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中国プラスワンとしてのベトナムの実情

2009年6月8日の当ブログの記事「アメリカ没落後の世界⇒日本はどうする?③~米国債は暴落するか?」 [1]の中に、今後の「日本がやるべきこと」として以下の3点が示されています。
①生産拠点を南アジアに移す。
②新エネルギーと超軍事技術の開発。
③情報戦を勝ち抜くための諜報機関の強化。
今回は、①の南アジア諸国の中で最も可能性の高そうな生産拠点として
「ベトナム」について報告します。
ベトナムは、
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1.本格化する日本企業のベトナム進出
【引用先】
月刊ベンチャー・リンク 2008年2月号より
<2008.2月号特集>本格化する日本企業の進出
中国へのリスク管理の一環でベトナムへの投資がブームに
http://vl-fcbiz.jp/article/ac071/a000356.html [4]
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ベトナムへ進出する日本企業が急増しています。これまでの主だった進出企業は、およそ800社。07年は11月末の時点で144の案件が認可された。ベトナムで日本企業が成功するキーワードは、「輸出加工業」「工業団地に進出」「日本資本100%」の3つ。
2.中国プラスワンとは?
日本企業の中国への進出が一段落したうえ、政治動向によって経済政策が急変する可能性のある中国へのリスク管理の一環として、他国にもう1つ工場を確保する動きのこと。顕著になってきており、その“プラスワン”の進出先として有力なのがベトナムです。
3.中国プラスワンのメリット・デメリット
【引用先】
2009年05月07日 チャイナ・プラス・ワンの幻想
http://blog.explore.ne.jp/kitsu/22083.php [6]
池部氏によると、中国に進出した日系企業が生産拠点移転を検討する要因は以下の通り。
・人民元高と人件費上昇
・朝令暮改的な制度改変リスク
・感染症、台風、大雪、地震など
・巨大化する生産拠点の分散化
東南アジアで候補となる国は、人件費、発展性、社会情勢、治安で消していくと、消去法で残るのはベトナムだそうです。
ベトナムは、低廉な人件費、親日的な国民性、中国とASEANの中間にある地理的優位性が魅力として挙げられましたが、話はそう簡単ではないそうです・・。
ベトナムは1990年代前半のドイモイ政策によって市場開放が図られ、アジア最後のフロンティアという掛け声のもと、多くの日本企業による「バスに乗り遅れるな」心理からベトナム投資ブームが沸き起こりましたが、1990年代後半になるとアジア通貨危機の影響もあり、劣悪事業環境の実態が露呈してきます。
ベトナムが抱える問題点としては、外資と国際協力の資本投入に慣れ過ぎて民間セクター企業家が育っていない、ベトナムの貿易赤字108億ドルのうち対中赤字は7割強の87億ドルを占め、ベトナムが原油・野菜・水産物などの一次産品を中国へ輸出、中国からガソリン・鉄鋼・機械などの工業製品を輸入に頼る典型的な垂直貿易構造、ベトナムの電力不足により北部6省は中国の電力供給に依存、といった問題点が指摘されました。
既にベトナムへ進出している日系企業も、原材料・部品の現地調達の難しさ、従業員の賃金上昇、インフラの未整備といった問題点を指摘しています。ハノイとホーチミンの工業団地使用権料、事務所賃料、40フィートコンテナ輸送費も、深セン、広州と比して割高なので、人件費以外のコストをトータルで判断すると、生産拠点を中国からベトナムへ移転することによって、逆にコストが高くなってしまうケースが多いそうです。
従って、現実的なチャイナ・プラス・ワンは中国内であっても構わない、物流利便性で見ると広東省隣接省である広西チワン族自治区、湖南省、江西省への生産拠点の外延化が進んでいくだろう、とのことでした。
それでも敢えてベトナムへ進出する理由があるとすれば、センチメントな理由になる、つまり、ベトナム人の親日的な国民性が好き、日本人としてベトナムの経済発展とインフラ整備に貢献したい、中国に迫害されてきた歴史を持つベトナムを助けたい、などなど。ベトナムへ一度旅行すれば分かりますが、どの街でも人々が親切で穏やかで、都会に住んでいても心がスレルことなく、皆が礼儀正しく、アオザイを来た美しい女性とのどかな田園風景に心癒され、日本人が高度成長で失ってしまったものをベトナム人は持っているような気がします。私もまたベトナムを旅して、ベトナムのいまの現状をこの目で確かめたくなりました・・。
4.感想 (ベトナムの実情を調べてみて)
ベトナム旅行に行った友人に聞くところによると、ベトナム人は、親日的で温和な性格。日本人と似ている所が多いと言っていました。似たところもあれば、異なるところも多々ありそうです。文化や人脈の違いを十分理解し合って付き合っていきたいと思います
また、「日本人が高度成長で失ってしまったものをベトナム人は持っているような気がします。」という事例がありましたが、
従来の市場原理に則った経済成長第一では、中国プラスワンとして上手く行かなさそう… 他の手段・方向性がありそうな気がします。
ベトナムと日本が共存共栄するために、日本ができることって何でしょう?
継続して調べてみたいです 🙂
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