねてはいない)。
中国は多額の米ドル紙幣を持っている。その米国は、オバマの経済バラマキの相乗効果もあって、やがて財政破綻し、ドルは紙クズになる。そうなれば、当然、資産を失った中国は黙っては居ない。この中国・米国対立=戦争を避けるため、中国のドル資産を使った、金鉱山等の買収=中国保有ドルと金塊の「交換=兌換制度」を密かに形成するため、中国の金鉱山買収が、「ロスチャイルドの協力」で進められている。
やがて中国人民元が金塊との兌換制度を持ち、アジアの基軸通貨となる目算で、香港ドルも中国人民元へのペッグ制度=リンクを模索し始めている。アジア諸国の反発を考慮し、アジア統一通貨を元と呼ばない「方便」は可能性として十分存在するが、いずれにしても、「実物経済を量的に把握」した者が、新しい時代の通貨コントロール権を所有する。資源独占に限らず、中国の世界各地での鉱山買収の「大攻勢」の政治的目的は、ここにある。
ここに、やがて紙クズになる米ドルの、「最も有効な使用の仕方」がある。

この金鉱山の買収を具体的に推進したのは中国国営企業の非鉄金属大手チャイナルコ(中国アルミニウム)。
世界不況のなか、安値で推移する資源権益の確保を狙う中国政府の動きが明らかになった形であるが、同時に中国政府は将来の暴落を見越して、保有する多額の米ドル紙幣を金塊へと交換し、中国人民元がアジア基軸通貨となる目算を密かに狙っている。
そして、これに目をつけたロスチャイルド陣営が中国に「協力」して自陣営の金塊を売り渡し、中国市場での存在感を示そうという構図だ。


おそらくロスチャイルドはドル基軸通貨体制が風前の灯火であることを悟ったのであろう。新しい通貨体制は「実物経済を量的に把握」した者が最終的にその主導権を握るのだから、金塊もしくは鉱物・エネルギー資源を中国に与え、後押しすることで、アメリカへ引導を渡すことを決めたのだ。

■戦略(2):中国金融機関との提携強化

 昨今まで続き、米国GM等の自動車メーカー・ビッグスリーを倒産の窮地に追い込んで来た、原油・ガソリン高は、「表面的には」ガソリン等を製造する軽質油と呼ばれる原油の国際取引指標である米国のWTIへの「ギャンブル投機」によって引き起こされて来た。米国内では、このWTIへの「取引規制」が存在するため、この原油高で米国産業界を窮地に追い込んだ主役であるロスチャイルド系金融機関は、WTI投機への規制の無いロンドンのICE先物を駆使していた。
それは、ヨーロッパ勢による、米国潰しでもあった。
 このヨーロッパを一大拠点とするロスチャイルド銀行の株式の20%を、中国3位の中国銀行は既に取得し、その「経営に参画」しつつある。~~中国工商銀行はロスチャイルドの南アフリカにおける金塊銀行であるスタンダード銀行の株式を20%取得し、「経営に参画」しつつある。 

これまで中国金融機関はロックフェラー系(モルガン・スタンレー)との提携が主であったが、ここにきてロスチャイルド系との提携強化を強力に推進している。フランスのロスチャイルド銀行(ロスチャイルドグループのプライベート・バンキング部門)、南アフリカのスタンダード銀行がその一例である。スタンダード銀行は金塊銀行であるから、新しい通貨体制を意識した提携に間違いないだろう。

ここにも、ロスチャイルド陣営の生き残り戦略として、中国を中心とした新しい経済圏の構築とそこでの市場拡大を目指す動きを見てとることができる。ロスチャイルドは米国衰退の陰りの中、自身の生き残り戦略として次のパートナーを定めたようだ。

次回の『ロスチャイルドの生き残り戦略2』では、ロスチャイルドの更なる戦略についてレポートします。

是非、注目して下さい

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